2024年07月27日
元気に帰ってもらうために!身近にいる“デリケートな魚”とリリースの注意点
魚が小さすぎる場合や、釣れすぎた際に食べる分以外はリリースしたりしますよね。
しかし、注意してリリースしてあげないと、すぐに弱ってしまうものもいます。
今回は、元気に帰ってもらうために、弱りやすいデリケートな魚とリリース時の注意点を紹介します。
元気に帰ってもらうために
出典・photoAC
食べられない魚や小さな魚が釣れたり、釣れすぎてしまったり。
何かと、魚をリリースする事ってありますよね。
楽しませてくれた魚をリリースする時、魚には元気に帰って行って欲しいですよね。
しかし、中には釣られることで大きなダメージを負ってしまう魚種もいます。
せっかく楽しませてくれた魚を無駄死にさせないために、弱りやすいデリケートな魚とリリースする際の注意点を把握しておきましょう。
イカ
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イカは非常にデリケートな生物です。
地域によっては〇〇センチ以下の小型はリリースと義務づけられています。
義務がなかったとしても小さいコロッケサイズはリリースする、資源保護のためにも必要以上に持ち帰らない、春の卵を持ったイカはリリースするなど、自分なりのルールを決めて楽しみたいところですね。
そんなイカに元気に海へ帰ってもらうためには、いくつか注意が必要です。
イカにとって人間の体温は火傷をしてしまうぐらいの熱さです。
同じように、地面に置いてしまう事でも大きなダメージを負ってしまいます。
なので素手で触らないようにエギを逆さまにしてノータッチで海へ返してあげましょう。
また、目や触手にダメージを負ってしまうとエサを取れなくなってしまい、生存率が大幅に下がってしまいます。
そんな場合は、持ち帰って美味しく食べてあげる方が良いでしょう。
アジ
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泳がせ釣りをする方なら知っているかもしれませんが、アジは手で触ったり、魚バサミで強く挟んだりすると致命傷になることがあります。
リリースする際は、なるべく触れずにハリを外し、リリースしてあげましょう。
ちなみに、泳がせ釣りのエサとしてバケツで活かしておく場合は、ケミホタルを1個光らせて入れておくと無駄に暴れずに長生きしますよ。
トラウト
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冷水を好むトラウトは、人間の体温や地熱に特に弱いです。
そのため、管理釣り場などでは「触らない・置かない」ことがマナーとされています。
リリースするときには、リリーサーやプライヤーなどを使って、水中でハリを外してあげましょう。
また、写真撮影をする際は手を水でよく濡らし、ランディングネット越しに優しく魚を掴むようにするといいでしょう。
サワラ
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サワラは、歯が鋭くコワモテの割にとても繊細な魚です。
他の青物とは異なり、船のイケスで活かすことも難しいほど。
リリースするなら、地面に置いての記念撮影は禁物です。
リリースしないのなら、釣れたら即締め即血抜きが基本です。
タチウオ
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サワラと同じく獰猛な見た目に反して、タチウオもデリケートな魚。
尻尾を共食いされても生きていける魚ですが、持ったり置いたりにはめっぽう弱いです。
リリースする際は、プライヤーで素早くハリを外し、置かず触らずでリリースしてあげましょう。
また、長い胴体へのスレ掛かりもダメージが大きいと言われています。
楽しませてくれる魚だから元気に帰ってもらいたい!
魚をリリースする際に共通して注意したいのは、なるべく「触らない・置かない」こと。
魚の体温は人間よりもはるかに低く、人間の体温はかなり熱く感じるはずです。
また、地面に置くと火傷だけでなく体表の粘膜が落ち、細菌に対する抵抗力が弱まるようです。
楽しませてくれた魚だからこそ、水から出すのは最小限に抑え、手早く元気に帰してあげたいですね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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