2020年11月24日
プリンス社報 1963年4月号
どうもです。
そろそろ今年も年末が近づいて来たようです。
恒例のおせちのコマーシャルがテレビやラジオで流れ始めましたからね。
しかし、毎年あのコマーシャルをラジオで聞くと「三段重」が「散弾銃」と勝手に脳内変換されます。
・・・さて、不定期にプリンス社報を紹介するこのシリーズですが、今回は1963年4月号で通算126号目となります。
早速表紙から
車とは特に関係のない写真
表紙裏と1ページ目
ニュージーランドからのたより、という記事でスカイウェイの後ろから手を振っているのは有名なスターリング・モスです。
詳しくは割愛しますが当時の著名なレーシングドライバーの一人。
そして1ページ目にはヘッドライトが4灯になったクリッパー(T631-3)が紹介されています。
お次は少し飛んで業界ニュースのページ
以前このブログでも記事にした三菱のジュピタージュニアとトヨペットダイナのことが書かれています。
隣のページには1963年2月の生産実績がありますが、プリンスは合計3,600台ほどの生産数です。
トヨタや日産に比べてもかなり少ないのがはっきりわかりますね。
日産の普通乗用車の197台というのは発売直後のセドリックスペシャルだと思われます。
今では考えられませんが、この頃はまだトヨタと日産の生産台数は拮抗してますが、その後は徐々に差が広がり今はご存じの通りまるっきり差が開いてしまいました・・・
ほかにもこの表をじっくり見てみると、あれだけ売れたと思われているスバルは東洋工業よりも生産数は少ないのが結構意外に思いますし、その他の部分も見ているといろいろ想像できて興味が尽きません。
こちらはページの下半分の記事に注目
S40Dグロリアを皇太子殿下にお買い上げいただいたという事が載っていますが、エアコンやオートグリスターといったオプション以外にもシート生地などが特別仕様だったことが分かります。
この後もグロリアシリーズは随時宮内庁へ納入されることになります。
このページは海外事情を紹介してます。
今回は中東でのプリンスの状況について書かれていますね。
次の記事は海外の自動車雑誌の取材を受けたという話。
この時はプリンスの他にトヨタも取材を受けたようです。
社内ニュースはLPGキットの発売についてと海外でのプリンス車の活躍や販売についての話題
ここではLPGキットについての記事が興味を引きます。
ここではボンベを交換するタイプが写真掲載されていますが、ほかにも今は主流の定置式(要するにガソリン車と同じように車両にタンクが搭載されている方式)も用意されているそうです。
写真をみると、スカイラインのトランクには30キロボンベが2本搭載されててセンターにスペアタイヤが立てて載せられていますが、これだと全くトランクが使い物にならないですね。
そして最後は裏表紙
いすゞベレルの紹介です。
この時代はグロリアのライバルとしてクラウン、セドリックと共に存在していました。
しかし、残念ながら性能も販売台数もグロリアや他のライバルには太刀打ちできなかった悲運の車です。
今ではごく少数が生き残っているにすぎませんが、いすゞプラザには綺麗な状態に維持されたベレルが展示されていますので、コロナが収束したら見に行きたいと思っている次第です。
今回はこれにて
そろそろ今年も年末が近づいて来たようです。
恒例のおせちのコマーシャルがテレビやラジオで流れ始めましたからね。
しかし、毎年あのコマーシャルをラジオで聞くと「三段重」が「散弾銃」と勝手に脳内変換されます。
・・・さて、不定期にプリンス社報を紹介するこのシリーズですが、今回は1963年4月号で通算126号目となります。
早速表紙から
車とは特に関係のない写真
表紙裏と1ページ目
ニュージーランドからのたより、という記事でスカイウェイの後ろから手を振っているのは有名なスターリング・モスです。
詳しくは割愛しますが当時の著名なレーシングドライバーの一人。
そして1ページ目にはヘッドライトが4灯になったクリッパー(T631-3)が紹介されています。
お次は少し飛んで業界ニュースのページ
