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2024年01月23日

ヴァルター・ゲルラッハ
1/23改訂【シュテルンと銀粒子の縮退解放の実験を実現】

こんにちはコウジです!
「ゲルラッハ」の原稿を改定します。
今回の主たる改定はAI情報の再考です。また、
ゲルラッハが生まれた頃、ベートーベンはもう居ません。
(彼の人生は1770年12月16日頃 - 1827年3月26日)


初見の人が検索結果を見て記事内容が分かり易いように再推敲します。


SNSは戦略的に使っていきます。そして記述に誤解を生む表現がないかを
チェックし続けてます。ご意見・関連投稿は歓迎します。


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【1889年8月1日生まれ ~ 1979年8月10日没】



 実験家ゲルラッハ


ゲルラッハはシュテルンと共に行った


実験で有名です。


本ブログの中ではシュテルンのご紹介は関連人物を中心としており、
実験内容が伝えられていませんでした。
対照的に
ゲルラッハと実験内容について語りたいと思います。


その実験はゼーマンとローレンツによる実験と通じる部分があります。
古典的な考えだけでは説明出来ない量子力学的な
状態の縮退を考慮する
必要があるという結論に繋がります。


ゼーマン効果ではナトリム原子からの電磁波が対象で
波動的側面から現象が理解できます。一方で
ゲルラッハの実験では加熱して蒸発した銀粒子が対象
ですので粒子的側面から現象が理解できます。


其々の実験対象において磁場をかけた時に縮退が
解けていく様子が観察されます。


古典的な予測では輝点に幅が出ると予想されます。
二つの輝点に分かれる現象は古典的に説明が出来ません。



実験の歴史的意義 


具体的にゲルラッハとシュテルンが行った実験では、
磁場で銀粒子の中の
電子スピンが分離されています。


加熱された銀粒子がビーム状に放射されている時に
ビーム経路
に対して垂直に磁場をかけます。


壁に当てたビームの輝点を見てみた時に古典論では輝点は一つです。
所が、
ゲルラッハとシュテルンの実験では
「縮退の解けた」2点が
はっきりと見てとれたのです。


量子力学的な考えに従うと、電子はスピンを持ち、
磁場に対して
同じ方向のスピンと逆の方向のスピンが存在します。
だから、磁場に対する軌跡が異なるのです。


この実験はゲルラッハが実現したようですが
シュテルンがドイツから亡命していた事情と、
政治絡みの判断、が相まって当初は
ゲルラッハの名は表に出ませんでした。



後日談 


さて、話を現代に近づけると、
2012年に日本で半導体内部で
同じ原理を使い同じ結果を得てます。


アイディアの種は色々な所にありますね。


強磁性体外部磁場を用いずに電子のスピン
揃えることに世界で初めて成功_2012年12月


https://www.ntt.co.jp/journal/1212/files/jn201212058.pdf




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以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。


nowkouji226@gmail.com


2020/10/31_初稿投稿
2024/01/23_改定投稿


旧舞台別まとめ
舞台別の纏め
時代別(順)のご紹介
ドイツ関係のご紹介へ
量子力学関係


AIでの考察(参考)


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(2021年10月時点での対応英訳)



Famous experimenter Gerlach


Gerlach is famous for his experiments with Stern. The introduction of Stern was centered around related people, and the content of the experiment was not communicated. I would like to talk about Gerlach and his experiments. The experiment has some similarities to the experiment by Zeeman and Lorenz. It leads to the conclusion that it is necessary to consider the degeneracy of quantum mechanical states that cannot be explained by classical ideas alone.


In the Zeeman effect, electromagnetic waves from Natrim atoms are targeted, and the phenomenon can be understood from the wave side. On the other hand, in the Gerlach experiment, the target is silver particles that have been heated and evaporated, and the phenomenon can be understood from the particle side. It is observed that the degeneracy is released when a magnetic field is applied to each experimental object. The classical prediction is that the bright spots will be wider. The phenomenon of splitting into two bright spots cannot be explained classically.



Historical significance of the experiment


Specifically, in the experiments conducted by Gerlach and Stern, the electron spins in the silver particles are separated by a magnetic field. When the heated silver particles are radiated in a beam shape, a magnetic field is applied perpendicular to the beam path. When you look at the bright spots of the beam that hits the wall, there is only one bright spot in classical theory. However, in the experiments of Gerlach and Stern, two points that were "degenerate" were clearly visible.


According to quantum mechanics, electrons have spins, and there are spins in the same direction and spins in the opposite direction to the magnetic field. Therefore, the trajectory with respect to the magnetic field is different. This experiment seems to have been realized by Gerlach, but the name of Gerlach was not revealed at the beginning due to the combination of Stern's exile from Germany and political judgment.



Later talk


Now, let's get closer to the present age. In 2012, we used the same principle inside semiconductors in Japan and obtained the same results. There are many seeds of ideas.


World's first success in aligning electron spins without using ferromagnets or external magnetic fields_December 2012

https://www.ntt.co.jp/journal/1212/files/jn201212058.pdf



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