2022年01月26日
さかなの違い、あなたはわかりますか?
沢山いる魚の中には、同じ魚でも違う呼び方をしたり、似たような名前の魚がいます。
みなさんは、その違いわかりますか?
今回は、お魚好きでもなかなか分からない、魚の違いについてです。
サケとサーモンの違いは?
サケとサーモンの違いは?
「サケは国産で天然物、生食はNG。サーモンは養殖で輸入物、生食OK」(諸説あり)
なんか、ややこしいですね。
どうしてこんなにややこしいかというと
昔の日本では、サケ科魚類のことを総じて“鱒(マス)”と呼んでいました。
その後、マスの中の一種で日本でよく獲れるシロザケを“サケ”と呼ぶようになったようです。
海外では、海で過ごす魚をサーモン、淡水で過ごす魚をトラウト(鱒)と呼びます。
結果、日本ではマスの中の一種がサケ、海外ではマスとサケは別物。
このギャップでややこしくなってしまっているんですね。
ちなみに、日本で流通しているサーモンのほとんどがトラウトサーモンです。
シラウオとシロウオの違いは?
「シラウオ」と「シロウオ」の違い、分かりますか?
見た目も名前もそっくりですが、地域によって名前が違うというわけでもなく、実は全くの別物。
「シラウオはアユの仲間、シロウオはハゼの仲間」です。
●シラウオ(白魚)
出典・photoAC
キュウリウオ目シラウオ科に分類される魚。
同じキュウリウオ目にアユがいるので、アユの仲間ということになります。
シロウオよりもちょっと大きめで、徳川家康にも愛された魚。
●シロウオ(素魚)
出典・photoAC
スズキ目ハゼ科に分類される魚で、一種のみでシロウオ属を構成している。
ハゼ科の魚なので、ハゼの仲間になります。
顔をよく見たらなんとなくハゼに似ているのが分かります。
ハゼだから生命力もちょっと強めで、踊り食いも可能。
漢字で書くと白魚(シラウオ)と素魚(シロウオ)。
乾燥具合で名前が変わる?
シラスとちりめんじゃこの違いは?
ズバリ
“乾燥具合”
釜揚げシラス
出典・photoAC
塩茹でしたシラスで、水分量が80%ほどのもが「釜揚げシラス」。
しらす干し
出典・photoAC
釜揚げシラスの状態から干して、水分量を70%ほどにしたものを「しらす干し」と言います。
ちりめんじゃこ
出典・photoAC
さらに干して、水分量が50%以下になったものが「ちりめんじゃこ」。
ちなみに、シラスとは“小さくて白い小魚”全ての総称で、シラスという魚はいません。
シラスの中には、イワシ・アユ・ウナギなどが混ざっています。
いろんな違いがある
いろんな違い、分かってもらえましたか?
同じ魚でも、見た目や名前がそっくりでも、実は全然違う。
本当にお魚さんは、不思議ですね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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