以前このブログでも記事にした三菱のジュピタージュニアとトヨペットダイナのことが書かれています。
隣のページには1963年2月の生産実績がありますが、プリンスは合計3,600台ほどの生産数です。
トヨタや日産に比べてもかなり少ないのがはっきりわかりますね。
日産の普通乗用車の197台というのは発売直後のセドリックスペシャルだと思われます。
今では考えられませんが、この頃はまだトヨタと日産の生産台数は拮抗してますが、その後は徐々に差が広がり今はご存じの通りまるっきり差が開いてしまいました・・・
ほかにもこの表をじっくり見てみると、あれだけ売れたと思われているスバルは東洋工業よりも生産数は少ないのが結構意外に思いますし、その他の部分も見ているといろいろ想像できて興味が尽きません。
こちらはページの下半分の記事に注目
S40Dグロリアを皇太子殿下にお買い上げいただいたという事が載っていますが、エアコンやオートグリスターといったオプション以外にもシート生地などが特別仕様だったことが分かります。
この後もグロリアシリーズは随時宮内庁へ納入されることになります。
このページは海外事情を紹介してます。
今回は中東でのプリンスの状況について書かれていますね。
次の記事は海外の自動車雑誌の取材を受けたという話。
この時はプリンスの他にトヨタも取材を受けたようです。
社内ニュースはLPGキットの発売についてと海外でのプリンス車の活躍や販売についての話題
ここではLPGキットについての記事が興味を引きます。
ここではボンベを交換するタイプが写真掲載されていますが、ほかにも今は主流の定置式(要するにガソリン車と同じように車両にタンクが搭載されている方式)も用意されているそうです。
写真をみると、スカイラインのトランクには30キロボンベが2本搭載されててセンターにスペアタイヤが立てて載せられていますが、これだと全くトランクが使い物にならないですね。
そして最後は裏表紙
いすゞベレルの紹介です。
この時代はグロリアのライバルとしてクラウン、セドリックと共に存在していました。
しかし、残念ながら性能も販売台数もグロリアや他のライバルには太刀打ちできなかった悲運の車です。
今ではごく少数が生き残っているにすぎませんが、いすゞプラザには綺麗な状態に維持されたベレルが展示されていますので、コロナが収束したら見に行きたいと思っている次第です。
今回はこれにて
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おはようございます。
そろそろ「さま」ではなく「さん」で良いでしょうか(笑)
プリンスの社内報は今となっては貴重な記事も多く、なかなか見る機会もないと思いますので、全ページはさすがに無理ですが自分が興味のある部分だけでもと思い、実際に読めるサイズでアップしています。
まあ、そのせいで重いかもしれませんが・・・
普通ブログ等にアップする際はここまで大きなサイズで載せないことがほとんどですが、ほかの方々にはそれぞれ事情があると思いますのでコメントは控えます。
私の場合もいつまで続けられるかわかりませんが、手元にあるものは今後も出来るだけ読めるサイズでアップしたいと思っていますので、今後も不定期ですが続けていきたいと思います。
プリンス社報とても貴重な資料ですね。現存数もかなり少ない物と思います。
嬉しいのはちゃんと拡大できるのできっちりと読めることです。よく当時物のカタログや資料を掲載しているサイトでも全く文章が読めなくてガッカリすることが多いのですがありがとうございます。
自社の動向のみならず他社の製品まで紹介しているあたりユニークな社報ですね。
高級車メーカーの余裕⁉でしょうか。最後のページのいすゞべレルですが私も実車を見たことがありませんが今の会社に入ってすぐの30数年前、かつてタクシーに乗務していた人がいてべレルのディーゼル車は騒音と振動がひどく人気がないので2人で1台のところ1人1台だったとか、客待ちしていると「べレルうるさいからあっちいって!」と言われたとか聞いたことがあります。