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2024年09月27日
ダブルにして結束強度を安定化!『ダブルハングマンズノット』の結び方
ダブルハングマンズノットは金具との接触部分を“ダブル(2重)”にして、結束強度を安定化させたハングマンズノットのダブルラインバージョンです。
ボトムを探る釣りや根掛かりしやすい場所で細いラインを使う時などに有効です。
『ダブルハングマンズノット』とは?
ダブルハングマンズノットは名前の通り、ハングマンズノットの金具との接触部分を“ダブル”にしたノットです。
ダブルにすることで結束強度が安定化しています。
ボトムを探りルアーや仕掛けが岩や石に当たる釣りや、根掛かりしやすい場所で細いラインを使う時など、結び目が傷つきやすいような状況で活躍します。
それ以外にも、幅広い釣りで使えるノットです。
『ダブルハングマンズノット』の結び方
ダブルハングマンズノットの結び方を、画像を交えながら解説していきます。
手順@
アイにラインを2回通し、ループを作ります。
手順A
ハングマンズノットと同様に、ラインの先端でループを作り、本線に4〜5回ほど巻き付ける。
手順B
巻き付けたら、ライン先端を最初に作ったループに通す。
手順C
次に2個目に作ったループに、ライン先端を通します。
手順D
ラインがよれないように、本線と端線をゆっくり締め込む。
手順E
しっかり締め込んで、最期に余分なラインをカットして完成。
結ぶ際のコツ
2個目のループを作ったときに、交差部分を指で押さえると結びやすいです。
ダブル〇〇ノットなどと同様に、ダブルにした部分が重ならないように結束しましょう。
重なってしまうと、十分な強度がダウンしてしまいます。
簡単!強力!
金具との接触部分をダブルにした『ダブルハングマンズノット』。
結束強度も高く、幅広い釣りに使えるノットです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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2024年09月24日
釣り初心者必見!PEラインのメリットやデメリット、選び方を解説!
自分と魚を繋ぐ大切なアイテム“ライン”。
ルアーゲームでも以前は、ナイロンやフロロなどのモノフィラメント系ラインが主流でした。
しかし、2000年頃から「PEライン」が登場し、現在ではソルトルアーゲームの定番ラインになっています。
今回は、そんなPEラインの特性やメリット・デメリット、選び方を紹介します。
PEラインとは?
現在市販されているラインは、素材や構造が異なる4タイプがあります。
ナイロンはポリアミド、フロロカーボンはポリフッ化ビニリデン、エステルはポリエステルを素材を用いたモノフィラメント(単一繊維)ラインです。
PEラインは高分子量ポリエチレン素材で、PEはポリエチレンの略称です。
PEの極細の原糸を複数本編み込んだり、束ねて1本にしたものがPEラインになります。
PEラインのメリット
PEラインは、他の3タイプと比べると大きなメリットが3つあります。
PEラインのメリットを見てみましょう。
●細くて飛ばせる
PEラインは同号数のナイロンライン・フロロラインよりも、細くて強いのが大きな特徴です。
その細さは飛距離アップに直結します。
さらには、水の抵抗を受けにくくなり、水深のあるエリアや流れの速いエリアでも狙いやすいです。
●伸びが少ない
PEラインは、引っ張った際の伸び率が低く、伸度は3〜5%程度。
ナイロンは20〜30%程度、フロロは15〜25%程度なので、いかにPEラインが伸びないのかがわかりますね。
低伸度=高感度で、水中の情報を得やすく、アタリが明確にキャッチでき、ルアーや仕掛けの動きも伝わります。
また、伸びが少ないのでフッキング時には力をしっかり伝えることもできます。
●抜群の直線強度
PEラインは細い糸が編み込まれて作られているラインなので、直線強度(引っ張り強度)が高いラインです。
簡単に言うと、単純に魚と引っ張り合いをしたときに、PEラインは圧倒的に強い糸と言えます。
