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2023年04月25日
北海道に春を告げる魚!ニシンに関する豆知識
北海道では、にしんそばや数の子、そして数の子を産み付けた子持ち昆布でお馴染みの「ニシン」。
沢山の卵を生むので、子宝や子孫繁栄の縁起物とされていますよね。
そんなニシンは北海道に春を告げる魚なんです。
春を告げる魚「ニシン」
出典・photoAC
ニシンは主に北太平洋を回遊している魚で、別名「春告魚」と言われ春頃に北海道にやってきます。
3月〜5月頃に北海道の日本海側に産卵のためにやってきます。
江戸時代の北海道ではニシン漁が盛んで、皇室への献上品になっていたり、ニシン漁で財をなした漁師さんによる「ニシン御殿」と呼ばれるような豪邸が建つほど。
あの歌はニシン漁から生まれた?!
出典・illustAC
北海道初夏の一大イベントYOSAKOIソーラン祭り。
このYOSAKOIソーラン祭りでお馴染みの「ソーラン節」は、ニシン漁から生まれた歌です。
一時は100トン近くも水揚げされていたニシンも、1950年に数が激減。
今では漁獲量も格段に減りました。
そんなニシン漁の「ニシン場作業唄」の一節「沖揚げ音頭」から生まれたソーラン節は、今でも歌い継がれています。
ニシンはコミュニケーション取る魚
群れで行動するニシンは、仲間とコミュニケーションが取れる魚。
しかもそのコミュニケーションの取り方がかなり独特。
どうやってコミュニケーションをとるかというと、オナラで会話をするそうです。
ニシンはオナラ(高音の音)を出して、仲間とコミュケーションをとります。
もすぐ春ですね
北海道に春を告げる魚「ニシン」。
今回は、そんなニシンについての豆知識をまとめてみました。
3月も中旬に入り、北海道にも春の便りが届きはじめましたね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
2023年02月28日
シーバスが狂喜乱舞!?「バチ抜け」ってなんだ?
「バチ抜け」とはシーバスゲームにおけるシーズナルパターンの1つ。
産卵後のシーバス達が回復のために、バチを荒食いする時期。
バチ抜け・バチパターンと言っても、初心者からしたら何のことかサッパリですよね。
今回は、「バチ抜け」について解説します。
初心者でも釣りやすい
出典・photoAC
シーバスゲームにおけるシーズナルパターンの1つ「バチ抜け(バチパターン)」。
産卵後のシーバスが、回復のためにバチを荒食いする時期になります。
ポイントを押さえれば、ビギナーでもシーバスを釣る絶好のチャンスです。
そもそも「バチ抜け」って何だ?
出典・photoAC
バチ抜け・バチパターンと言われても、ビギナーやシーバスゲームをやらない方からしたらサッパリですよね。
と言うことで、バチ抜けとは何かを説明していきます。
バチ=ゴカイの仲間、抜ける=産卵行動
バチ抜けとは、バチ(ゴカイ類)が産卵行動のために、砂から這い出て水中に抜け出してくることです。
「バチ」と呼ばれる生き物は“環形動物”にあたる生き物の総称。
代表的な環形動物として、イソメやゴカイ類、ユムシ、ミミズ、ヒルなどが挙げられます。
「抜ける」という言葉の意味は、“産卵行動”を指しています。
普段は砂の中にいるイソメやゴカイ類が、産卵行動のために砂から水中に抜け出してきます。
簡単にまとめると、バチ抜けとはゴカイの仲間の産卵ということですね。
バチ抜けが釣れる理由
バチ抜けが期待できる時期は、シーバス達の産卵後の時期。
つまり、シーバスは産卵直後で、ベイトフィッシュを追う体力がない時期になります。
そんなシーバス達にとって嬉しいのが、産卵行動のために抜けてきたバチ。
遊泳力が弱く、豊富に出てくるバチは、産卵直後で体力のないシーバスにとって格好のエサになるというわけです。
バチが抜けるタイミング
バチ抜けパターンで大事なのは、バチ抜けのタイミング。
バチ抜けが起きやすいのは、大潮から中潮の下げのタイミング。
特に確率が高いのは、日没と満潮が重なる日の満潮から下げ潮にかけて。
冬から春の潮回りだと、大潮最終日から中潮2日目の3日間が狙い目。
カレンダー通りに発生する可能性が高いので、釣行の予定も立てやすいです。
シーバス入門
出典・photoAC
バチ抜けは初心者でも簡単にシーバスを釣ることができるパターンです。
シーバス釣りをやってみようかなという方には、もってこいの時期になります。
ぜひ、シーバスゲームを楽しんでみてください!
最後までご覧いただきありがとうございます。
2023年02月25日
明日話したくなる?!面白い名前を持つ魚たち
世界中には沢山の魚がいて、面白い名前が付いている魚もたくさんいます。
今回は、面白い名前を持つ魚を紹介します。
キタマクラ
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フグの仲間である「キタマクラ」。
皮と内臓にフグと同じテトロドトキシンという強い毒を持っています。
誤ってキタマクラを食べてしまうと、死んでしまう......
つまり「北枕に寝かせないといけない」という、恐ろしい理由が名前の由来になっています。
浅瀬をのんびり泳いでいる姿がよく見られ、釣りをしていてもよく釣れることがありますが、間違っても持ち帰って食べないように注意しましょう。
スコーピオンフィッシュ
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Scorpion(スコーピオン)とは、サソリという意味ですね。
サソリと言えば、鋭い毒針を持つ危険な生物。
そのスコーピオンの名が付くのが、オニカサゴやミノカサゴなどの、いわゆる毒針を持ったフサカサゴの仲間です。
フサカサゴ属は、トゲトゲのひれや毒を持つことから「スコーピオンフィッシュ」と呼ばれます。
ドクウツボ
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ウツボの仲間で最大3mにまで成長すると言われる世界最大級の「ドクウツボ」。
ドクウツボという毒蛇のように噛まれたらヤバそうな名前が付いてはいますが、牙から毒が注入されることはありません。
とは言っても、噛まれたら大けが間違いなしなので、注意が必要です。
ドクウツボの持つ毒は、毒が蓄積された筋肉や内臓を人が食べることにより中毒症状を起こしてしまうシガテラ毒です。
タナゴモドキ
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繁殖期になると色鮮やかな婚姻色になるタナゴ、にとてもよく似ている「タナゴモドキ」。
最大で7cmほどの小さな姿や、繁殖期に雄が鮮やかな婚姻色になるといった生態がタナゴによく似ていることから名づけられました。
ちなみに、タナゴはコイの仲間で一生を淡水で過ごしますが、タナゴモドキはハゼの仲間で仔魚期を海や汽水域で過ごします。
他の魚とよく似ていることから○○モドキと呼ばれる魚って意外といますよね。
魚には面白い名前がいっぱい
今回は、面白い名前を持つ魚たちを紹介しました。
しかし、今回紹介したものはごくごく一部。
世界にはまだまだ、「えっ?」って思わず声が出てしまうような名前の魚がたくさんいます。
いろんな魚と出会えるのも、釣りの楽しさですね。
最後までご覧いただきありがとうございます。