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2009年02月21日

受精卵取り違え事故について

いわゆる生殖医療の分野で働く医療技術者は、検査技師が圧倒的に多いようです。実際に、卵子と精子から受精卵をつくる仕事を、検査技師もしているのです。 日本で最初に体外受精による赤ちゃんが誕生したのは、昭和58年。当時は、「試験管ベビー」と呼ばれ、世間を賑わせました。 いま、実際に受精卵をつくるのは、試験管ではなく、シャーレによるものと思われますから、「シャーレベビー」と呼んでもよさそうなんですが、およそ「シャーレ」という言葉自体が一般的でないため、流行らないかもしれません。。 シャーレは、細菌培養の培地や血液像の特集染色などにも使われたりと、検査技師の仕事には、かかせないものです。 とにもかくにも、今回、このような取り違えが起きたことは、本当に不幸なことなのですが、もしかすると、いままでにも日本のどこかで、取り違えがあり、別の親の元で育った子供がいることも、考えられます。 過去には、生まれたばかりの赤ちゃんそのものの取り違え事故もありました。 そのようななかで、取り違えを素直に認めた医師は、許されるわけではないのですが、ある意味、やっぱり信頼できる先生だと思います。 マスコミは、いつも事件が起きると叩いてばかりですが、もっとプラスになるような報道をしてもらいたいです。・・・その他の医療情報「償いようがない」、受精卵取り違えで担当医が謝罪 産経新聞 香川県立中央病院(高松市)で昨年、不妊治療を受けた20代女性が別の患者の受精卵を移植され、人工中絶した問題で、担当した男性医師(61)が20日朝、取材に応じ「わたしのミス。償いようがない」と謝罪の言葉を口にした。
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