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2018年09月17日
9月17日は何に陽(ひ)が当たったか?
1983年9月17日はイギリスのプログレッシブ・ロック・グループ、Genesis(ジェネシス)のシングル、Mama(邦題:ママ)がアメリカのBillboard、メインストリームロックチャート(当時はTop Tracks chart)で20位にエントリーした日です。
全米でクアドラプル(×4)・プラチナ、全英でダブル・プラチナに認定された12枚目のスタジオ・アルバムで、
Tony Banks(トニー・バンクス。key)、Mike Rutherford(マイク・ラザフォード。gtr, bs)、そしてPhil Collins(フィル・コリンズ。drm, vo)の3人体制になってから4枚目のスタジオ・アルバム、"Genesis(邦題:ジェネシス)"からのファースト・シングルが"Mama"です(ちなみにB面は同アルバムからの最終章"It's Gonna Get Better")。アルバムでは7分近い大作ですが、シングルでは間奏部分やエンディング等が40秒ほど削られたヴァージョンとしてリリースされました。
Mike Rutherfordによってプログラミングされたドラムマシン、Linn LM-1やTony Banksによって扱われた多種のシンセサイザー、そしてPhil Collinsの"ハハ−ハッ"とシャウトするミステリアスな歌声が印象的なナンバーです。当時はこれまでのプログレ系サウンドから脱却して、ポップでソフトなサウンドへの移行期でしたが、アルバム"Genesis"で聴くことができるポップなナンバーは2曲目以降で、"Mama"はアルバム"Genesis"のオープニングを飾るものの、全楽曲の中でも独特の雰囲気を持つ異色の曲で、それは見様によってはどこか心の晴れない、胸が締め付けられる感覚にも受け取れる歌詞にもあります。一部ですが、以下に挙げてみました。
I can't see you mama
But I can hardly wait
And to touch and to feel you mama
Oh I just can't keep away
In the heat and the steam of the city
Oh its got me running and I just can't brake
So say you'll help me mama
'Cause its getting so hard
Now I can't keep you mama
But I know you're always there
You listen, you teach me mama
And I know, inside you care
So get down, down here beside me
Oh you ain't going nowhere
No I won't hurt you mama
But its getting so hard
Can't you see me here mama
Mama, mama, mama, please
Can't you feel my heart
Can't you feel my heart
Can't you feel my heart ooh
Now listen to me mama
Mama mama
You're taking away my last chance
Don't take it away
Can't you feel my heart?......(以下略)
この歌詞は娼婦によって中絶されそうになっている胎内の子が、母に対して必死に助命を哀願し、叫んでいるという内容です。ドラムマシンが、胎児の鼓動のように思え、Can't you feel my heart(僕の心臓の鼓動が感じられないの?)と母親に問いかける胎児の必死のうったえ、Philの"ハハーハッ"とシャウトするパートも、どう母に伝えたら良いか分からない胎児の必死の叫びが言葉にならず金切り声のように発されるところは、非常に考えさせられます。
プロモーション・ビデオの、セピア色に染まった背景でPhilが切なく歌い、例のシャウトするパートはPhilの顔前面がアップとなり、妙に光が照らされるところは、歌詞内容に合わせての演出でしょうか(映像はこちら。youtubeより)。
さて、陽の当たった1983年9月17日、Billboard Top Tracks chartで20位にエントリーした本作品は、翌週に8位にジャンプアップしましたが、昇降の激しさは有名なメインストリームロックチャートです。次に13位、そしてその次の週(10月8日付)で、最高位となる5位に大きくジャンプしました。その後は10位→10位→9位→9位→14位→42位→40位→43位と、計12週チャートインしました。総合チャートのHOT100では10月29日付で73位が最高位となり、9週間のチャートインになりました。
本国イギリスでは強さを発揮して、UKチャートでは最高位4位を記録、スウェーデンやスイスのシングルチャートでは2位、フランスやノルウェーでも3位を記録する大ヒットとなりました。
全米でクアドラプル(×4)・プラチナ、全英でダブル・プラチナに認定された12枚目のスタジオ・アルバムで、
Tony Banks(トニー・バンクス。key)、Mike Rutherford(マイク・ラザフォード。gtr, bs)、そしてPhil Collins(フィル・コリンズ。drm, vo)の3人体制になってから4枚目のスタジオ・アルバム、"Genesis(邦題:ジェネシス)"からのファースト・シングルが"Mama"です(ちなみにB面は同アルバムからの最終章"It's Gonna Get Better")。アルバムでは7分近い大作ですが、シングルでは間奏部分やエンディング等が40秒ほど削られたヴァージョンとしてリリースされました。
Mike Rutherfordによってプログラミングされたドラムマシン、Linn LM-1やTony Banksによって扱われた多種のシンセサイザー、そしてPhil Collinsの"ハハ−ハッ"とシャウトするミステリアスな歌声が印象的なナンバーです。当時はこれまでのプログレ系サウンドから脱却して、ポップでソフトなサウンドへの移行期でしたが、アルバム"Genesis"で聴くことができるポップなナンバーは2曲目以降で、"Mama"はアルバム"Genesis"のオープニングを飾るものの、全楽曲の中でも独特の雰囲気を持つ異色の曲で、それは見様によってはどこか心の晴れない、胸が締め付けられる感覚にも受け取れる歌詞にもあります。一部ですが、以下に挙げてみました。
I can't see you mama
But I can hardly wait
And to touch and to feel you mama
Oh I just can't keep away
In the heat and the steam of the city
Oh its got me running and I just can't brake
So say you'll help me mama
'Cause its getting so hard
Now I can't keep you mama
But I know you're always there
You listen, you teach me mama
And I know, inside you care
So get down, down here beside me
Oh you ain't going nowhere
No I won't hurt you mama
But its getting so hard
Can't you see me here mama
Mama, mama, mama, please
Can't you feel my heart
Can't you feel my heart
Can't you feel my heart ooh
Now listen to me mama
Mama mama
You're taking away my last chance
Don't take it away
Can't you feel my heart?......(以下略)
この歌詞は娼婦によって中絶されそうになっている胎内の子が、母に対して必死に助命を哀願し、叫んでいるという内容です。ドラムマシンが、胎児の鼓動のように思え、Can't you feel my heart(僕の心臓の鼓動が感じられないの?)と母親に問いかける胎児の必死のうったえ、Philの"ハハーハッ"とシャウトするパートも、どう母に伝えたら良いか分からない胎児の必死の叫びが言葉にならず金切り声のように発されるところは、非常に考えさせられます。
プロモーション・ビデオの、セピア色に染まった背景でPhilが切なく歌い、例のシャウトするパートはPhilの顔前面がアップとなり、妙に光が照らされるところは、歌詞内容に合わせての演出でしょうか(映像はこちら。youtubeより)。
さて、陽の当たった1983年9月17日、Billboard Top Tracks chartで20位にエントリーした本作品は、翌週に8位にジャンプアップしましたが、昇降の激しさは有名なメインストリームロックチャートです。次に13位、そしてその次の週(10月8日付)で、最高位となる5位に大きくジャンプしました。その後は10位→10位→9位→9位→14位→42位→40位→43位と、計12週チャートインしました。総合チャートのHOT100では10月29日付で73位が最高位となり、9週間のチャートインになりました。
本国イギリスでは強さを発揮して、UKチャートでは最高位4位を記録、スウェーデンやスイスのシングルチャートでは2位、フランスやノルウェーでも3位を記録する大ヒットとなりました。
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posted by ottovonmax at 00:00| 洋楽