陽(ひ)当たって精進

　1977年5月7日は、ロサンゼルス結成のロックバンド・The Eagles(イーグルス)のシングル"Hotel California(邦題：ホテル・カリフォルニア)"がBillboard HOT100チャートで1位を獲得した日です。
　イーグルスには、1974年の"Best of My Love(邦題：我が愛の至上)"、1975年の"One of These Nights(邦題：呪われた夜)"と、過去3曲のナンバー・ワンヒットを放っており、米国を代表する、また70年代を代表するアメリカン・ロック・グループでした。アルバムも1975年リリースの前作"One of These Nights(邦題：呪われた夜)"が全米アルバムチャート(Billboard 200)でナンバー1に輝き、ベスト盤(Their Greatest Hits (1971–1975))を挟んで1977年に発売されたのが、今回ご紹介する"Hotel California"を収録したアルバム"Hotel California(邦題：ホテル・カリフォルニア)"です。アルバム「ホテル・カリフォルニア」ではアルバムチャートは1位、第1弾シングルとして"New Kid in Town(邦題：ニュー・キッド・イン・タウン)"がリリースされ、全米およびカナダでナンバー1を獲得、最高のスタートを切りました。
　そして、セカンドシングルとしてカットされ、引き続いてナンバー・ワンに輝いたのがこの「ホテル・カリフォルニア」です。印象的なイントロで始まり、切なさと力強さを兼ね備えたDon Henley(Drums)のボーカルと、Don Felder(g)のレスポールとJoe Walsh(g)のテレキャスターがツインで織り成す巧みなリフやギターソロなど、味わい深いメロディーで聴衆を惹きつけます。また歌詞内容がさまざまな憶測を呼んで拡大解釈されるなどさらなる話題をさらい、これは後世においても半ば伝説的になっています。日本でもCMソングやドラマの主題歌に採用され、70年代のみならず、現在にいたるまでロック界を代表するナンバーとなっております。
　結果、この曲は全米でプラチナ・ディスク、全英でゴールド・ディスクに認定され、1978年グラミー賞のレコード・オブ・ザ・イヤーも受賞し、70年代を代表するナンバーとして現在でも親しまれております。
　イーグルスは次のアルバム"The Long Run(邦題：ロング・ラン)"からの先行シングル"Heartache Tonight(邦題：ハートエイク・トゥナイト)"も1位に輝き、これまで計5曲の1位を獲得しています。

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