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2018年09月05日
9月5日は何に陽(ひ)が当たったか?
1987年9月5日は、イギリスのポップ・ロック・グループ、Squeeze(スクィーズ)のシングル、"Hourglass(邦題:アワーグラス)"がBillboardのメインストリームロックチャート(当時はAlbum Rock Tracks)で43位初登場した日です。
Glenn Tilbrook(グレン・ティルブルック。vo,gtr)とChris Difford(クリス・ディフォード。gtr,vo,)、Jools Holland (ジュールズ・ホランド。key)ら6人(当時)からなる、個性溢れたポップ集団の7枚目のスタジオ・アルバム"Babylon and On(邦題:バビロン・アンド・オン)"からの先行シングルで、アメリカでは1981年のPaul Carrack(ポール・キャラック。vo,key)在籍時のヒット曲"Tempted"がBillboard HOT100シングルチャートで、49位を記録して以来、100位以内にチャートインしていませんでした(ちなみにメインストリームロックチャートでは1981年8月8日付で8位を記録。まさに"8づくし")。
"Hourglass"は軽快で馴染みやすいポップ・ソングですが、この曲の特筆すべき点はAde Edmondson監督によるプロモーション・ビデオであり、大きな話題を集めました。錯視(オプティカル・イリュージョン)をカメラのトリックで利用し、大きく見えるものが小さかったり、直立しているかと思えば倒立していたり、上り階段かと思えば下り階段であったり、再生かと思えば逆再生であったり、ギターやドラムスティックかと思えばグニャッと曲がる模造品であったり、鏡かと思えば水であったり、大きい電話かと思えば、やっぱり大きい電話だったり等、最初から最後まで見所が多く、メンバーの演奏以上に楽しめる作品でした(その映像がこちら。youtubeより)。
このビデオ効果で、Squeezeは久々に全米でもチャート・アクションを見せました。陽の当たった1987年9月5日、Album Rock Tracksで43位にエントリーした"Hourglass"は、その後34位→34位→29位→25位→24位と上昇し、10付17日付の22位を2週続け、その後下降し、11週チャートインしました。8位を記録した"Tempted"のチャートアクションほどではありませんでしたが、むしろ勢いがあったのは総合チャートの方でした。全米HOT100シングルチャートでは初のトップ20入りを果たし、12月5日付で最高位15位、19週チャートインしたのです。前回の"Tempted"が49位でしたので、この"Hourglass"は全米で最もヒットしたナンバーになりました。この反響で次のシングル"853-5937"もHOT100では32位、Album Rock Tracksでも37位、また"Trust Me to Open My Mouth"もAlbum Rock Tracksで50位と、大きく飛躍したのです。
"Hourglass"はUKチャートでも16位を記録し、グループにとって1981年の"Labelled with Love(4位)"以来のTop20入りを果たしました。この効果でアルバム"Babylon and On"はUKアルバムチャートでは当時としては最高の14位(2015年に14作目"Cradle to the Grave"が12位で更新)、アメリカでもBillboard200アルバムチャートでは1982年の"Sweets from a Stranger(32位)"以来のTop40入り(36位)を果たしました。
Glenn Tilbrook(グレン・ティルブルック。vo,gtr)とChris Difford(クリス・ディフォード。gtr,vo,)、Jools Holland (ジュールズ・ホランド。key)ら6人(当時)からなる、個性溢れたポップ集団の7枚目のスタジオ・アルバム"Babylon and On(邦題:バビロン・アンド・オン)"からの先行シングルで、アメリカでは1981年のPaul Carrack(ポール・キャラック。vo,key)在籍時のヒット曲"Tempted"がBillboard HOT100シングルチャートで、49位を記録して以来、100位以内にチャートインしていませんでした(ちなみにメインストリームロックチャートでは1981年8月8日付で8位を記録。まさに"8づくし")。
"Hourglass"は軽快で馴染みやすいポップ・ソングですが、この曲の特筆すべき点はAde Edmondson監督によるプロモーション・ビデオであり、大きな話題を集めました。錯視(オプティカル・イリュージョン)をカメラのトリックで利用し、大きく見えるものが小さかったり、直立しているかと思えば倒立していたり、上り階段かと思えば下り階段であったり、再生かと思えば逆再生であったり、ギターやドラムスティックかと思えばグニャッと曲がる模造品であったり、鏡かと思えば水であったり、大きい電話かと思えば、やっぱり大きい電話だったり等、最初から最後まで見所が多く、メンバーの演奏以上に楽しめる作品でした(その映像がこちら。youtubeより)。
このビデオ効果で、Squeezeは久々に全米でもチャート・アクションを見せました。陽の当たった1987年9月5日、Album Rock Tracksで43位にエントリーした"Hourglass"は、その後34位→34位→29位→25位→24位と上昇し、10付17日付の22位を2週続け、その後下降し、11週チャートインしました。8位を記録した"Tempted"のチャートアクションほどではありませんでしたが、むしろ勢いがあったのは総合チャートの方でした。全米HOT100シングルチャートでは初のトップ20入りを果たし、12月5日付で最高位15位、19週チャートインしたのです。前回の"Tempted"が49位でしたので、この"Hourglass"は全米で最もヒットしたナンバーになりました。この反響で次のシングル"853-5937"もHOT100では32位、Album Rock Tracksでも37位、また"Trust Me to Open My Mouth"もAlbum Rock Tracksで50位と、大きく飛躍したのです。
"Hourglass"はUKチャートでも16位を記録し、グループにとって1981年の"Labelled with Love(4位)"以来のTop20入りを果たしました。この効果でアルバム"Babylon and On"はUKアルバムチャートでは当時としては最高の14位(2015年に14作目"Cradle to the Grave"が12位で更新)、アメリカでもBillboard200アルバムチャートでは1982年の"Sweets from a Stranger(32位)"以来のTop40入り(36位)を果たしました。
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posted by ottovonmax at 00:00| 洋楽