2021年11月26日
【真冬は釣れない】冬に魚が釣れなくなる理由!冬でもつれる魚は?
冬は魚が“釣れない・釣れにくい”といわれる季節。
今回は、冬になると魚が釣れなくなる理由を解説します。
また、寒さ厳しい冬でも釣りやすい魚や、釣るためのポイントなんかも紹介します。
どうして冬になると釣れなくなるの?
出典・photoAC
魚が“釣れない・釣れにくい”といわれる冬。
陸っぱりでの釣りを楽しむ釣り人にとっては、非常に厳しく寂しい季節と言えるかもしれません。
そこで今回は、冬に釣れない理由や冬でもつれる魚、釣るためのポイントなどを紹介します。
冬に釣れない理由
冬になると釣れなくなるのは、魚種にもよりますが次のような理由が考えられます。
●浅場に魚がいない
冬は夏場と比べると非常に水が澄んでいます。
「濁り」の原因の一因となる、水中に住んでいるさまざまなプランクトンが、冬になると減少するからです。
プランクトンは小魚のエサとなり、プランクトンのいないところには小魚も寄り寄り付かず、小魚をエサとする大型魚も寄りつきません。
浅場は外気温の影響(水温の低下)を受けやすいので、プランクトンが真っ先にいなくなる場所。
プランクトンの減少と共に魚も浅場(ルアー・仕掛けの届く範囲)から姿を消します。
したがって、岸釣り(浅場)からでは、「冬=釣れない」となるわけです。
●魚は温度変化に弱い
変温動物である魚は、温度変化にとても敏感。
たった1℃の水温差が活性を大きく左右します。
そのため冬になると、多くの魚が自分たちの適水温に近く、水温が安定している深場へと移動していきます。
なので、深場へアプローチする手段が必要となるわけです。
●魚が不要に食べない・動かない
冬は活性も低く、ハイシーズンのように獲物を追いかけ回す個体が減ります。
ただでさえエサが少ない時期に、必要以上に体力消耗することは、過酷な冬では非常に危険なこと。
基本的に多くの魚が「ここぞの場面」だけで口を使い、ルアーやエサを食べる確率が減ってしまいます。
冬でも釣るためのポイント
出典・photoAC
いくら冬は釣れないといっても、魚を釣るのが不可能なわけではありません。
例えば、低水温に強い魚を狙ってみたり、水温が高いエリアを狙ってみたり、釣れる可能性を上げることは出来ます。
●風裏
冬の釣りでは風も天敵になります。
風も水温低下をまねく要因になります。
風裏だから水温が高いとは限りませんが、少なくとも風が当たっているところよりは条件が良いです。
何より、釣り人が寒くて冷たい風に悩まされないので、比較的釣りがしやすいです。
●水温の高い場所
海や河川になどに排出される温排水は、魚の越冬場になることがあります。
そういった局地的に温かい場所は、どこにでもあるわけではありません。
しかし、水温が上がりやすい日当たりの良い場所や風の影響を受けにくいテトラの中、水温が安定している深場が近いエリアなど、水温が温かいと言われるポイントに狙いを絞ってみましょう。
●水温の高い時間帯
朝マズメは良く釣れる時間帯ですが、止水域や水の量が少ない野池などは、日中の日光を浴びて水温が上がった夕マズメや、日中の方が釣れることがあります。
寒さの厳しい日や短時間釣行の時などは、その日の中で「最も水温が上がるであろう時間帯」を狙って釣りに行くと良いかもしれません。
また、比較的暖かい日を狙って釣りにいくことも多いと思います。
しかし、水は「温まりにくく、冷めにくい」という特性があるので、外気温の影響が水温に表れるまで時間が掛かります。
なので、気温が上がった次の日に水温が上がる(上がってる)ことがよくあります。
釣行の際は、前日の気温などにも注目してみると良いかもしれません。
冬でも釣りやすい魚
ヒラメ、カレイ、カサゴ、メバル、クロソイ、グレ、アイナメ、ヒイカ、ヤリイカ、ワカサギ、トラウトなどは、耐寒性の強い魚と言われ、冬でも比較的釣りやすい魚です。
※トラウトは禁漁になっているところが多いのでエリアトラウトになります。
地域によってはデカアジが狙えたり、船からのカワハギなども。
出典・photoAC
氷上のワカサギ釣りなどは冬の釣りの風物詩ですよね。
冬でも釣りを楽しむ!
魚が釣れない・釣れにくい冬。
釣れない中にも楽しみはあり、そんな中で釣れそうなポイント・時間帯などに狙いを定めて釣れたときの喜びはひとしおです。
釣りをする以外にも、ハイシーズンに向けて仕掛け・ルアーを作ったり、釣りに関係する楽しみは沢山あります。
冬だからこそ楽しめる釣り魅力がきっとあるはず。
最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11109022
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック