2015年06月29日
大地震から2カ月復興も観光客も低調ネパール、日本は320億円支援
大地震から2カ月復興も観光客も低調ネパール、日本は320億円支援
日本を含む55カ国・機関が参加し、総額約44億ドル(約5400億円)
規模の支援が表明されました。まずはよかったですね。
現地の状態は大地震から2ヶ月になりますが、思うように復興は
進んでいないようです。2つの大陸が出会ったところなのですが、
地理的な位置は全てに不利な土地と言えます。一番近い港は
インドのカルカッタになります。これだけでもネパー人の忍耐力
が続きますようにと願わざるをえない場所です。
屋外に避難してテント生活が続いている人も、外国への出稼ぎを
考える人もいるようです。雨季を何とか無事に過ごして、乾季に
外国から観光客が増えますようにと願わざるをえません。
ネパールは海外からの復興支援金などの公的なお金が、東シナ海
周辺のように消えることはないと思っています。
繰り返しになりますが、読者の皆さんも機会があればいつか
ヒマラヤ見物をしてください。それでネパール応援になります。
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ネパール大地震から2カ月 戻らぬ観光客
産経新聞 6月26日(金)7時55分配信
■「稼ぎ4分の1以下」仕事求め国外脱出も
【カトマンズ=岩田智雄】ネパール政府は、首都カトマンズ一帯の国連教育科学文化機関(ユネスコ)に登録されている世界遺産の大部分で観光客の受け入れを再開し、市民生活を支える観光業の復興を目指している。
大地震発生から2カ月となるが観光客の出足は鈍く、市民は今も不安な暮らしを強いられている。
カトマンズ周辺の世界遺産7カ所の寺院や史跡の修復は、倒壊を免れた一部の建物を柱で支えるといった応急処置が取られているだけだ。傾いた建物の近くには立ち入り禁止の看板が設置され、外国人観光客の姿はほとんどみられない。
カトマンズ市内バサンタプールにある世界遺産の一つ、ダルバール広場(王宮広場)で喫茶店を営む女性、クスブ・トリタルさん(33)は、「1日2千ルピー(約2400円)あった稼ぎは、今では4分の1以下だ。これで子供を育てるのは大変だ」と話す。
雑貨店で働く女性のデブマヤ・ギリさん(55)は、「今もテント生活が続いている。政府の復興への取り組みは、まったくなっていない」と怒りをあらわにした。
ネパールでは大地震後、雨期が訪れており、テント生活者にはつらい日々が続く。地方在住だった女性、ルクマヤ・ドデルさん(46)は親類を頼って首都に来たが、その親類の家も余震で倒壊。「雨の中、テントが風で飛ばされないよう、手でつかみながら生活している」と訴えた。
精神的ショックから立ち直れない人も少なくない。男子学生のナビン・バタライさん(25)は、「悪夢を見るのでよく眠れない。録画した映画を見て夜を過ごそうとしても物語に集中できない」という。
多くのビルが倒壊したカトマンズ市内グンガブ地区。地方へ向かうバス・ターミナルに近く、多数の商店や宿泊施設があるが、客足は遠のいたままだ。
商店主の男性、オムクマール・ゴータンさん(24)は「中東かマレーシアに出稼ぎに行こうと思っている」と話した。仕事を求めて国外に脱出する人が相次いでおり、こうした動きは今後も続きそうだ。
産経新聞 26日(金)7時55分
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ネパール復興へ日本320億円支援 国際会議に60の国・機関が参加
産経新聞 26日(金)7時55分
ネパール大地震 応急処置で世界遺産観光再開も客足鈍く「今も続くテント生活…」 地震発生2カ月
産経新聞 25日(木)19時10分
観光地閑散、遠い生活再建=トタンの仮設住居、震災2カ月―ネパール
時事通信 25日(木)18時56分
時事通信 25日(木)14時57分
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