通常国会が事実上閉会し、「ポスト岸田」候補も動きを活発化させている。裏金事件を受けた派閥の相次ぐ解散決定など近年経験したことのない状況のなかで自民党総裁選の「号砲」が鳴ろうとしている。
まずは茂木敏充幹事長の動向に注目が集まる。茂木氏は麻生太郎副総裁とともに首相を支え、その構図は「三頭政治」と呼ばれたが、派閥解散や政治資金規正法改正を巡り首相との対立が表面化した。
茂木氏は首相が外遊中の14日、東京都内で麻生氏と約3時間半にわたって会食した。19日には2012年衆院選の初当選組でつくる「いいくに会」の会合で講演。同日夜には菅義偉前首相らとも会食するなど活発に動いている。麻生氏の厚い信頼が強みだが、参院茂木派には小渕優子選対委員長を推す勢力もいて、派内掌握に不安も残る。
2024年06月22日
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