今更だけどC-C-Bのススメ

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ドラマ「毎度お騒がせします」のインパクトに乗せた主題歌「Romanticが止まらない」を引っさげて、C-C-Bは1985年の２月21日にザ・ベストテンのスポットライトで衝撃的なTVデビューを果たし、その奇抜なルックスと対照的な確かな演奏力、歌唱力が話題を呼んでついにザ・ベストテンで１位を獲得します。

彼らの人気は鰻上り。音楽業界は全てにおいて行動が迅速な時代でした。
あっという間にファーストツアーの予定が彼らのスケジュールに組み込まれました。
８５年のライブ本数は実に100本を越えています。
これがすべてホール級の会場の全国ツアーで、全てが満席という事態に！

勢いというものは凄いです。
これらすべてを1985年の１年間のうちにやってのけました。
その間、お茶の間の人気者としてTVにラジオに雑誌取材に・・・。
彼らの体力、精神力は相当なものだったのでしょう。
彼らがワーカホリックで身体や精神に支障をきたすまであまり時間はかかりませんでした。

４月２５日の初めてのホールコンサート。
場所は渋谷公会堂。
ココナッツボーイズ時代に何度もライブを行っていたライブハウスEGG-MANの目と鼻の先です。
このホールを満員にする事は彼らの目標の一つでもあった事でしょう。

オープニングは会場に「ココナッツボーイズのテーマ」が流れ、そして彼らの初お目見え！
最初の１曲は「バラ・バラ」でした。
当時はザ・スパイダースのカバーを数曲アルバムに収録し、ライブのセットリストに交えていました。
初のホールコンサートで１曲目がバラ・バラだったという事実は何だか意外な気もしますね。

そして２曲目「Romanticが止まらない」は勿論、ついに音源化される事のなかった幻の名曲、「いたいけシュガーボーイ」もこちらで披露されました。

気の強い彼女にふりまわされるイタイケな男の子の心情を描いたこの作品。
ファンの間でも殆ど知られていない事が残念です。
強いて云えば、当時のC-C-Bとして売り出しているイメージとは合ってないような気もしますので。
時期的に例えばこれがサードアルバムの「すてきなビート」に収録されたとしたら、とてつもない違和感を感じた事でしょう。
初期のアルバム2枚のどちらかに収録されるならまだイメージに合っていたかもしれませんが。

「瞳少女」「雨の金曜日」「破れたダイアリー」「浮気なジル」「夢のスーパーボード」「チリドッグがお気に入り」「恋のリメンバー」・・・と続き「レッツゴー・クライマックス」で最高潮の盛り上がりを見せます。

レッツゴークライマックスは実はこの頃既に完成され披露されていた曲なんですね。
関口さんが作詞して英樹さんが作曲した唯一の楽曲。
スタジオ録音として音源化されていないレア曲でもあります。
C-C-Bにとってもファンにとっても重要な曲の一つです。

そして、「スクール・ガール」がこの時のアンコールで初めてステージで公に披露されました。
この日のコンサートは「初めて」だらけの素晴らしく新鮮で最高のライブだった事でしょう。

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