2015年01月14日
★『サザエさん』の「カツオ」には【未来に向かって】テストで低い点を取りつづける覚悟がある
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◆【再び疾駆〈憧れ・諦め・幻滅・自棄・絶望〉MEMO】――★けさ、長い夢の2連発!
(1)修学旅行先の品川プリンスホテルでネクタイが結べなくなった。「こんなマヌケな姿で生徒たちの前に出られない」と鏡の前で悄然と立ち尽くしている僕。
(2)職場対抗野球でピッチャーとして先発したが、ボールがコントロールできない。敵からも味方からも野次。ボールがコンクリートを固めたもの。どぎつい赤色。ピンポン球のように小さい。……夢から覚めたとき頭がド〜ンと重かった。
★「銭形平次」(=橋蔵平次)は、10年、20年、毎回、クライマックスで寛永通寶四文銭を飛ばしつづける。「サザエさん」の「カツオ」も10年、20年、毎回、テストで低い点を取りつづけている。
僕の「職員室通信」(「学級通信」)も同じだ。10年、20年、エンドレスで疾駆しつづける。しかし、【過去】への疾駆ではない。【未来】に向かって【反復】する。その覚悟が必要だ。昨日の真山仁氏ではないが【ノンフィクションに逃げ】ていれば、絶対にダメ。
★考えてみると、サムライ中には、教職員による「巡視体系」が2つ存在する。ひとつは1・2・3学年教職員による巡視。もうひとつは、「学年分掌」以外の【各校務分掌】による巡視。ほとんどの教師が二役だ。だから、2つの体系を一本化し、巡視の精度を高める必要がある。
★課題を抱える生徒の指導――【ビバーク】は不本意かもしれない。しかし、重要な「拠点」。【ビバーク】を「拠点」として明確に位置づけることにより、ビバーク地点からの前進が可能になる。また、あるいは、意味のある後退も可能になる。
★2月に「本当は引き受けたい」仕事があったのだが、ベストの体調を維持する自信がないので辞退。辞退の決断が遅れ、相手方に迷惑をかけた。ホンマにスンマヘン!――【再び疾駆〈憧れ・諦め・幻滅・自棄・絶望〉MEMO】以上。
★画像=放浪
◆【学級通信】――★現在、新年度の教育課程編成中。
第【1】段階=昨年末の12月に、
@各校務分掌部会(総務・教務・研修・生徒指導・保健・1学年・2学年・3学年)
A各領域部会(特別活動・道徳・進路指導・総合的な学習の時間)
B各教科部会(国語・社会……)
C教職員個人
D地域・保護者
この@〜Dにおいて、「今年度の評価」と「新年度への改善策の提案」。
第【2】段階=12/26に教職員で全体会議を開き、(1)全体で改善策を検討する内容と、(2)各部会で改善策を検討する内容とを区別。
★その(1)「全体で改善策を検討する内容」とされているのは、次の12点だ。
(1)授業に関する教師の基礎・基本の修業方法の改善
(2)基礎学力保証という観点からの補習方法の改善
(3)各教科部会運営方法の改善
(4)教科企画書の改善(=「職員会議」改革)
(5)地域教育力との連携の改善(サムライネット事業の一環として)
(6)生活規律・学習規律の指導方法の改善(経営の重点「生き方の原理原則」と関連)
(7)部活動運営の改善
(8)子どもたちの職場体験学習の改善
(9)修学旅行の改善(主に時期)
(10)日常における教育相談の改善
(11)音声言語能力育成方法の改善
(12)生徒会活動の改善
★現時点では、(2)「基礎学力保証という観点からの補習方法の改善」以外、すべて審議終了。
それぞれの「結論」については、後日、この「学級通信」上でも紹介したい。
審議未了の「補習方法の改善」は難問だ。
その時間、あるいは、その単元で、十分な成果があげられなかった子どもに対してどう処遇し、どのように学力を保証するか?という問題だ。
難問だ。
ずっと悩みつづけてきた。
その時間、あるいは、その単元に対する「つまずき」への対応だけでもたいへんなのに、小学校2年段階で……小学校4年段階で……あるいは、中学1年の1学期の段階で……「つまずいた」という子どもへの対応は、もっとむずかしい。
また、たいていの場合、ひとつの教科だけでなく、同時に他の教科の保証とも関連してくる。
つまずいた子どもの保護者にしてみれば「できない子は親がいい塾を探してこいということですか?」とでも言いたくなるような状況。
くわえて、必ず「補習」と「部活動」とが時間的にぶつかる問題。
子どももぶつかるし、顧問としての教師もぶつかる。
これをなんとかしたい。
公立中のプロ教師集団が、つまずいている子を塾に託していてどうするのか!
高等学校にトコロ天突式にほうり出してどうするのか!
「部活動とぶつかりましたぁ〜」と【基礎学力の保証】をいいかげんにしていてどうするのか!
★今、このことに関する僕らの議論を、ここに再現するつもりはない。
ただ、ひとつの例として、「1週間に2日、放課後30分間の補習時間を設定する」という案が出された。
これに対して、やはり想定されたように「部活動を一斉にスタートさせたい」とか「保護者の中には部活動も正規の学習活動だと思っている人がいるので、きちんとやらなければ……」という反対意見が出た。
反対意見に対して、「部活動の教育的意義は理解できるが、つけるべき学力を保証できない責任をどう取るのか」「義務教育である中学校ではあくまでも学習指導要領の内容の徹底が第一であり、それをクリアーした上での部活動という原則は重く考える必要がある」「保護者には部活動が学校外(教育課程外)の自主活動、教員にとってボランティア活動だということを説明すれば済むことだ」などという反論。
さらには「1週間に2日だけ、それも30分間だけというような設定をしてどれほどの効果があるのか? ほとんど効果があがらないということはみんながわかっているではないか」という意見も出た。
★意見を出し、戦わせ、それらをアウフヘーベンさせ、ゴールイン!……というわけにはいかなかった。
しかし、いい議論だった。
ま、月並みな言い方になるが、同一のテーマをめぐって意見を述べあうことによって、状況を立体的に、より的確につかむことができる。
この問題の元凶がはっきりした。
この議論を土台に、次回、具体的な施策を提示する……ということで、きょうのところはチョン。
今、【元凶】と書いて【ドキン!】とした。
冒頭、教育課程編成で「全体会議で改善策を検討する内容12点」を列挙したが、「(1)授業に関する教師の基礎基本の修業方法の改善」と「(2)基礎学力保証という観点からの補習方法の改善」は密接不離の関係にあることを忘れてはいけない。
いい授業だと、補習対象者が少ない。
マズイ授業だと、補習対象者がふくれあがる。
はじめ「元凶」と書いたとき、僕は別のことを想定して書いた(*^_^*)が、「補習」ということに限定すれば、【マズイ授業】はその「元凶」の「元凶」だ。
毎日、マズイ授業をやっておいて、「補習」にエネルギーを費やす。
これくらい滑稽なことはない。
これくらいみっともないことはない。
毎日、マズイ授業をやっておいて、いじめ・不登校・非行対策にエネルギーを費やすのと、根は同じだ。
★さらに詳細な情報は僕のホームページへ!
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