2019年10月06日
シャドウバース「森羅咆哮」レビュー がっかりカードワースト10
注目カードレビューと同時に出しかったのですが若干忙しくてズルズルと遅くなりました。
新環境開始されて10日ほど経ちますが、みなさん楽しんでおられますでしょうか。
・特に記述がない限りは「ローテーション」環境を前提としております。
・「がっかり」カードなので弱いと思うカードとは若干異なります。
・画像の著作権はすべてCygamesに帰属します。
ロンリネスゴースト:ラストワード 自リーダーは「相手のターン終了時ゴースト2体を出しこの能力を失う」を持つ。
取り憑く悪霊:ファンファーレ エンハンス6 +2/+2、必殺を持つ。自分の他フォロワー1体に必殺付与。
ソウルスナッチャー:ファンファーレ ネクロマンス3 ゾンビ1を出す。
ネクロから3枚。効果も弱ければ今回追加の「自然」軸でもないのがつらい。【ロンリネスゴースト】は【冥守の頂点・アイシャ】の起動に使えないこともないが【死の夢の少女】のほうが有用だろう。【ソウルスナッチャー】はネクロマンス使用量が昔に比べれば控えめになっているが、さりとて採用したいほどの効果でもない。先日行われた「ジェムオブフォーチュン」レギュレーションのグランプリでは活躍できるかもしれない。【取り憑く悪霊】はエルフの【猛毒の姫・リコリス】に近い効果であちらはなかなかの盤面掌握力があるのだが、あちらは4PPでこちらは6PP。突進でもついていれば話は違ったかもしれない。
3枚ともこれから【森羅咆哮】がローテ落ちするまで15ヶ月のあいだ2pickとOpen6以外で見かけることはほぼないだろう。
美食の伝道者:ファンファーレ 自分の他のフォロワー1体を+1/+1。手札に自然カードがある場合+2/+2。
スウィートディテクティブ:ファンファーレ 探偵の調査1枚を手札に加える
探偵の調査:2コストスペル。1ドロー。エンハンス6の場合3ドロー。
ニュートラルより2枚。どちらもそれだけ?と言いたくなる効果。中型フォロワーには盤面コントロール力が求められることが多く、+2/+2は有利に働くこともあるが、進化権が飛び交う時間帯に他フォロワーが残っている状況がまれである。探偵はインフレ進むこのご時世に目を疑うテキスト。2/1/3がそもそもあまり採用したくないスペックであり、獲得できる【探偵の調査】もランクマッチではついぞ見たことがないレベルのカードである。ニュートラルはパワー低めに設定してあるのかもしれないが、こういう限定構築ですら見向きもされないカードたちを追加する意義とは一体なんだろうか……。初心者にテンポロスの痛みを教えるという意義はあるかもしれない。
ファンファーレ 自リーダーを1回復。自分の場にアミュレットがある場合3回復。
基本的に回復するだけのカードは【エイラの祈祷】のようなシナジーがない限りあまり採用されない。アミュ参照ではあるが自然カードでなくナテラのカウントも進まない点がマイナス。ただ自然ドラゴンはナテラの大樹をプレイする分じりじりとテンポロスしていく恐れがあり、アグロに弱いことが懸念される。自然疾走ビショップ等が台頭して環境速度が上がるなら検討価値はあるかもしれない。
ファンファーレ 土の秘術 突進を持ち、ジャンクゴーレム(0/2守護)1体を出す。
ファンファーレ エンハンス7 +4/+4。
土の秘術デッキは基本的にバーン系になりがちなので、土の印は消費するからにはリーダーにダメージを与えて欲しいところである。突進付与と0/2守護に消費するのはコストパフォーマンスが悪すぎる。ただウィッチは低コスト守護がほぼないので、後攻4T目に【ハンマーソーサラー・ジオス】の進化に添えておくという使い方が考えられる。ジオス軸で組むなら低コストスペルを入れたくないので土とも相性がよく、一考の価値はあるかもしれない。また、疾走の多い今環境では0/2守護がアグロ対決をギリギリで制することもあるかもしれない。
自フォロワーかアミュレット1つを手札に戻す。相手フォロワー1体に3ダメ。
弱カードレビューではなく、がっかりカードレビューです。何ががっかりかというと、ひとえに【豪風のリノセウス】が強くなりすぎるのでは?という点。アンリミテッドでの猛威は周知である。強化するにしてももう少しコストの大きいバウンスカードが追加されると思っていた。ここまで凶悪な相方を戻してしまってはリーサルターンが7〜8Tになる超高速環境が訪れるかもしれない。
