2018年08月18日
フィリピン大統領が中国へ「考え直すべきだ」
を発言しました。中国の巨額の経済協力が決
まって、中国が嫌がるような発言はなかった
のですが、何があったのか分かりませんが、
無害通航権とか島を作ることはできないとか
の発言がありました。
2番目の記事によると、ドゥテルテ大統領は
人工島の軍事拠点化を進める中国に対して
「態度を和らげるべきだ」と批判したという
ことです。中国が人工島の上空を飛行したフ
ィリピン軍機などに対し、近づかないよう警
告している実態について「考え直すべきだ」
とし、人工島周辺でも航行や飛行の自由は保
証されると主張したということです。
3番目の記事は、アメリカのメディアCNNの
取材班がアメリカ海軍の哨戒機「ポセイドン」
に乗って、人工島を視察したのですが、その
時は飛行中に中国軍から6回警告があったと
いうことです。ポセイドンへ中国軍から警告
があると「こちらは主権免除が適用されるア
メリカの海軍機であり、沿岸国の領空の外で
合法的な軍事活動を実施している」と回答す
るようです。これでお互いに攻撃がないこと
を確認しているのでしょう。まさに前線です。
ドゥテルテ大統領はフィリピン空軍への中国
軍の警告の表現が不快だったのでしょう。本
音が少し出てしまいました。中国軍の見下し
た表現が文化的になる可能性はほとんどない
のですが、フィリピン側がグズグズ言うのは
いいことです。航行や飛行の自由を嫌うとこ
ろはお金と力が余っているので、北京あたり
からユニークな発言が出そうです。
P8ポセイドン哨戒機・画像
南シナ海での行動、中国は再考を=フィリピン大統領
ロイター 8/15(水) 15:20配信
[マニラ 15日 ロイター] - フィリピンのドゥテルテ大統領は、中国が南シナ海での行いを考え直すよう望むとし、紛争海域にある中国の人工島付近を通過する外国の航空機や船舶を追い払う権利は中国にはないと述べた。同大統領が中国を非難するのは異例。
ドゥテルテ大統領は14日遅くに行った講演で「いつの日か引火点となりかねないため、中国は考え直さなくてはならない」と指摘。「島を造ることはできない。人工島の上の空域を自分のものだと言うことは間違いだ。なぜならそれらの海域をわれわれは公海とみなすからだ。そして無害通航権は保証されている」と述べた。
中国外務省にコメントを求めたが、今のところ回答を得られていない。
南シナ海での行動、中国は再考を=フィリピン大統領
8月15日(水) 15時20分-中国・台湾(ロイター)
フィリピン大統領、人工島の軍事拠点化で中国を批判 南シナ海
産経新聞 8/15(水) 17:48配信
【クアラルンプール=吉村英輝】フィリピンのドゥテルテ大統領は14日、首都マニラで講演し、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島に造成した人工島の軍事拠点化を進める中国に対して「態度を和らげるべきだ」と批判した。現地メディアは、経済支援の見返りに中国へ融和姿勢をとってきた同大統領による「最も強い」中国批判だとしている。
講演は大統領宮殿で財界や外交関係者を前に行われた。ドゥテルテ氏は、中国が人工島の上空を飛行したフィリピン軍機などに対し、近づかないよう警告している実態について「考え直すべきだ」とし、人工島周辺でも航行や飛行の自由は保証されると主張した。
英BBC放送(電子版)は11日、米軍機が人工島上空で、中国側から「誤解を避けるよう近づくな」などと警告を受けている実態を紹介。一方、フィリピン軍機には「そちらに全責任を取らせる」などと恫喝(どうかつ)の口調を強めて追い払おうとしていた。
フィリピン大統領、人工島の軍事拠点化で中国を批判 南シナ海
8月15日(水) 17時48分-アジア・オセアニア(産経新聞)
「直ちに離れよ」、取材班搭乗の米軍機に中国が警告 南シナ海
CNN.co.jp 8/11(土) 10:31配信
南シナ海上空(CNN) 複数の国が領有権を主張する南シナ海の上空で10日、CNN取材班が乗り込んだ米軍哨戒機に対し、中国軍から「直ちに離れよ」との警告があった。南シナ海では中国が急速な軍事拠点化を進めている。
取材班は米海軍の哨戒機「P8Aポセイドン」に搭乗。上空約5000メートルからサンゴ礁が駐屯地と化した様子を確認した。5階建ての建物やレーダー設備、発電所に加え、大型軍用機の発着に耐えうる頑丈な滑走路も備えていた。
飛行中には乗組員に対し、中国軍から6回にわたる警告があった。その音声は米軍機が中国領内に入っていると告げ、「不測の事態を避けるため直ちに離れて接近を控えよ」としていた。
ポセイドンが今回上空を飛行したのはスビ礁、ファイアリー・クロス礁、ジョンソン礁、ミスチーフ礁に造成された4つの人工島で、いずれも中国が軍事拠点化を進めている。
スビ礁では、中国沿岸警備隊のものも含む86隻の艦船をポセイドンのレーダーが探知した。ファイアリー・クロス礁では、長大な滑走路に沿って格納庫が並んでいた。
乗組員を統率するローレン・カレン大尉は「海洋のただ中に空港があるのは驚きだった」と話している。
中国軍の警告に対する米海軍側の応答はいずれも同一で、「こちらは主権免除が適用される米国の海軍機であり、沿岸国の領空の外で合法的な軍事活動を実施している」というものだった。
CNNは中国外務省にコメントを求めている。
一帯ではベトナムとフィリピン、台湾、インドネシア、マレーシア、ブルネイが領有権を主張する海域が重なっているが、中でも中国の主張する部分が最も広範にわたっている。
8月11日(土) 10時31分 国際総合(CNN.co.jp)