自民党が全敗した28日の衆院3補欠選挙。東京15区(江東区)は投票率が伸び悩む中、9候補が乱立した混戦を抜け出したのは立憲民主党新人だった。諸派「日本保守党」は初めて臨んだ国政選挙で勝利を飾れず、擁立した麗沢大客員教授の新人・飯山陽さん(48)は事務所で「力が及ばなかった。それだけのことです」と肩を落とした。
ただ最終的には2万4264票となり、東京都の小池百合子知事が支援した無所属新人の乙武洋匡さんの1万9655票を上回り、4位となった。
飯山さんは既存政党を批判しつつ、日本保守党代表で作家の百田尚樹氏や同党共同代表の河村たかし名古屋市長らの知名度を生かし、主に保守層をターゲットにした選挙戦を展開した。
飯山さんは「私たちの陣営は一番多くの有権者の方に聞いていただけた。それは間違いなくあると思う」と振り返りつつ、「なぜ負けたのかというと、それはもう私達には組織がなかった、その一言に限られる」と語った。
選挙期間中は百田氏らとともに選挙区各地を遊説。百田氏は結果について「応援してくれた多くの人の思いを背負っていかなくては」と述べた。
一方で、「今後の選挙においても自民票、保守層の受け皿となるか」との質問に、百田氏は取材対応した時間が開票中であることを理由に「それはちょっとまだわかりません。今回の票数がしっかりと出ておりません」と語った
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