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2023年08月03日

「誰が種雄さんの遺体を動かしたのか…」“木原事件”ベテラン捜査員の“捜査メモ”を独占入手!「自殺とはどうしたって考えられない」

〈 《記者会見詳報》「断言する。これは殺人事件。被害者が可哀想だ」木原誠二官房副長官の妻を担当した取調官・佐藤誠警部補が語ったこと 〉から続く

 2018年に再捜査が行われた、木原誠二官房副長官の妻X子さんの元夫・安田種雄さん(享年28)の“怪死”事件。X子さんの取り調べを担当した警視庁捜査一課の佐藤誠警部補(当時)が7月28日に記者会見を行うなど、新たな展開を見せている。

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佐藤氏の証言を裏付ける重要証拠を入手
 佐藤氏は種雄さんの不審死について「自殺とする証拠品は存在しない。断言しますけど、事件性はある」と発言。一方で、この日行われた警視庁の國府田剛捜査一課長による定例レクで、國府田氏は「事件性は認められない。自殺と考えて矛盾はない」と述べるなど、警視庁の公式見解と現場の元捜査員の主張が真っ向から対立する異例の事態となっている。

 そんな中、「 週刊文春 」は、佐藤氏の証言を裏付ける重要証拠を入手した。それが、再捜査の最中だった2018年12月、佐藤氏とともに捜査にあたったベテラン捜査員が事件について分析した捜査メモだ。
 メモにはX子さんや、彼女と親密な関係にあったY氏の名前を交え、こう記されている。

〈ポイントとなるのは、種雄の体位変換。種雄の父やYが体位変換を行っていないとすると、X子の行為とすることが自然である。それを解く鍵は、体位変換による流動血の移動だ〉

自殺とは考えられない、遺体のズレと現場に残された血痕
 ここから読み取れるのは、血痕などから、何者かが種雄さんの遺体を動かした形跡があるということ。ベテラン捜査員はメモの中で「誰が遺体を動かしたのか」を考察しているのだ。メモはこう続く。

〈廊下の血痕は、凶器から滴下したもの。さらに、室内の黒色マット上と階段には血液の足跡が付着している。こうした犯行現場の状況から何者かが凶器を持ち出し、一度部屋を出たことが推察される〉

 このメモからは、凶器のナイフから滴り落ちたとみられる血が廊下に残されていたことが分かる。さらに、室内のマットや階段に残された血液の足跡。ある捜査員は絶対匿名を条件に解説する。

「遺体のズレや現場に残された血痕を分析すれば、やはり自殺とはどうしたって考えられないのです」

 さらに捜査メモには、遺体を動かした人物について、ベテラン捜査員の考察結果が記されていた――。

 8月2日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および8月3日(木)発売の「週刊文春」では、捜査メモの詳細に加え、佐藤氏が種雄さんの遺族と対面して語ったことや、木原氏の“捜査介入”を示唆する映像記録の行方、木原氏

が辞任しない理由などについて、6ページにわたって詳報している。



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