可愛いジャージー牛: 心がはずむ♡ デパ地下グルメ

2019年05月23日

可愛いジャージー牛

ジャージー牛は、とても希少な牛なので、
百貨店でもジャージー牛の冷菓がとても多いです。
プリン、アイスクリーム、シャーベット、ヨーグルト・・・。
この特別感がご進物用に最適なのです。

国内で飼育される乳牛約140万頭のうち、
ジャージー牛はわずか1万2000頭！

ホルスタイン種に比べ体格が小さく、
ミルクの量はホルスタインの3分の2程度で少ないですが、
乳脂肪分とタンパク質、ビタミンやカルシウムなどのミネラルを豊富に含んでおり、
その味は濃厚でクリーミー。ほんのり甘くバターを作るのに適しています。

ジャージー牛乳の最大の特徴は、濃厚でコク深い味わい。
搾りたての牛乳がβカロテンを豊富に含み、
うす淡い金色を帯びていることから「GOLDEN MILK」と言われ、
質の高さ、貴重さから、長くイギリス王室の御用達でした。

https://4travel.jp/travelogue/11011147
（ジャージー牛のふるさとイギリス海峡に浮かぶジャージー島）

日本には、明治10年に官営牧場である取香種畜場（のちに宮内庁下総御料牧場）が
アメリカより牝３頭・牡２頭を輸入したのが最初。
その後、神津邦太郎が、明治20年12月に洋式の牧場として
神津牧場を群馬県甘楽郡下仁田町に創設。
神津牧場は日本で最古の洋式牧場となっています。

明治38年8月にアメリカに渡り、ジャージー種牡牛4頭、牝牛20頭、
カナダに赴いて、フレンチ・カナディアン及びエアシャーの牝・牡17頭、総計45頭
の大量の優秀な純粋種を輸入。
これらのジャージー牛はいずれも当時世界的に名声を博した系統であり、
これを基礎とした改良繁殖により、日本のジャージー改良の先鞭がつけられました。

昭和29年～35年には、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカから
12434頭が輸入されています。

徐々に増えていったんですね。

北海道日高・釧根地区に2519頭、
青森県十和田地区に2519頭、
岩手県岩手山麓に1374頭、
岡山県美作地区に1275頭、
熊本県阿蘇地区に1033頭、
他長野県・山梨県の八ヶ岳山麓地域
宮崎県の霧島高原
など12道県の集約農業地域の希望者に配布されました。

昭和39年頃、当時約28000頭ほどまでに増えましが、
牛乳メーカーが歓迎せず、また、飲用乳地帯の拡大に伴い、
乳量が多いホルスタイン種に押されて漸減し、
平成28年3月末頃、国内飼養頭数は12739頭となっています。

現在の中心的な産地は、
・岡山県真庭市
・熊本県阿蘇郡小国町・南小国町
・北海道各地

登録頭数の多い農家一覧からみると、
岩手県二戸郡一戸町、
秋田県にかほ市、
群馬県甘楽郡下仁田町
などに比較的集中しています。

岡山蒜山ジャージー牛

（晴れの国おかやまカタログより：http://catalog.okayamakan.or.jp/made/014/）

蒜山に導入されたのは今から約60年前の昭和29年。
最初は94頭だったのが、今では（平成28年3月末）2393頭にまで増え、
生産数日本一となっています。（全国19%）

標高550～650mに広がる蒜山（ひるぜん）は、
岡山県と鳥取県の県境にある高原地帯。
おいしさと品質を支えるのは、蒜山の大地で育つ良質な牧草にあります。
約60年間、蒜山の酪農を牽引する蒜山酪農農業協同組合では、
現在は28の牧場が蒜山産の良質な牧草を中心に与え、
ストレスのない環境でのびのびとジャージー牛を飼育することで、
ピュアで濃厚な牛乳になります。

ご当地牛乳グランプリ2013最高金賞受賞

蒜山ジャージー牛乳プレミアム5.0 1000ml　360円 (税込)

熊本阿蘇小国ジャージー牛

（山吹色のジャージー牛乳：http://www.yamanoibuki.com/original16.html）

熊本県で飼養されているジャージー牛の頭数は岡山に次いで全国2位。
熊本県内で1338頭。全国の11%。
その歴史は、昭和32年に、山里の急峻な場所での飼育を可能な牛として
小国町に導入されたことに始まります。

ミルクティに合う！