「ギブス」の原稿を投稿します。作業としては関連リンクの改定、小見出しの設定、装丁の改善です。特に提携終了となった「テキストポン」などの商標は順次置き換えていきます。私の文章で遷移語が不足しているようです。遷移語は、「同様に」、「しかし」、「に加えて」、「たとえば」などの単語です。以後加筆します。別途、個別の人物の追加もトピックスのご紹介もしていく予定です。今後もご覧下さい。また、ブログ宣伝でツイッター使います。7/11(日)朝の時点でフォロワーは合計【11691】でした。
作業としてフォロワー増は暢気に続けます。
それよりも紹介の内容を吟味します。【以下原稿です】
その名は
ジョサイア・ウィラード・ギブズ
Josiah Willard Gibbsです。
米国コネチカット州に生まれて
イェール大学で博士号をとります。
その博士号はアメリカ大学での
最初の工学博士だったそうです。ギブズは
米国における先駆者だったのですね。
そして理学博士でなくて工学博士って所が
アメリカっぽいなと思いました。そして、
物理学者ギブスの父は同名で
の教授です。古き時代のアメリカですね。
その後、
ギブスは修行時代として、
パリ、ベルリン、ハイデルベルクで
一年ずつ滞在します。
今の感覚ではピンとこないのですが、
彼の人生で地元を離れたのは
この三年間だけだったそうです。
ギブズの業績
ギブスの業績として大きいものは物理学への
「統計手法」の導入でしょう。
個々の粒子固有の性質は別に考え、
粒子集団が持つ性質を統計的に
まとめあげていく事でその性質が
熱力学的な特性につながっていくのです。
その考えをまとめた論文を読んだ
マクスウェルは大変感動をして、
自身の思いを伝えるために石膏模型
を作ったと言われています。そして、
その抽象的な模型をギブスへ送ったのですが、
模型は今でもイェール大学で
大切に保管されているそうです。
ギブスのスタンス
数理的手法を物理学に取り入れたギブスですが、
その立場(スタンス)を表現している言葉をご紹介します。
A mathematician may say anything he pleases,
but a physicist must be at least partially sane.
【(私の訳)
数学者は望むがままに物事を言えますが、
物理学者は何とかして、しゃっきりと
物事を伝えなくてはいけないですよ。】
数学者と物理学者は社会から
求められている物が違うので
視点を変えていかねばいけないと駄目です。
ギブズの暮らし
最後に、戸田先生の教科書
【岩波書店から出ていた熱・統計力学の本】
でギブスの人柄を伝えるエピソード
が載っていたので
ご紹介します。
(小さな物語の始まりです)
ギブスは結婚をしないで父の残した家に
妹夫婦と共に住んでいました。
その家は彼の研究室から近い場所、
道を渡ったところにあって、
ギブスは午前の講義を終えた後に、
食事の為に家に戻っていました。
お昼を食べた後にギブスは
研究室に帰ってそこで過ごし、
夕方五時頃に散歩をしながら帰宅
するという、静かな暮らし
を送っていました。何年も。何年も。
そして、
ギブスは妹の家事を手伝い、
一緒に料理もしました。
特に、不均一系の研究をしていたギブスは
サラダを混ぜる仕事がとても得意だったそうです。
うまく作業できた時には大層、
ご機嫌になれたでしょう。
そんな静かで温かい生活を重ねていました。
〆
以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。
nowkouji226@gmail.com
2020/10/31_初稿投稿
2021/12/17_改定投稿
舞台別のご紹介へ
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【2021年9月時点での対応英訳】
His name d Gibbs
Its name is Josiah Willard Gibbs. Born in Connecticut, USA, he holds his PhD from Yale University.
His PhD was the first PhD in engineering at an American university. Gibbs was a pioneer in physics in the United States.
And he thought that the doctor of engineering,
not the doctor of science, was American.
And the father of physicist Gibbs is a professor of
religious literature (to Wikipedia)
with the same name. He's an old American, isn't he?
After that, Gibbs will stay in Paris, Berlin and Heidelberg
for one year each as his training period.
It doesn't seem like it's right now, but he's been away from home
for the last three years in his life.
Gibbs achievements
One of Gibbs' major achievements is the introduction of "statistical methods" into physics. Apart from the unique properties of individual particles, by statistically summarizing the properties of the particle population, those properties lead to thermodynamic properties.
It is said that Maxwell, who read the treatise summarizing his thoughts, was very impressed and made a plaster model to convey his thoughts. He sent the abstract model to Gibbs, who is still kept at Yale University.
Gibbs's stance
He is a Gibbs who has incorporated mathematical methods into physics,
Here are some words that express that position (stance).
A mathematician may say anything he pleases,
but a physicist must be at least partially sane.
[(My translation)
Mathematicians can say things as they wish,
The physicist manages to be crisp
He has to tell things. ]
Mathematicians and physicists have
different perspectives because
the things that society demands are different.
Gibbs life
Lastly, I would like to introduce an episode that conveys Gibbs' personality in Professor Toda's textbook [Book of Thermal and Statistical Mechanics from Iwanami Shoten].
(Beginning of a small story)
Gibbs lived with his sister and his wife in the house left by his father without getting married.
The house was near his lab, across the road,
After Gibbs finished his morning lecture, he returned home for a meal.
After having lunch, Gibbs lived a quiet life, returning to his lab and spending time there, taking a walk around 5 pm and returning home. For years. For years.
Gibbs then helped his sister with the housework and cooked with her.
In particular, Gibbs, who was studying heterogeneous systems, was very good at mixing salads.
He would have been in a good mood when he was able to work well.
He lived such a quiet and warm life.
〆
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