「マイナ保険証」の普及を進め、現行の健康保険証を廃止する政府方針に反対する集会が25日、国会内で行われ、医療・介護施設関係者ら200人以上が参加した。
野党各党の国会議員があいさつし、河野太郎デジタル相が自民党国会議員に配布した文書への批判が集中した。文章はマイナ保険証が利用できない医療機関があった場合、マイナンバー総合フリーダイヤルに通報するよう、支援者への呼びかけを依頼する内容だ。
宮本徹衆院議員(共産)は「文書を読むと『マイナンバーカード保険証の利用率が低迷しています。その原因は、医療機関の受付での声かけにあると考えられます』とある。利用率が低いのはトラブルだらけだから。医療機関のせいにして密告を奨励するとは、とんでもない」と批判した。
また、参加者は保険証廃止に反対する約42万筆の署名を、集会に出席した国会議員らに託した。
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