2022年03月22日
釣りが好きだから考えたい『2048年問題』!海から魚がいなくなる?!
2048年には海から魚がいなくなると言われています。
それが『2048年問題』。
自然の遊びである“釣り”にとっても、漁師さんや食卓にとっても非常に大きな問題です。
今回は2048年問題について考えてみたいと思います。
『2048年問題』って?
出典・illustAC
2048年問題とは、今自分たちが食べている、また釣りを楽しませてもらっている魚達が、2048年には海から姿を消してしまうという問題。
2006年にアメリカの科学専門誌「サイエンス」に論文が掲載されました。
“今から約30年後、海から食用魚がいなくなる”
それが、『2048年問題』です。
日本人も大好きなアジやマグロ。タコやウナギなどが2048年には絶滅すると過去のデータから計算されました。
2048年問題が起る“3つ”の理由
出典・illustAC
2048年問題が起る理由として“3つ”挙げることが出来ます。
①地球温暖化
理由一つ目は、地球温暖化。
2048年には地球の気温は2℃上昇すると言われています。
本来暖かい海に生息している魚が北上。
猛毒を持ったソウシハギなども北上し、カワハギと間違って食べてしまうといった事故も起きています。
②水産資源の乱獲
理由2つ目は、水産資源・海産物の乱獲。
今での世界の漁場は90%で限界で、獲りすぎと言われています。
しかし世界の人口は増え続け、30年後には93億人に増えると言われています。
日本の漁獲量は1988年は1200万トンでしたが、現在ではその3分の1ほどに...。
③海洋汚染
3つ目は海洋汚染。
毎年、ジャンボジェット5万機分のプラスチックゴミが海に流れ込んでいます。
好物のクラゲかと思って、間違ってビニール袋を食べてしまうウミガメや海鳥も。
現在では、その対策としてプラスチック製のレジ袋が有料になったりしてますよね。
環境への思いやり
出典・photoAC
2048年問題、その先も海に魚を残すためには、海への思いやりが大事だと思います。
例えば、道に落ちているビニール袋をそのまま素通りするのではなく、「これが風で川に飛ばされ海に流れ着いたらウミガメが食べてしまうのか」と想像する。
そして、拾って捨てる。
また、釣った魚が卵を持っていそうだったらリリースする。
メスだけじゃなく、魚によってはオスも卵を守ったりと重要な役目を持っているので、産卵期には少し注意して釣り上げた魚を見てみる。
一番は魚に興味を持つこと
出典・photoAC
何より一番は、「魚について知ること」だと思います。
魚を好きになって、魚に興味を持って、海を好きになって。
綺麗な海を残したい・守りたいと思えるキッカケはやっぱり、魚に興味を持つことですよね。
最後までご覧いただきありがとうございます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11309032
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック