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2018年09月06日
9月6日は何に陽(ひ)が当たったか?
1986年9月6日は、俳優Don Johnson(ドン・ジョンソン)がミュージシャンとしてリリースしたシングル"Heartbeat(邦題:ハートビート)"がBillboard HOT100シングルチャートでTop40入りを果たした日です。
当時Don Johnsonは、1984年からNBCで制作された刑事ドラマ"Miami Vice(邦題:特捜刑事マイアミ・バイス)"のJames "Sonny" Crockett(ジェームズ・ソニー・クロケット)役として出演していました。このドラマは1989年まで5シーズン続いた大ヒット作で、彼の知名度をいっきに押し上げた作品として広く知られています。
Don Johnsonはドラマのヒットにより音楽にも進出を試み、ロック・アルバムの制作にとりかかりました。Donは以前より音楽界の交流も深く、アメリカのサザン・ロック・グループ、The Allman Brothers Band(オールマン・ブラザーズ・バンド)がリリースした1979年のアルバム、"Enlightened Rogues(邦題:いま、再び)"の中で、Donは収録曲の"Can't Take It With You(邦題:キャント・テイク・イット・ウィズ・ユー)"と"Blind Love(ブラインド・ラヴ)"を、グループのメンバーであるDickey Betts(ディッキー・ベッツ。gtr,vo)と共作しており、"Can't Take It With You"はシングルとしてもリリースされました。これが縁で今回Donのアルバム制作にもDickeyがギタリストとして参加しました。
このアルバムにはDicky Bettsだけでなく、多彩なミュージシャンが参加しており、Stevie Ray Vaughan(スティーヴィー・レイ・ヴォーン。Double Trouble), Ron Wood(ロン・ウッド。Rolling Stones), Dweezil Zappa(ドゥイーズィル・ザッパ。Frank Zappaの息子)、Bill Champlin(ビル・チャンプリン。Chicago)、Tamara Champlin(タマラ・チャンプリン。Billの妻)、Bonnie Raitt(ボニー・レイット)、Willie Nelson(ウィリー・ネルソン)、Tom Petty(トム・ペティ)、Bob Seger(ボブ・シーガー)といった錚々たる面々がソングライティングやレコーディングに加わり、力強いロック・ナンバーからアダルト・コンテンポラリー系のポップスまで幅広いナンバーがズラリと並びました。"Heartbeat"にはBillとTamaraのChamplin夫妻がバッキング・ヴォーカルとして参加しています。
1986年9月にアルバム"Heartbeat(邦題:ハートビート)"がリリースされ、ファースト・シングルとしてタイトル曲の"Heartbeat"がカットされました。この曲はカバー・ソングで、オリジナルはオーストラリアのシンガー、Helen Reddy(ヘレン・レディ)が1983年にリリースしたアルバム"Imagination"のラストに収められていたナンバーです。Helenの"Heartbeat"はややダンサブルなポップ・ソング(ただしHelenにしてはロック寄り)だったのに対し、Donの"Heartbeat"はエネルギッシュで男気あるロック・ナンバーとなりました。ドラマ仕立てのプロモーション・ビデオも話題になり、本職である俳優として、またロック・ヴォーカリストとしての、2つのDon Johnsonの姿を同時に披露し、格好良いビデオに仕上がりました。
8月23日付HOT100で67位にエントリーしたこの曲は、翌週46位にジャンプアップ、陽の当たった9月6日付チャートで、3週目にして36位とTop40入りを果たしたのです。その後30位→20位→14位→12位と順当にアップし、8週目にして7位とTop10入り、10月18日付で最高位の5位まで上がり、2週続けて記録しました。その後は下降しましたが、ダウンが急降下であったため(14位→28位→50位→71位→100位)、15週チャートインにとどまり、1986年のYear-EndチャートにおいてもTop10入りしたにもかかわらず100以内14~15週あたりがボーダーとなりチャートインしませんでした。しかし同年、同じ15週で5位が最高位となったDaryl HallのDreamtime(邦題:ドリームタイム)は94位にランクインしております。ちなみにアクションは、54位→44位→39位→28位→23位→14位→12位→9位→6位→5位→10位→17位→34位→61位→91位で、Top40内およびTop10内ではDarylがDonよりそれぞれ1週多いのがポイントになったのかどうかは分かりませんが、1週のみ5位だった"Dreamtime"に対し、2週連続5位の"Heartbeat"がランクインしなかったのは疑問です(しかし"Dreamtime"も個人的には大好きな曲ではあるのでランクインは嬉しいです)。
なお"Heartbeat"はメインストリームロックチャート(当時はAlbum Rock Tracks)では26位まで上がったほか、この曲はアメリカにとどまらず、ヨーロッパではオランダで10位、スイスで6位、ノルウェーで5位、オーストリアで3位をそれぞれ獲得し、Don Johnsonは俳優業だけでなく音楽業においても大健闘しました。
当時Don Johnsonは、1984年からNBCで制作された刑事ドラマ"Miami Vice(邦題:特捜刑事マイアミ・バイス)"のJames "Sonny" Crockett(ジェームズ・ソニー・クロケット)役として出演していました。このドラマは1989年まで5シーズン続いた大ヒット作で、彼の知名度をいっきに押し上げた作品として広く知られています。
Don Johnsonはドラマのヒットにより音楽にも進出を試み、ロック・アルバムの制作にとりかかりました。Donは以前より音楽界の交流も深く、アメリカのサザン・ロック・グループ、The Allman Brothers Band(オールマン・ブラザーズ・バンド)がリリースした1979年のアルバム、"Enlightened Rogues(邦題:いま、再び)"の中で、Donは収録曲の"Can't Take It With You(邦題:キャント・テイク・イット・ウィズ・ユー)"と"Blind Love(ブラインド・ラヴ)"を、グループのメンバーであるDickey Betts(ディッキー・ベッツ。gtr,vo)と共作しており、"Can't Take It With You"はシングルとしてもリリースされました。これが縁で今回Donのアルバム制作にもDickeyがギタリストとして参加しました。
このアルバムにはDicky Bettsだけでなく、多彩なミュージシャンが参加しており、Stevie Ray Vaughan(スティーヴィー・レイ・ヴォーン。Double Trouble), Ron Wood(ロン・ウッド。Rolling Stones), Dweezil Zappa(ドゥイーズィル・ザッパ。Frank Zappaの息子)、Bill Champlin(ビル・チャンプリン。Chicago)、Tamara Champlin(タマラ・チャンプリン。Billの妻)、Bonnie Raitt(ボニー・レイット)、Willie Nelson(ウィリー・ネルソン)、Tom Petty(トム・ペティ)、Bob Seger(ボブ・シーガー)といった錚々たる面々がソングライティングやレコーディングに加わり、力強いロック・ナンバーからアダルト・コンテンポラリー系のポップスまで幅広いナンバーがズラリと並びました。"Heartbeat"にはBillとTamaraのChamplin夫妻がバッキング・ヴォーカルとして参加しています。
1986年9月にアルバム"Heartbeat(邦題:ハートビート)"がリリースされ、ファースト・シングルとしてタイトル曲の"Heartbeat"がカットされました。この曲はカバー・ソングで、オリジナルはオーストラリアのシンガー、Helen Reddy(ヘレン・レディ)が1983年にリリースしたアルバム"Imagination"のラストに収められていたナンバーです。Helenの"Heartbeat"はややダンサブルなポップ・ソング(ただしHelenにしてはロック寄り)だったのに対し、Donの"Heartbeat"はエネルギッシュで男気あるロック・ナンバーとなりました。ドラマ仕立てのプロモーション・ビデオも話題になり、本職である俳優として、またロック・ヴォーカリストとしての、2つのDon Johnsonの姿を同時に披露し、格好良いビデオに仕上がりました。
8月23日付HOT100で67位にエントリーしたこの曲は、翌週46位にジャンプアップ、陽の当たった9月6日付チャートで、3週目にして36位とTop40入りを果たしたのです。その後30位→20位→14位→12位と順当にアップし、8週目にして7位とTop10入り、10月18日付で最高位の5位まで上がり、2週続けて記録しました。その後は下降しましたが、ダウンが急降下であったため(14位→28位→50位→71位→100位)、15週チャートインにとどまり、1986年のYear-EndチャートにおいてもTop10入りしたにもかかわらず100以内14~15週あたりがボーダーとなりチャートインしませんでした。しかし同年、同じ15週で5位が最高位となったDaryl HallのDreamtime(邦題:ドリームタイム)は94位にランクインしております。ちなみにアクションは、54位→44位→39位→28位→23位→14位→12位→9位→6位→5位→10位→17位→34位→61位→91位で、Top40内およびTop10内ではDarylがDonよりそれぞれ1週多いのがポイントになったのかどうかは分かりませんが、1週のみ5位だった"Dreamtime"に対し、2週連続5位の"Heartbeat"がランクインしなかったのは疑問です(しかし"Dreamtime"も個人的には大好きな曲ではあるのでランクインは嬉しいです)。
なお"Heartbeat"はメインストリームロックチャート(当時はAlbum Rock Tracks)では26位まで上がったほか、この曲はアメリカにとどまらず、ヨーロッパではオランダで10位、スイスで6位、ノルウェーで5位、オーストリアで3位をそれぞれ獲得し、Don Johnsonは俳優業だけでなく音楽業においても大健闘しました。
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posted by ottovonmax at 00:00| 洋楽