2018年05月24日
忖度
連日、日大のアメフトの話で恐縮ですが
監督とコーチの記者会見を見ました。
心理の仕事をしている人間として
気になるところがあるので
少々、所感をまとめます。
[内田監督]
あの開き直りは何でしょう。
罪悪感を微塵も感じません。
口調や表情から感じるのは
平気で人を切ったり、嘘をつく人だと思います。
正確には本人の中では記憶のすり替えが
おこなわれていて
今では嘘をついている自覚もないかもしれません。
監督を辞めても俺には後ろ盾があるという
変なプライドというか安心感というか
なんとも薄気味悪い感覚が見えます。
本来、もう少しあたたかみのある
違った人ではなかったかという
感じを残しています。
大きな組織や利権の中で変わっていったのかもしれないなと
感じました。
一見、男気のある言動もするようですが
根底ではもっと違うことを考えていそうです。
[コーチ]
ひたすら何かに遠慮しているような
困っている感じが終止しました。
ひとつは学生への罪悪感
それも関学ではなく日大への
学生たちに対して
記者会見で「嘘」を言わなくていけない
罪悪感でしょうか?
もしかしたら反則をおかしてしまった選手への気持ちも
あるかもしれません。
それが大きく見えます。
また、非常に何かに気を使っています。
想像するに内田監督への忖度でしょう。
言いたくても言えない
自分の弁解もしなくてはいけない
苦しい部分
自分の弱さが顔に出ていました。
苦しそうでしたね。
このことから
構図的には内田監督が問題の根源なのだろうと
強く想像ができます。
コーチに具体的に指示はなく
もしかしたら忖度のみで
コーチが動いてしまい
監督は「俺は言っていないぜ」としらばっくれて
コーチは自分でよかれと思って
動いて自滅している構図なのかもしれません。
コーチもかわいそうですが
選手側に立って監督と戦えなかった
その弱さは問題でしょう。
20歳の学生は自分の非だと言って
監督やコーチのせいにすることなく
真摯な態度でいたのに対し
監督、コーチがこんな感じだと
いったいなんなんだろうと思います。
最近、人を指導する立場の人間のレベルの低さを
感じてしまい
これだから人間は成長も進化もしないと
思っている今日このごろです。
大学の対応もひどいもので
生徒を守るどころか生徒のせいにしていると感じる
ところが多々あります。
大人はみんな自分、自分です。
政治家にも似ているようにも思います。
責められると体調を悪くして入院してしまうとこも
まるで政治家です。
保身に走る人が悪いというより
人はみな保身に走ります。
それが人間です。
でもここは大学です、それもスポーツの世界
ここで学生を守れなくて
どうするの
と思ってしまいます。
大学は何を教えるところなのか?
ちなみに社会に出てしまうと
まあまあこんなことは
裏でも表でもよくあります。
私は会社員時代に
別部署に何か用があり部署のエリアにいたら
会社のトップが書類を持って
「これ誰がやったんだ」と
怒ってやってきた現場に遭遇したことがあります。
やばい空気になったとき
その部署の部長がぱっと立って
間に入り
「私の指示です」と言うのかと思いきや
ある社員を指差して
「こいつがやりました」と
言いました。
私は
思わず
「えー」
とその場で立ち尽くしたことがあります。
人
おそろしい
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