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2016年09月01日

グループ構成

今はこの本を読んでいます。

週イチでできる!アクティブ・ラーニングの始め方 [ 西川純 ]

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アクティブ・ラーニングにおけるグループ構成は、どうすればいいのでしょう。
他者との関わりが何よりも大切なアクティブ・ラーニングですから、グループ構成についても考えるところがあります。
どのグループも一様に、充実した活動ができるように…、考えれば考えるほど難しい問題です。

しかし、この時間は全く必要ありません。
なぜなら、教師側で決める必要がないからです。
グループ構成も、子どもたちで決めさせてしまいましょう。

今までよくしてきたのは、グループの中にリーダーシップのある子を配置して、グループ間の格差がなくなるように構成するという手法ですよね。
確かに、ある程度の成果は見られるのかもしれません。
しかし、自発的に活動しようと子どもを仕向けるのが、アクティブ・ラーニングだったはずです。
そのためには、お互いの間に発言しやすい関係がなければいけません。
いくら能力的に優秀な子がグループの中に配置されたとしても、関係が築けていない者同士を無理に組み合わせると、関係づくりからスタートすることになります。
時にはそういうところから始める活動も必要かもしれませんが、やはりお互いに言いたいことが言えるグループで活動するのがいいはずです。

では、勉強が得意な子ばかりが集まって課題を先々進める一方で、苦手な子たちのグループでは停滞している。
これでいいのか?と教師としては感じます。

でも、いいんです!

教師がクラスの中で、「誰一人見捨てない!」という語りが浸透していれば、大丈夫です。
早いグループは、困っているグループに声をかけにいくかもしれません。
遅いグループが、助けを呼ぶかもしれません。
そうやって、クラスの中が流動的に動く授業がアクティブ・ラーニングだと、私は考えています。

では、私たち教師の役割は何でしょう?
昨日も書きましたが、「きっかけ作り」です。
「○○ってことを調べているんだね!」と発すれば、興味のある子が見に行きます。
「○○で困っているんだね。」と発すれば、解決法を知っている子が教えに行きます。
私たちが直接指導するのではなく、子どもと子どもをつなぐ役割を全うしましょう。
そうすれば、その授業は、今までにない活気にあふれた授業になるはずです。



「やってみよう!」と、心が動いたあなた!
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