守護 ファンファーレ 自リーダーは「自ターン終了時、
6、9、12ターン目なら、自リーダーを2回復。
7、10、13ターン目なら、自フォロワーすべてを+1/+0。
8、11、14ターン目なら、相手リーダーに4ダメ」を持つ。重複しない。
リーダー付与効果は長くゲームを続けるほど恩恵を得られるものだが、前述のように超高速環境が予想される中、この効果は即効性が低すぎるように思う。せめてリーダー4ダメが9T目にくるなら【ラグナアウェイク】とのコンボが期待できたのだが、11T目では少々遅い。ただ2位とはしたが効果自体はなかなかおもしろく、守護も有用なので環境が遅くなるか、今後相性のいいカードが追加されると化ける可能性は高い。
ファンファーレ スペブが5回以下なら1枚、6〜11回なら異なる2枚、12回以上なら異なる3枚、
カシオペア、ジライヤ、アドラメレク、魔将軍・ヘクター、
昏き底より出でる者、ダークジャンヌ、断罪者・シルヴィアの中からランダムで手札に加える。
今回のパルプンテ枠。前回のがっかり1位は【再編の女神・ウルズ】にした記憶があるが、やはりランダム性が高いカードは使えない。【ベビーエルフ・メイ】のように「対象」がランダムなものや【真実の宣告】【至高神・ゼウス】のように期待値を高めに持っていけるものは使えるが、このカードは「効果」がランダムで期待値も3/7が上限なのがつらいところ。せめて1枚はチョイスできるか、最大スペブ条件がもう少し軽いか、コストが下がったりするなら十分採用範囲だったと思うのだが、残念ながら現状ではYouTuber用のおもちゃだろう。おもしろコンボ動画が上がることを期待したい。
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新環境開始されて10日ほど経ちますが、みなさん楽しんでおられますでしょうか。
・特に記述がない限りは「ローテーション」環境を前提としております。
・「がっかり」カードなので弱いと思うカードとは若干異なります。
・画像の著作権はすべてCygamesに帰属します。
森羅咆哮 がっかりカードワースト10
10,9,8位【ロンリネスゴースト】【取り憑く悪霊】【ソウルスナッチャー】
ロンリネスゴースト:ラストワード 自リーダーは「相手のターン終了時ゴースト2体を出しこの能力を失う」を持つ。
取り憑く悪霊:ファンファーレ エンハンス6 +2/+2、必殺を持つ。自分の他フォロワー1体に必殺付与。
ソウルスナッチャー:ファンファーレ ネクロマンス3 ゾンビ1を出す。
ネクロから3枚。効果も弱ければ今回追加の「自然」軸でもないのがつらい。【ロンリネスゴースト】は【冥守の頂点・アイシャ】の起動に使えないこともないが【死の夢の少女】のほうが有用だろう。【ソウルスナッチャー】はネクロマンス使用量が昔に比べれば控えめになっているが、さりとて採用したいほどの効果でもない。先日行われた「ジェムオブフォーチュン」レギュレーションのグランプリでは活躍できるかもしれない。【取り憑く悪霊】はエルフの【猛毒の姫・リコリス】に近い効果であちらはなかなかの盤面掌握力があるのだが、あちらは4PPでこちらは6PP。突進でもついていれば話は違ったかもしれない。
3枚ともこれから【森羅咆哮】がローテ落ちするまで15ヶ月のあいだ2pickとOpen6以外で見かけることはほぼないだろう。
7,6位【美食の伝道者】【スウィートディテクティブ】
美食の伝道者:ファンファーレ 自分の他のフォロワー1体を+1/+1。手札に自然カードがある場合+2/+2。
スウィートディテクティブ:ファンファーレ 探偵の調査1枚を手札に加える
探偵の調査:2コストスペル。1ドロー。エンハンス6の場合3ドロー。
ニュートラルより2枚。どちらもそれだけ?と言いたくなる効果。中型フォロワーには盤面コントロール力が求められることが多く、+2/+2は有利に働くこともあるが、進化権が飛び交う時間帯に他フォロワーが残っている状況がまれである。探偵はインフレ進むこのご時世に目を疑うテキスト。2/1/3がそもそもあまり採用したくないスペックであり、獲得できる【探偵の調査】もランクマッチではついぞ見たことがないレベルのカードである。ニュートラルはパワー低めに設定してあるのかもしれないが、こういう限定構築ですら見向きもされないカードたちを追加する意義とは一体なんだろうか……。初心者にテンポロスの痛みを教えるという意義はあるかもしれない。
