2016年01月28日
イラク戦と運命の3決
先日のU-23日本VSU-23イラクは劇的な勝利でした。
日程やアブドゥルガニ監督のミス(先発メンバーのチョイスも込み)
にも助けられた部分はありますが、ほとんどシュートに行けず
まともなチャンスもなかった中、良く勝てたなと...。
(この試合の支配率は日本が45%(うち、相手の
危険エリアでの割合18%)
対するイラクは支配率が55%(うち、相手
の危険エリアでの割合22%)
シュート数は日本が4イラクが8本でした)
確かに今回のイラクはベストメンバーでは無かったですが
それでも、殆どの選手にA代表経験があり、参加国でA
代表に一番近いメンバーで臨んだのは間違いないです。
前の記事でも書いたように、SBに怪我人が集中して出たこと
に加え、呼べなかった海外の2選手もSBだったというのも
ありますが、A代表で言っても2.5軍くらいのメンバー
は集まっていたと思います。
2015.11.17台湾戦のスターティングメンバー
赤字の選手が今回の日本戦に出た選手。
所属クラブ
ヌール サブリ ナフタール・ワサト
|
ファイサル・ジャッスィム ドゥホークFC
サラーム シャキル ファータ(サウジ)
ラヒーマ アル・ワクラ(カタール)
ズルガーム・イスマイル チャイクル・リゼスポル(トルコ)
|
Yカシム スウィンドン・タウン(イングランド)
アブドゥッラミール アル・カディシヤ(サウジ)
|
アリー アドナン ウディネーゼ・カルチョ(イタリア)
メフディー・カミール アル・ショルター
ホスニ アル・ミナァ
|
マハムード アル・タラバー
AFC U-23選手権 日本戦スタメン
タリブ 所属
|
アラー・A・マハウィー
サード ナティーク
ナズィーム
アリー ファイーズ
ハムザ・アドナン
| 全員国内クラブ所属
メフディー・カミール
アットワン
ワリード
ホスニ
|
アブドゥッラヒーム
これでイラクの果てしなく続いていた連敗記録を日本が
とめたことになります。(ドヤッ)(連続得点記録は継続)
出場権も獲得できたし、これで、ドキドキからも
解放されたので、まずは決勝前の3決を楽しみにしています。
3決はW杯では、あまり重要視はされてませんが、こ
の大会における次の試合は勝てばリオ
負ければ敗退で即解散の単純明快且つ、残酷な一戦です。
イラクは、次のカタール戦は、これまでのメンバー
(日本戦前)を中心に来ると思います。
やはり、相手を変に意識せず、自分たちのやり方を貫く
イラクの方が強いと思います。
海外組最多と言いながらも
FWのアクラム アフィフ"フェライニ"(オイペン)以外は
『名ばかり海外組』のカタールも、ここまで『開催国強し』
という戦いをみせてます。
純粋なカタール人は皆無に等しく、選手間のコミュニケーシ
ョンにアラビア語が使われているとは思えないようなチームだっ
たんですが、大会に入ると、意外と連携面も様になっていて、ここ
まで勝ち進んできました。
イラクは、またサイドバックに怪我人が増えてしまいましたが
それでも力自体はイラクの方が確実に上だと思います。
仮に、この大会がバグダッドかバスラで行われてたら3決
の結果はイラクの3-1、4-1で終わっていたでしょう。
が、ここはカタール。
大観衆の声援を後押しに、カタールにも勝機は十分あ
ると思ってます。
最近カタールの事をあまり書いてなかったんですが、メンバー
は、大会の少し前にこちらに書いたので見てください。
http://footboyasian.seesaa.net/article/432247038.html
あと、気になってると思う年齢詐称の事ですが
もう、結構話してきたので、扱わないみたいなことを話しま
したが、僕は、今回もイラクは年齢を偽ってる選手を出して
きてたと思います。
思いますと言うか、確実にいたと思います。
今回は年齢に疑惑をもたれる選手が、少し減りはしましたが
実際調べてみると、
過去のU-16やU-17の時の年齢表記よりも若く記載
してる選手が少なからずいます。
仮にこういうデータがなかったとしても、あれだけ規定の年齢
を超えた選手を長年に渡り使い続けていたイラクが、今
大会、全く何もしてこなかったとは考えにくいです。
日本戦でゴールを決めたサード ナティークという選手も
今大会1994年生まれの21歳になってますが、過去の契約書
の生年月日の欄には1989年となってます。
だから、こういった余計な敵に勝ったという意味でも
イラク戦勝利は嬉しかったです。
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