石破首相(自民党総裁)ら自民幹部は21日夜、党本部で約1時間協議し、小選挙区の「重点区」を絞り込んだ。関係者によると、20都道府県の40選挙区と、大阪府の「全選挙区」が選ばれた。終盤戦に向けて党幹部が集中的に応援に入る予定だ。
報道各社の情勢調査では、自公で過半数割れする可能性も取りざたされている。首相は21日付で出した陣営向けの党の緊急通達で「死にもの狂いで全国を駆け回る」と切迫感を示した。
演説内容も野党批判が色濃くなっている。首相は22日、愛知県豊田市での演説で「悪夢のような民主党政権と言うが、あの頃のことを覚えている人は随分減った」と指摘。続いて行った同県小牧市での街頭演説では「あんな人たちにこの国を任せるわけにはいかん」とボルテージを上げた。
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