「エンゼルス4−3ヤンキース」(17日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・指名打者」で出場し、今季初の3戦連発35号を含む4打数3安打1四球。今季28度目のマルチ安打、同12度目の猛打賞をマークした。大谷の本塁打で同点に追いついたチームは、延長十回にサヨナラ勝ちを果たした。
今季初の3試合連続本塁打が期待された試合。大谷は18年5月以来、5年ぶりの対決となった右腕セベリーノに対し、初回の打席は初球の内角直球をたたいて右前打を放った。時速175キロのゴロ打球が二塁手のグラブをはじく痛烈な当たりで連続試合安打を6に伸ばした。
両軍無得点の三回1死一塁の場面ではワンストライクから外角チェンジアップを左中間へはじき返す。時速180キロの弾丸ライナーで楽々と二塁に到達した。ところが、一塁走者のネトがハセルマン三塁コーチのGOサインに従って本塁憤死。ヘッドスライディングを試みたが、完全にアウトのタイミングだった。同コーチは2日前のアストロズ戦でも判断ミスで得点機を逸しており、チームにとっては大きな痛手となった。
本拠地の大ブーイングは五回1死一、三塁の打席だ。依然として0−0の展開。大谷が打席に入ると、ヤンキースベンチは敬遠四球を申告した。大谷は前カード2試合でも歩かされており、メジャー6年目で初の3試合連続申告敬遠を記録した。左手首骨折のトラウトや左肩痛のドルーリーら中軸打者の離脱が影響しているのは明白だった。
エンゼルスは先発キャニングが六回途中まで120球、12三振を奪う力投。2死満塁の場面でマウンドを降りると、この日メジャーに再昇格したばかりのハーゲットが2点二塁打で先制点を許す。その後、両軍とも1点を奪い、1−3となった七回に本拠地に衝撃が走る。
2死一塁の場面で打席に立った大谷がカウント1−2から外角156キロ直球を完璧に捉えて中越え35号同点2ランを放つ。確信歩きの一打。バットを放り投げ、ド派手なガッツポーズとともにおたけびを何度も上げながらダイヤモンドを回った。21年6月27〜29日以来となる3戦連続本塁打でサイクル安打に三塁打を残し、今季7度目の王手をかけたが、九回の打席は空振り三振に倒れた。
試合は延長十回、エンゼルスの代打起用がはまり、2死二塁からステファニックがレフト線へ決勝打。サヨナラ
勝ちを果たした。
2023年07月19日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12096642
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック