2015年01月12日
★ウインナーをホイルでくるむ。バターを少し入れる。反射式ストーブの上に載せて焼く。いい匂い!=僕の原点
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◆【再び疾駆〈憧れ・諦め・幻滅・自棄・絶望〉MEMO】――★昨夕、インターネットで、江藤淳が西御門の自宅で【自刃】したときの正確な年齢(何歳と何ヵ月か?)をチェックしていたら、ある情報の中に「交流・影響を受けた外交評論家に田久保忠衛・森本敏ら」という記述を発見。
【森本敏氏】は僕が最も敬愛する国際政治学者だ。
何かの機会にごいっしょすることがあったら、氏の【江藤淳像】をうかがいたいと思った。
★けさ、7時NHKニュース中に登場した「インタビュー番組」で真山仁発言【ノンフィクションに逃げない】が耳の奥に刻まれている。
僕は「学級通信」に【フィクション】は導入しない主義だ。
真山にいわせれば【ノンフィクションに逃げている】ということになるのか?
僕の「学級通信」は過去か?
いや、「学級通信」は未来か?
【未来】だとすれば【ノンフィクションとして昇華】させる手法もOKなのかも?
★これまでやってきた「学校通信」や「学級通信」は年の暮れで、いったんグチャグチャになってしまった。
リング上でノックアウト!
大ショックである。
今、徐々に立ちあがりつつある。
【復活】に際し、あまり大それたことは考えていない。
イメージは【女川さいがいFM】(――「女川の町に正しい情報と元気を届ける放送を がんばっぺ女川」を合言葉に、毎日放送を行っています。)
僕はときどきサイマルラジオで聞いている。
さっきクリックしたら女子高生2人の掛け合いで「おながわ☆なうミニ」がスタートしたところだった。
なかなかいい(^_^)v。
★画像上=夜のDAKA古書店跡の一隅。部屋は常にどこかが変化している。今は既にこの画像とは違っている(*^_^*)。HPもそうだけれども、【部屋の模様替え】=【僕の存在の仕方】 ★画像下=年の暮れに、解像度が高いスピーカー(=ONKYOのD-412EX)を購入したので、椅子もフカフカではなく、こういう原型が顕わになったものにした(^_^)v。この椅子を持ち込んだために、部屋中のすべてのものが大移動!――【再び疾駆〈憧れ・諦め・幻滅・自棄・絶望〉MEMO】以上。
◆【学級通信】――★3学期のスタートだ。
教務週報の冒頭に掲載されている各校務分掌の目標。
○【総務部】=3学期のスタートにあたり学習環境を整える。
○【教務部】=「今年は○○の勉強をかんばるぞ〜!」の決意に応える授業を。
○【研修部】=つかみ10秒で2015年の授業スタート。
○【生徒指導】=生徒観察と適切な声がけを。
○【保健】=手洗い、うがいの徹底で風邪の予防を。
教務部のコメントは僕の思いに近い。
研修部のコメントは、ハイレベルでピリッとした目標だ。
どの授業も【つかみ10秒】で新年のスタートが切れれば最高だ。
★僕の目標は――
【1案】=「人間3日会わざれば刮目してみるべし・ピグマリオン」
【2案】=「凡事徹底(プロ教師としてやるべきことをきちんとやりつづけること)のシステム化」
どちらにすべきか、ギリギリまで悩んだが、やはり「3日会わざれば……」を選択した。
「凡事徹底のシステム化」は次の週に回してもOK。
僕ら、学期はじめの教職員は、精神を「3日会わざれば刮目して見るべし」に集中すべきだ。
どの子もどの子も「新しい年はこういう自分になりたい」「こういうことができるようになりたい」と思いを新たにしているにちがいない。
あるいはそう願うことによって一段と立派になっているにちがいない。
だから、その思いをキャッチできる教師にならなければいけない。
教務のことばでいえば【決意に応える】。
「3日会わざれば……」は、はっきりとことばには出来ない子どもも、あるいは、はっきりと表情に表さない子どもも――中学生というのは、思いがことばや表情になって外に出てくるまでには長い長いプロセスが必要なのだ――きっとそう思っているにちがいないと期待する教師になろう……という意味である。
★画像は、新年の空堀商店街。
式辞のなかで僕が「1円でも安いチキンラーメン」を求めて下っていったというのは、この商店街のことだ。
★〈3学期始業式・式辞〉
冬という季節は、12月、1月、2月の3ヶ月です。
ですから、きょうは、冬の真ん真ん中ということですね。
古来、日本では、この冬の真ん真ん中に、寒中稽古、寒中水泳等を行うという慣わしがあります。
わたしの母校の中学校は、この時期に登山をやっていました。
この時期に登山ですよ。
もちろん、ただの「登山」ではありません。
耐寒訓練――寒さに耐える訓練――といって、大阪でいちばん高い山、標高1125メートルの金剛山に登ります。
雪に覆われていますから、ツルツル、ツルツル、ほんとうにたいへんでした。
