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2023年02月27日

中嶋 貞雄
2/27改訂【日本で超電導現象の土台を作っていた人】

こんにちはコウジです!
「中嶋 貞雄」の原稿を改定します。


投稿作業としては関連リンク、内部リンクの改定、個別の人物の追加をしています。
今後もご覧下さい。また、ブログ宣伝でツイッター使いません。
2021/7/11(日)から始めていてSNSの感じが分かりました。
流入はありますが労力がかかります。
今後はSEO中心に考えてSNSはブログと常時関連させません。
SNSは戦略的に使っていきます。


何より紹介の内容を吟味します。日本語として読みやすい文章になっているか、
なおかつ論理が追いかけやすいか、そして記述に誤解を生む表現がないかをチェックし続けます。
【以下改訂した原稿です】



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【1923年6月4日生まれ ~ 2008年12月14日没】



 物理学者の中嶋貞雄


映画監督で似た名前の方が居ますが
映画監督の方は貞夫と書きます。
物理学者の中嶋さんは貞雄と書きます。
中嶋貞雄は私が昔使っていた量子力学での
教科書の著者でした。(発行元は岩波書店)


東京大学を卒業後に名古屋大で教授を務め、
東大物性研の所長を務めています。
超伝導現象の理論化に先鞭をつけた方です。


超電導の議論史の中で有名な
エピソードがありますのでご紹介します。



 バーディンと中嶋貞夫


中嶋貞雄は低温物理の物性に関わる研究をしていきました。
そんな中で
名古屋で会議が開かれ、くりこみ理論を応用した
低温電子物性の議論をします。
その話にアメリカのバーディーン
が着目し、
講演内容のコピーを中嶋に求めました。


その時点ではカメリー・オネスの発見した超伝導現象は
実験的に示されていま
したが理論的な説明はなされてません。
バーディーンはそれを作ろうとしていたのです。


中嶋はきっと研究の方向性に確信を持った事でしょう。
後に名古屋駅で
バーディンにコピーを渡します。


バーディンは帰国後に英訳し、共同研究者であるクーパー・
シュリーファーと共に
考察を進め、クーパー対のアイディア
を盛り込み、
BCS理論を完成させます。日本で無くアメリカ
で生まれた事が残念ですが、
そうした議論の端緒は
日本でも芽生えて
いたのです。



 科学技術と我々


私は科学技術は人類が共有する財産だと思っています。
それだから、
コピーを届けた中嶋貞雄の行為は正しかった
と感じています。これからの若い研究者達も知を共有して
育んで欲しいと思います。
そうした行為が、
ひいては日本の発展に
繋がっていくと信じています。
そして、世界人類の発展に繋がっていくと信じています。


最後は信念とか、
宗教っぽい話になりましたが
感動・情熱から繋がる話
ではないでしょうか。




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以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
問題点に対しては適時、
返信・改定をします。


nowkouji226@gmail.com


2020/12/19_初版投稿
2026/02/27_改定投稿


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(2021年11月時点での対応英訳)



Physicist Sadao Nakajima


There is a movie director with a similar name, but I write that as Sadao. This is written as Sadao. Sadao Nakajima was the author of a textbook on quantum mechanics that I used to use. (Published by Iwanami Shoten) He is a professor at Nagoya University after graduating from the University of Tokyo, and is the director of the Institute for Solid State Physics of the University of Tokyo. He was a pioneer in theorizing superconducting phenomena. I would like to introduce a famous episode in the history of superconductivity discussions.



Birdin and Sadao Nakajima


Sadao Nakajima has been conducting research related to the physical properties of low temperature physics. Under such circumstances, a conference will be held in Nagoya to discuss low-temperature electronic properties applying the renormalization theory. Bardeen of the United States paid attention to the story and asked Nakajima for a copy of the lecture. At that time, the superconducting phenomenon discovered by Kamerlingh Ones was experimentally shown, but no theoretical explanation was given. Bardeen was trying to make it.


Nakajima must have been convinced of the direction of his research. He later gives a copy to Birdin at Nagoya Station. After returning to Japan, Bardeen will translate it into English, discuss it with his collaborator Cooper Schriefer, incorporate ideas for Cooper vs., and complete the BCS theory. It's a pity that I was born in the United States instead of Japan, but the beginning of such discussions was also budding in Japan.



Science and technology and us


I think science and technology are a property shared by humankind. Therefore, I feel that Sadao Nakajima's act of delivering the copy was correct. I hope that young researchers in the future will share their knowledge and nurture them. I believe that such actions will eventually lead to the development of Japan. And I believe that it will lead to the development of humankind in the world.


At the end, it was a belief or a religion-like story, but I think it is a story that connects with emotion and passion.


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