5位【ドラゴンシェフ】
ファンファーレ 自リーダーを1回復。自分の場にアミュレットがある場合3回復。
基本的に回復するだけのカードは【エイラの祈祷】のようなシナジーがない限りあまり採用されない。アミュ参照ではあるが自然カードでなくナテラのカウントも進まない点がマイナス。ただ自然ドラゴンはナテラの大樹をプレイする分じりじりとテンポロスしていく恐れがあり、アグロに弱いことが懸念される。自然疾走ビショップ等が台頭して環境速度が上がるなら検討価値はあるかもしれない。
4位【豪腕のゴーレム】
ファンファーレ 土の秘術 突進を持ち、ジャンクゴーレム(0/2守護)1体を出す。
ファンファーレ エンハンス7 +4/+4。
土の秘術デッキは基本的にバーン系になりがちなので、土の印は消費するからにはリーダーにダメージを与えて欲しいところである。突進付与と0/2守護に消費するのはコストパフォーマンスが悪すぎる。ただウィッチは低コスト守護がほぼないので、後攻4T目に【ハンマーソーサラー・ジオス】の進化に添えておくという使い方が考えられる。ジオス軸で組むなら低コストスペルを入れたくないので土とも相性がよく、一考の価値はあるかもしれない。また、疾走の多い今環境では0/2守護がアグロ対決をギリギリで制することもあるかもしれない。
3位【対空射撃】
自フォロワーかアミュレット1つを手札に戻す。相手フォロワー1体に3ダメ。
弱カードレビューではなく、がっかりカードレビューです。何ががっかりかというと、ひとえに【豪風のリノセウス】が強くなりすぎるのでは?という点。アンリミテッドでの猛威は周知である。強化するにしてももう少しコストの大きいバウンスカードが追加されると思っていた。ここまで凶悪な相方を戻してしまってはリーサルターンが7〜8Tになる超高速環境が訪れるかもしれない。
2位【シヴァ】
守護 ファンファーレ 自リーダーは「自ターン終了時、
6、9、12ターン目なら、自リーダーを2回復。
7、10、13ターン目なら、自フォロワーすべてを+1/+0。
8、11、14ターン目なら、相手リーダーに4ダメ」を持つ。重複しない。
リーダー付与効果は長くゲームを続けるほど恩恵を得られるものだが、前述のように超高速環境が予想される中、この効果は即効性が低すぎるように思う。せめてリーダー4ダメが9T目にくるなら【ラグナアウェイク】とのコンボが期待できたのだが、11T目では少々遅い。ただ2位とはしたが効果自体はなかなかおもしろく、守護も有用なので環境が遅くなるか、今後相性のいいカードが追加されると化ける可能性は高い。
1位【魔神の使役者】
ファンファーレ スペブが5回以下なら1枚、6〜11回なら異なる2枚、12回以上なら異なる3枚、
カシオペア、ジライヤ、アドラメレク、魔将軍・ヘクター、
昏き底より出でる者、ダークジャンヌ、断罪者・シルヴィアの中からランダムで手札に加える。
今回のパルプンテ枠。前回のがっかり1位は【再編の女神・ウルズ】にした記憶があるが、やはりランダム性が高いカードは使えない。【ベビーエルフ・メイ】のように「対象」がランダムなものや【真実の宣告】【至高神・ゼウス】のように期待値を高めに持っていけるものは使えるが、このカードは「効果」がランダムで期待値も3/7が上限なのがつらいところ。せめて1枚はチョイスできるか、最大スペブ条件がもう少し軽いか、コストが下がったりするなら十分採用範囲だったと思うのだが、残念ながら現状ではYouTuber用のおもちゃだろう。おもしろコンボ動画が上がることを期待したい。
総評
今回の「自然」ギミックのカードについては単体で評価するのが難しく、結果として自然と関係ないカードを選ぶことになりました。この10日で環境がある程度固まり、シヴァなどは意外に高い評価をされているようにも思いますが、一応リリース前評価というコンセプトでやっておりますので2位に残しました。他にドラゴンシェフなんかもまれに見かけるので、今回はどうしようもないカードがかなり少ないパックなのではないでしょうか。使いでのあるカードが多く、構築に幅が出るという意味では楽しい環境が期待できるかもしれません。Tweet
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