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posted by fanblog

2019年11月08日

トレーニング次第で愛の力コブは作れる?




今日のレビューは愛の力コブいってみます!

1986年12月に発売されたミニアルバム「愛の力コブ」に収録された一曲です。
タイトルがそのまま使用されている看板ソングですね。


この曲は作詞が関口誠人さん、作曲・編曲は田口智治さんです。

田口さんが作曲した曲が音源化されたのはこれが初めてです。
田口さん(または組長、田口先生、チューさん、トモ君、がっつん・・・といろいろ呼び名がありますw)ファンとしては待ちに待ったリリースでした。

愛の力コブリリース後には田口さん作曲の曲も次々に発表されるのですが、なぜ1986年12月まで一曲も発表されなかったのか不思議です。

愛の力コブという曲、かなりクオリティ高いですからね。
それまで田口さんが曲を作れなかったはずがない。

この曲はシンセの見せ場が大変多く、間奏が大変長い曲です。
シンセが要と言っても過言ではありません。

歌の部分はイ短調で変調はされず、同じ勢いでサビからAメロ→Bメロ→サビへと戻ります。
ですが2番目以降の間奏部分。
ト長調からハ長調、そしてイ短調へと変調します。

変調部分のシンセパート。
正にここが田口さんのDX-7の見せ場です。

米川英之さんのギターと相まって、お二人とも見事な指捌魅せてくれます。
ギターはディストーション系のエフェクターを使って目いっぱい歪ませ、更にリヴァーブなど効かせるのがお奨めと米川さん本人も語っています。

この二人が間奏部分で思いっきり表現する感じ。
まるでマッスルパワー全開にチャージされたような感じ(キン肉マンかw)です。
その勢いのままリピートのサビへと続きます。


とにかく元気いっぱいのナンバー「愛の力コブ」
1987年4月のよみうりランドEASTでの3DAYSライブでは勢いのあるオープニング曲に使用され、ライブ全体に勢いをつけていました。

愛の力コブという曲は前奏がなく、いきなりボーカルのハモリから入るのですが、このライブではライブ用オリジナルの前奏が加えられて、曲の始まる前からテンション全開で演奏に挑んでくれました。
キーボードの盛り上げ方が絶妙です。


歌詞はまぁ・・・いつもの関口さん全開の生々しさですが、意外と内容は純情で爽やかだったりします。

♪天使達のウェイトリフティング 街で素敵なハートトレーニング
♪心が今モリモリ そうさ愛の力コブ


この「ウェイトリフティング」「トレーニング」「モリモリ」そして「力コブ」

まるでゴールドジムを思わせるような暑苦しさw

プライベートマッスルや噂のカタカナボーイにも共通する傾向ですが、関口さんの描く世界には肉体美が登場します。
そのマッチョな美しさを歌詞で上手く表現しています。

噂のカタカナボーイ・プライベートマッスル・愛の力コブ
私はこの3曲を勝手に「関口3大マッチョソング」と呼んでいます。(←今名づけましたw)


実際、CCBには肉体美を持つメンバーはいません。
(米川さんなんかいいガタイしてますけどねw)

ジムでトレーニングするようなタイプはいないのですが、これが何故かゴム君の手にかかると妙にマッチするんですよね。
身体を張った関口さんの過去の体験、青春時代の恋愛や仕事遍歴など、彼の描く詞の世界にはどこか「身体」「肉体」というテーマがしっかり根付いているような気がします。

それが青春時代の淡い恋物語であっても、大人のちょっとエロティックな駆け引きであっても。
「肉体」というテーマをそれぞれ別の形で上手く表現しているんですね。

渡辺英樹さんの描く主観的な感情表現や、技巧を優先した比喩表現といったどちらかと言えば抽象的な世界観とは対照的です。

英樹さんの描写の方が実は官能的ですが、その世界は男目線で見た理想像の女性です。
暑苦しさとはちょっと無縁ですねw


愛の力コブの世界はマッチョな割りには、意外にもちょっと純真なチェリーボーイが主人公です。

♪長い髪の可愛い女の子が 僕の事見てるよ でも何て言うのこんな時は

♪勇気出して気持ちを打ち明ける ちゃんと聞いて僕は君を あのねそのねああ言えない・・・


↑ このBメロ部分、かなり重要なパートです。

この部分を英樹さんに歌わせるのかwww


これは、発想の転換ですね。
私は個人的に愛の力コブ最大の裏技だと思っています。

可愛いんです。英樹さん。この可愛さを上手く引き出せる絶妙なパートです。
そしてありえないw


愛の力コブのあえて拘った部分だと思っています。

このパート、笠浩二さんに歌わせようという話がなかったはずがない。
そこをあえて英樹さんにと指示したのは関口さんですかね? それとも作曲者の田口さん?
それとも英樹さんが「ここは俺が・・・。」と出しゃばったりしたのでしょうかw
単に音程に合わせてボーカルを決定したのでしょうか。

チェリーなボーイのイメージは、笠くんの専売特許でしょ?
(※実際にはイメージ操作でしたが当時は誰もがそう洗脳されていましたw)

そこを敢えて英樹さんが歌うという、技アリな演出。
なんだか今までになかった新しい発想と雰囲気。

こんな試みが出来るのもCCBという特殊なバンド形態ならではです。

愛の力コブという曲は、田口さんプロデュースに加えて、笠さんがボーカルに参加していない事も意味有り気です。
今でこそ愛の力コブはCCBの代表曲とも言えるべき重要なポジションにありますが、初めて聞いた時の不思議な感覚はこれが原因かな。

CCBらしい様でCCBらしくない様な、えも云われぬ心地良さと程よい暑苦しさ。
それに尽きます。


愛の力コブを作るため、肉体美を形成するための男臭さの世界に笠君は登場しない様です。
マッチョな笠さん・・・ダメだ想像できないw
posted by northern70jp at 15:26| CCB曲解説
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