メーカーやアイテムにもよりますが、ナイロン・フロロの同じ号数と比べると、3倍以上の直線強度を発揮します。
PEラインのデメリット
PEラインのメリットをみたので、今度はデメリットについてです。
▼根ズレに弱い
PEラインは細い原糸を撚り(より)合わせて作られているので、スレ(摩擦)に対して極端に弱く、岩など硬い物にスレると傷つきやすい・切れやすいという特徴があります。
傷に気付かずに釣りをしていると、キャスト時やフッキング時など強い衝撃が加わった際に、ラインブレイクが発生するので要注意。
対策としては、ナイロン・フロロラインをリーダーとしてPEラインの先端に結束することで、根ズレによるラインブレイクを回避しやすくなります。
▼結束強度が低い
PEラインは素材の特性上、他のラインと比べると糸の表面が滑りやすいので、力が加わった際に結び目がほどける(すっぽ抜け)が起こります。
根ズレ対策同様、ナイロンまたはフロロラインをリーダーとして結束することで、ライントラブルを減らすことが可能です。
ラインとラインを結ぶ際は、結束力が強い「FGノット」などの摩擦系ノットがオススメです。
▼価格が高い
PEラインはナイロン・フロロと比べると、お値段が張ります。
ただ、吸水や紫外線による劣化などは少なく、比較的長持ちするという利点もあります。
PEラインの選び方
PEラインに限らずどのライン選びでも重要なのが、ターゲットに合わせた強度(号数)。
それを踏まえた上で、釣り方や価格を考慮して、ラインの質感や編み数を選ぶことになります。
PEライン選びのポイントはざっくり4つ。
@太さ(号数)
ターゲットに合わせた強度を選ぶのが基本。
ターゲットに合わせて強度(太さ・号数)を選び、ラインの強度に合わせたタックルをセッティングします。
例えば、ライトゲームだと0.4号以下、シーバスだったら1号前後が目安です。
PEライン0.8〜1.2号に適合するスピニングタックルがあれば、シーバスゲームやサーフゲーム、ライトショアジギングなどが楽しめます。
A編み方(編み数)
PEラインは原糸の本数(編み数)によって特性が変わり、4本編み・8本編み・12本編みがあります。
覚えておきたいのは、ラインには号数に対して太さの規定があります。
なので、同号数なら編み数が少ないほど原糸1本が太く、耐摩耗性が上がること。でも号数が上がるほど表面が凸凹になり、張りも出やすいです。
逆に編み数が多いと原糸1本が細くなり、表面が滑らかでしなやかになります。低伸度化され、直線強度も上がります。
例えば、0.4号以下を使うライトゲームなら4本編み、シーバスゲームなら感度・操作性・飛距離とバランスの良い8本編みなどなど。
釣り方やターゲットに合わせて編み数を選択するのもアリです。
ただし、編み数が多いと価格も上がるので、おサイフと相談しながらになりますかね。
B滑りの良さ
滑りの良いラインはガイド抜けが良くなるので、飛距離アップに繋がります。
さらには、素早いフォールも可能にします。
ネットで購入するときは、“コーティングや”張り““コシ”などのワードがあれば、滑りの良さも期待できます。
C強度・耐久性
例えば、堤防だったら0.8号でも良いけど、荒磯なら1.5号は欲しい。といった具合に、同じターゲットを狙ってもフィールドやシチュエーション、釣れる魚のサイズに合わせて強度を選びます。
コレを抑えておけば、日本製のPEラインならどこのメーカーのアイテムを選んでも強度・耐久性が高いので、安心して使えます。
PEラインを使いこなして釣果UP!
今やPEラインは、原材料・工法・コーティング技術の進化で、高品質なアイテムが沢山リリースされています。
弱点も多いラインですが、細くて強いことは多くの釣りで大きなアドバンテージになります。
なので、近年では多くの釣りでPEラインが使われるようになり、PEラインを使いこなせるかどうかで釣果に差が出ることも。
この記事を参考に、お気に入りのPEラインを選んでみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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常夜灯は夜釣りの定番ポイント!
