2017年11月27日
私は非常に良い仲裁者であり、調停者だ
れ、アメリカと中国の企業間の商談に出席し
て28兆円という巨額が成約しました。つまり
大統領としての実力を発揮できたことになり
ました。その後、ベトナムのダナンへ飛んだ
ようです。そこはベトナムのチャン・ダイ・
クアン国家主席がいましたので、気分を変えて
「私は非常に良い仲裁者であり、調停者だ」と
会談に入った模様です。これが11月12日のお
話なのです。
そしてもう一人の皇帝、習近平中国国家主席が
11月12日、つまり同じ日にどういう理由かハ
ノイを歩いているのです。ベトナムの最高指導
者、グエン・フー・チョン共産党書記長と会見
したようです。
何を考えているのでしょうか。なんと、国父
ホーチミンの旧宅を訪問し、毛沢東との交際を
語ったということです。この前南シナ海の油田
の試掘を威嚇と脅迫で中止させたお詫びという
ことは考えられないですね。
2番目の記事では、「ベトナムは同士であり
兄弟だ」と言いながら、アメリカの接近を
警戒しているという答えを出しています。
うですね、少し前に、いや大分前に
「〇〇友好」と言いながら、色々と出来事
があっちでもこっちでも発生しました。
そう考えると、中国としてはベトナムがや
や孤立的になった方がやりやすいですね。
「私は非常に良い仲裁者であり、調停者だ」
の発言は南シナ海では名言に成長するかも
しれません。
28兆円という巨額の政治ショーは史上最高
額とか言われたのですが、その友情はもう
終わったのでしょうか。北朝鮮向けへの友
情で、ベトナム向けへの友情ではないのか
もしれません。まあ、それも悪くはないで
すね。
二人の皇帝がハノイを同じ日に歩いていた
のは大きな理由があり、行き先はフィリピ
ンのマニラとこれも同じなので、強く心配
配をする必要はないかもしれません。ベト
ナムにはカムラン湾という舞台があるので、
当分は2つの超大国を天秤にかけることが
できます。
日本はどうするべきでしょう。まず、28兆
円の政治ショーにビックリしましょう。ベ
トナムを巡ってアメリカと中国が綱引きす
る様子を見て、漁夫の利を探しては、小さ
な声で「これとそれはできますが」という
話をすれば十分でしょう。
南シナ海の領有権問題、仲裁の用意ある=トランプ米大統領
ロイター 11/13(月) 8:48配信
[ハノイ 12日 ロイター] - トランプ米大統領は訪問先のハノイで12日、南シナ海の領有権問題について仲裁する用意があると述べた。
同海域を巡っては中国が領有権を主張、5カ国が異議を唱えており、中でもベトナムは、中国による埋め立てや軍事拠点化に対し最も強い懸念を示している。
トランプ大統領はベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席と、同国首都ハノイで会談。「仲裁や調停を手助けできるなら、私に知らせて欲しい」「私は非常に良い仲裁者であり、調停者だ」と話した。
同国家主席は南シナ海の問題について、平和的交渉を通じて国際法に基づき解決できると信じると表明。ベトナムは、中国の訴えは無効との立場を打ち出している。
ベトナムも岩礁や小島周辺の陸地の領有権を主張しているが、規模は中国よりはるかに小さい。ほかにブルネイ、マレーシア、フィリピン、台湾も南シナ海での権利を主張している。
ロイター 11/13(月) 8:48
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中国、ベトナム取り込み 領有権問題で米排除に躍起
産経新聞 11/14(火) 7:55配信
【北京=西見由章】中国は南シナ海問題をめぐり、対立が最も先鋭化する可能性が高いベトナムに米国が接近するシナリオを警戒している。中国は同じ社会主義国で歴史的にも関係が深い「同志であり兄弟」(中国外務省)だとことさら強調して、ベトナムの取り込みと米国の影響力排除に躍起だ。
ベトナムを公式訪問している中国の習近平国家主席は13日、ベトナムの最高指導者、グエン・フー・チョン共産党書記長と2日連続となる異例の会談を行った。12日の会談で「海上問題を適切に処理」することで合意した両国は、13日には南シナ海の「行動規範」をできるだけ早期に策定し、情勢の複雑化を避けるとする共同声明を発表。両首脳は国父ホー・チ・ミン主席の旧宅を訪れ、毛沢東との交際について語り合った。
中国側は自国の経済力を背景に、ベトナムの足元をみている側面もある。環球時報は「ベトナムにとって中国は第1の貿易相手国。米国と“同盟”を結んで中越関係を損なうほど愚かではない」と指摘した。
もっとも、南シナ海の領有権をめぐる摩擦を解決する道筋は見えない。両国は5月、「争いを拡大させる行動は取らない」とする共同声明を発表したが、直後にベトナムが南シナ海の石油・ガス田で掘削作業を始めたことが判明。中国側は7月、軍事行動も視野に圧力をかけて作業を中止させた。
中国は米国による封じ込め戦略への警戒感を強めている。トランプ米大統領がベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席に対し、南シナ海問題で仲介役を務めることに前向きな発言をしたことについて、中国外務省の耿爽報道官は13日の記者会見で、「地域外の国家は地域の国家が南シナ海の平和を守ろうとする努力を尊重すべきだ」と牽制(けんせい)。また、日米主導の「インド太平洋戦略」についても「政治化や排他的な措置を避けるべきだ」とクギを刺した。
産経新聞 11/14(火) 7:55
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