もちろん、ギザギザのアイゼンとか軽アイゼンとかはないですから、みんなで靴に荒縄を巻いて登りました。
冬の真ん真ん中の寒さに耐えることによって、精神をひきしめる。
身も心も鍛えて、強くする……ということです。
わたしたちも、新しい年のスタート、きょうの、たいへん寒い始業式で――
精神をひきしめる
そして、自分の心、すなわち、みなさんひとりひとりの「決意」「夢」をポンと押して勢いをつけてやる1日にしましょう。
★まず3年生に。
3年生は、これまで、サムライ中の新しい歴史を創ってきました。
「歴史を創った学年」といわれるくらい、名誉なこと、うれしいことはありません。
これまで、学習面で、あるいは、合唱、委員会活動、部活動を含む生活面で、0.1ミリずつ創ってきた「歴史」に、3学期ははっきりとしたカタチを与えて、2年生にバトンタッチしてほしい。
これから、入試直前の猛勉強。
面接の練習もあります。
カゼも流行るから健康管理もたいへん。
そして、合格発表……卒業式。
もう、ほんとうに、あわただしく、めまぐるしく、人生の中でも、もっとも、心の揺れ動く時期といっていいでしょう。
このあわただしさに、ただ、流されていくのではなく、これまでのように、学年プロを中心に、みんなで力を合わせて、 0.1ミリずつ、(念のためにくりかえすけど)学習を通し、委員会活動を通し、清掃活動を通し、卒業式練習、卒業式本番を通し、サムライ中の歴史に、くっきりとしたカタチを与えてほしい。
いいものは、確実に伝わります。
ほんものは、確実に伝わります。
今度の3年生(今の2年生)に伝わる、それがまた、その次の3年生(今の1年生)に、またその次の、またまたその次の……そして、今、まだ生まれていない、サムライ中生にも伝わっていきます。
このことがサムライ中の力になるとともに、(サムライ中でわたしたちはこんなふうに生きたのだという自信が)、みなさんの新しい世界を拓いていくことにつながると信じます。
3年生の奮闘努力を期待します。
★次に1・2年生に。
大事なことだから、わたしは、何度も何度も言います。
わたし自身の人生を振り返ると、人生の方向を決定づける、大きな決断は、ほとんどこの時期に、このピリッとする冬の真ん中で、決めています。
よし、この高校にしよう。
この大学にしよう。
この職業につこう。
こんな人間になろう。
こういう記録が出せる選手になろう……というのもある。
こういうプレーができる選手になろう……というのもあるでしょう。
東京オリンピックに出る……というのもあるかもしれません。
こんなふうに、「はっきりとしたカタチ・方向を与えてくれぇ〜!」といっているエネルギーが、今、みなさんひとりひとりのなかに充満しています。
長い人生の中で、今、いちばん、そういうエネルギーが充満してる時期でしょう。
そのエネルギーに強いカタチを与える決断。
この決断から逃げないようにしよう。
決断して、こんなこともやってやろう、あんなこともやってやろうと、どんどんチャレンジしていってほしい。
1年生のみなさんの大きな決断に期待します。
2年生のみなさんの強い決断に期待します。
★最後にわたしの原点。
わたしの原点は、これ(「清貧」←張りもの資料)です。
以前、青春とは貧乏でなければいけない……親に金を使わせているようなのは青春とは言わないと言いましたけれども、「清貧」=貧乏だけれども、志・夢・希望は高い……これがわたしの原点です。
ひとつ、自慢をしますけれども、わたしは親にお金を出させないで大学を卒業しています。
そのかわり、すごく貧乏をしました。
大阪みなみに空堀通り商店街というのがあります。
「空堀」というから、昔、大阪城の堀だったんでしょうか?
長〜い、坂道の商店街です。
わたしは、1円でも安いチキンラーメンを求めて、店をのぞきながら、どんどん商店街をくだっていって、安いチキンラーメンを見つけて、その箱を抱えて、今度は逆に空堀の坂を登っていく……これが、わたしの原点です。
あるいは、肉屋でウインナーソーセージを2個買う。
肉屋のおじさんが「2個ですか?」と笑って、はかりではかって「なん円です」という感じです。
2個しか買えないんです。
それをアルミホイルでくるむ。
バターを少し入れる。
反射式ストーブの上に載せて焼く。
いい匂いがします。
それに食パン1枚、コーヒー1杯。
これが、わたしの食事でした。
ウィンナーソーセージとコーヒーの香り。
これが、原点です。
貧乏だったし、いつもお腹を空かしていたけれども、希望・志は高い、わたしの場合は、「教育哲学を勉強するんだぁ〜!」と燃えていた。
この新しい年、またこの原点に立ち返り、サムライ中生、みなさんといっしょに、わたしも、夢を追いかけていくつもりです。〈3学期始業式・式辞、以上〉
★さらに詳細な情報は僕のホームページへ!
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