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2024年07月12日

ロッドの感度?感度が高いロッドとは




ロッドの性能を聞いたときに、必ずと言っていいほどで使われる“感度”という言葉。


曖昧で感覚的な言葉ですが、「感度が高い」とはどういうことなのか?


今回は、ロッドの感度についていろんな面から見ていきたいと思います。




ロッドの感度って?


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出典・photoAC


釣り竿を構成する要素には、硬さ・反発力・調子・重さ・感度など様々なものがあります。


その中でも、感度だけかなり感覚的な要素ですよね。



最近の釣り竿は素材や製法の進化により、高性能なロッドがたくさんあり、“高感度”を謳うロッドもたくさんあります。


メチャメチャ軽いとか、細くて反発力が強いなどはわかりやすい。


でも、感度ってロッドを触っただけではどんなものかわかりにくいですよね。















一般的な感度


25923089_s.jpg

出典・photoAC


一般的に感度が良いロッドとはどういったロッドなのか?


感度が良いと聞いてイメージしやすいのは、“魚のアタリが伝わりやすい竿”ではないでしょうか。


たしかにその通りで、感度が良いと魚が食った瞬間のコンっというアタリだけでなく、魚がもぐもぐしている時の違和感までも伝わってきます。


他にも底が砂地なのかゴツゴツした岩場なのか、海藻はあるのか、といった水中の様々な情報を手元に伝えてくれます。


また、地形だけでなく流れを感じることもでき、ルアーや仕掛けの操作感もわかりやすいです。




感度=目に見えないものを感じ取れる


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出典・photoAC


ロッドの感度には、魚のアタリを感じる感度、水中の状況を把握する感度、ルアーや仕掛けの操作感度があると言えます。


それぞれをしっかり感じ取れれば、水中をイメージしながら釣りができ、魚のアタリを逃さずフッキングができる。


水中が見えないことが多い釣りにおいて、ロッドの感度は釣り人の目になってくれると言うことですね。




感度が高いロッドとは?


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出典・photoAC


では、「感度が高いロッド」とは具体的にどういったロッドなのか?


様々なものに例えながら説明していきます。











柔らかいより硬いロッド



ロッドの素材はカーボンが一般的です。


カーボンにも「どれだけ硬いか」を示すトン数と呼ばれる指標があり、そのトン数の違いによって「低弾性・中弾性・高弾性・超高弾性」等と呼び分けられます。


弾性が高くなればなるほど、感度が高いとされています。


自分がパスタの端を持って、友人が反対側のパスタの端を触っているか否かを当てる遊びをするとして、茹でる前の硬いパスタと、茹でた後の柔らかいパスタでは、どちらが分かりやすいでしょうか?


断然、茹でる前の硬いパスタですよね。




長いよりは短いロッド



3メートルの物干し竿と、20センチ程度の割り箸。


橋に糸を結び、魚のアタリを感じ取りやすいのはどちらでしょうか?


短いロッドは長いロッドに比べ、振動が手元に伝わるスピードが速く、振動も大きいと言えます。


とは言っても、これはものすごく極端な例です。


実際に6フィートと7フィートのロッドの振動が伝わるスピードの差を実感するのはなかなか難しいものです。




重いより軽いロッド



重い物を持つという事は、その分手に力がかかる事になります。


例えば。重さが10キロもあるロッドを持って、魚の繊細なアタリを感じ取れるでしょうか?


ロッドが軽ければ軽いほど、持つ力は小さくて済むため、繊細なアタリでも察知しやすくなると言えるでしょう。


長時間ロッドを持ち続ける釣りは、ロッド・タックルのわずかな重さの差が、のちの感度の感じ方にも影響してきます。










硬い=感度が良いではない


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出典・photoAC


先ほど、柔らかいロッドよりも硬いロッドの方が感度が高い傾向にあると紹介しました。


しかし、ここで一つ注意したいのが、硬い=感度が良いと言い切ることはできません。


一般的に硬いロッドというのは長く・重くなる傾向にあります。


ロッドが長くなればその分感度が悪くなるとも言えますし、重ければその分感度が悪くなる。とも言えるのです。


感度の良さは、ロッドに使われている素材の硬さ、重さ、長さ、など複合的な要素が絡んできます。


なので、硬いから良い、軽いから良い、短いから良いとは、一概には言えません。




感度の世界は奥が深い



魚のアタリを取るといっても竿から手元に伝わるアタリの取り方以外にも、目感度といって竿先(ティップ)に現れるアタリを目視してとる方法もあります。


また、ラインの変化でアタリを取ることもできます。


例えば、柔らかいロッドは手元にアタリが伝わりにくいかもしれませんが、繊細なアタリをティップで目視することが可能です。


アタリは必ずラインを伝わってくるものなので、色付きラインを使いラインをよく見ていれば、ティップに現れないアタリや手元まで伝わらないアタリを察知できます。


色々なことを踏まえてロッドの感度は、最終的に使い手側の感覚を通して語られるため、抽象的かつ主観的なものだと思います。


同じロッドを使っても「感度がいい」という人もいれば、「感度が悪い」という人もいるのは、珍しい話ではありません。


ロッドの感度も含め、釣りにおける感度はとても奥が深いですね。




最後までご覧いただきありがとうございます。

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posted by くさふぐ at 09:20 | TrackBack(0) | 釣り

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初めまして、くさふぐと申します。                             小中高校と発達障害により人が多いところが苦手で、コミュニケーションを取ることも苦手で、まともに通えず。                       バイトや仕事をしても、鬱になり長続きしない。                  こんなどうしようもない人生の中で、唯一の救いが「釣り」でした。                 小学校の時に父親に初めて連れて行ってもらい、かれこれ15年位。                 未だに飽きることがない釣りの魅力を、釣りへの感謝も込めて広めていけたらなと思います。
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