楽しい楽しい夜釣り。
夜釣りの定番ポイントと言えば、足場が良くて釣りがしやすい堤防や漁港ですよね。
そんな堤防・漁港で特に狙い目なのが“常夜灯”が設置してある場所。
今回は防波堤や漁港などに設置にしてある「常夜灯」に注目してみました!
夜釣りで“常夜灯”は外せない
出典・photoAC
漁港や堤防に行けば一度は見たことがあるであろう「常夜灯」。
夜の海の安全のため、海で作業する人のために設置されています。
釣り人のために設置されているわけではありませんが・・・
この常夜灯、色々な魚が集まるので、釣り人にとって格好のポイントなんです。
常夜灯に魚が集まるワケ
出典・photoAC
常夜灯に魚が集まる・釣れる理由。
ズバリ「光」です。
常夜灯の「光」によって、海の中では多種多様な生物が集まってきます。
常夜灯の下では次のような食物連鎖が起きています。
プランクトンから始まり、それを狙う小魚が集まり、さらにそれを狙う中型・大型魚が集まってくる。
それを狙う釣り人も、この食物連鎖の一つと言えますね。
「明暗」を狙う
常夜灯を攻める上での最大のポイントは「明暗」です。
明暗とは、明るくなっている場所と暗くなっている場所のことで、常夜灯付近には「明るい場所」と「暗い場所」その「境目」の3つの要素が存在します。
明るい場所にはプランクトンが集まり、暗い場所には中型・大型魚が隠れていることが多いです。
なぜ大型魚は暗いところにいるのか?
人間もそうですが、明るいところから暗いところは見えなくても、暗い場所から明るい場所は見えますよね。
おそらく大型の肉食魚はこの原理を利用して、ベイト(獲物)に気付かれないように、暗い場所から観察します。
そして、獲物を捕食するポイントが明暗の「境目」です。
大型魚は明暗の境目ではぐれたベイトを効率よく捕食します。
これを釣りに利用するなら
「暗い場所」にルアーをキャストし、コースやレンジを調整し、「明暗の境目」で喰わせる
といった感じですかね。
ルアー・ワームも食物連鎖を考えてチョイスするとなお良しですね。
常夜灯の選び方
出典・photoAC
一口に外灯と言っても、全ての外灯が良いというわけではありません。
夜釣りにおける常夜灯選びのポイントを紹介します。
@海面を照らしている
明暗の境目は“直接海面を照らしている常夜灯”に強く見られます。
光量はあるにこしたことはないですが、まずは海面に明暗があるか確認してみましょう。
A光の種類と光量
光が強ければ、その分プランクトンも集まり、獲物となるベイトも集まります。
また、常夜灯のライトの種類には、白熱電球を使用しているものやLEDを使用しているものなどがあります。
種類としては、LEDよりも白熱電球の方が紫外線の量が多いので、生物がより集まりやすいです。
白熱電球の常夜灯には虫も集まりやすいので、虫が良く飛んでいる常夜灯を見つけたらチェックしておきましょう。
B複数並んでいる場合は両端
これは一概には言えないですが、同じ光量の常夜灯が複数並んでいる場合は、暗い部分が多い方が有利に働きます。
なので、両端の常夜灯が狙い目になります。
仮に常夜灯が5つ並んでいるなら、1つ目と5つ目ということです。
潮通しの良さや地形変化があるとなお良しですね。
とりあえず常夜灯!
暗い夜釣り・ナイトゲームでも常夜灯の釣りなら、明るくて足元・手元も見やすいので初心者でも比較的安心して楽しむことが出来ます。
これから夜釣りを始めてみようという方は、常夜灯周りからはじめるのがオススメです。
アジやメバル、ソイ、シーバスなどなど、地域や時期によって色々な魚が釣れるので、ぜひ常夜灯周りでの夜釣りを楽しんでみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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