新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2019年08月08日
第10回 売掛金・買掛金 新出題範囲
第10回 売掛金・買掛金と人名勘定
今回は、売掛金・買掛金と人名勘定の学習ですが、常に頭に入れて学習してほしいことを再度申し上げておきます。

<帳簿記帳の流れを常に頭において学習してください>
取引
仕訳帳
総勘定元帳
試算表作成
決算でP/L・B/S作成
さらにここに補助簿が絡んできます。
仕訳帳と総勘定元帳を主要簿と呼びそれ以外に補助簿と呼ばれるものがあります。
主要簿は、絶対必要ですが、補助簿は、必要に応じて記帳することになります。
例えば、得意先、仕入先が複数件あり、得意先、仕入先の店別明細を知りたいときには得意先元帳(売掛金元帳)、仕入先元帳(買掛金元帳)という補助簿を設けたりします。あくまで必要ならになります。
<帳簿体系>
主要簿
取引
仕訳帳
総勘定元帳
試算表作成
決算でP/L・B/S作成
補助簿 補助記入帳
現金出納帳
当座預金出納帳
仕入帳・売上帳
商品有高帳
補助元帳 得意先元帳(売掛金元帳)
仕入先元帳(買掛金元帳)
以上の簿記の流れは常に頭に入れながら学習することをおすすめします。
では、今回の本題になります。
1.売掛金、買掛金とは
売掛金とは商品を掛で売り渡したときに発生する債権であり、買掛金とは商品を掛で仕入れたときに発生する債務である。
2.人名勘定とは
売掛金および買掛金の代わりに明細記録のために商店名などを勘定として用いられることを人名勘定という。
実務上、人名勘定をメインとすることは少ないので、簿記の試験問題として人名勘定を使うことと指示があった場合使うことになると思います。
3.売掛金元帳・買掛金元帳は,総勘定元帳の売掛金勘定・買掛金勘定の明細を明らかにするための補助簿である。
4.得意先ごとの売掛金残高をまとめた明細表を売掛金明細表といい,仕入先ごとの買掛金残高をまとめた明細表を買掛金明細表という。

今回は、売掛金・買掛金と人名勘定の学習ですが、常に頭に入れて学習してほしいことを再度申し上げておきます。
![]() |
スッキリとける 日商簿記3級 過去 予想問題集 2019年度 (スッキリわかるシリーズ) 新品価格 |

<帳簿記帳の流れを常に頭において学習してください>
取引




さらにここに補助簿が絡んできます。
仕訳帳と総勘定元帳を主要簿と呼びそれ以外に補助簿と呼ばれるものがあります。
主要簿は、絶対必要ですが、補助簿は、必要に応じて記帳することになります。
例えば、得意先、仕入先が複数件あり、得意先、仕入先の店別明細を知りたいときには得意先元帳(売掛金元帳)、仕入先元帳(買掛金元帳)という補助簿を設けたりします。あくまで必要ならになります。
<帳簿体系>
主要簿
取引




補助簿 補助記入帳

当座預金出納帳
仕入帳・売上帳
商品有高帳
補助元帳 得意先元帳(売掛金元帳)
仕入先元帳(買掛金元帳)
以上の簿記の流れは常に頭に入れながら学習することをおすすめします。
では、今回の本題になります。
1.売掛金、買掛金とは
売掛金とは商品を掛で売り渡したときに発生する債権であり、買掛金とは商品を掛で仕入れたときに発生する債務である。
2.人名勘定とは
売掛金および買掛金の代わりに明細記録のために商店名などを勘定として用いられることを人名勘定という。
実務上、人名勘定をメインとすることは少ないので、簿記の試験問題として人名勘定を使うことと指示があった場合使うことになると思います。
3.売掛金元帳・買掛金元帳は,総勘定元帳の売掛金勘定・買掛金勘定の明細を明らかにするための補助簿である。
4.得意先ごとの売掛金残高をまとめた明細表を売掛金明細表といい,仕入先ごとの買掛金残高をまとめた明細表を買掛金明細表という。

2019年08月06日
第9回 仕訳帳に仕訳・総勘定元帳に転記し試算表を作成
第9回
簿記上の取引を「仕訳帳」に仕訳そして総勘定元帳に転記し試算表を作成
今回は、
簿記上の取引
仕訳帳に記入
総勘定元帳に転記
試算表の作成
総勘定元帳は、学習上や試験ではこれを簡単に丁字型で表わすこともあります。今回は、学習上の丁字型の元帳を使って学習していきます。
問題集は、購入してください。

今回は、いつも経理事務員の毎日の通常の仕事を体験できます。
経理事務員は、毎日の取引を「仕訳帳」(実務では伝票)に記入し、これを「総勘定元帳(元帳)」に転記しています。そして、1ケ月後の月末になったら「試算表(合計残高試算表)」を作成して「転記」に誤りいがないかチェックします。誤りがないかチェックをした結果、合わなければ、貸借が合うまで原因を追求していくことになります。
試算表の作成は毎月やらなくてもいいかもしれませんが、数ケ月もためると大変ですから、しっかり者の経理事務員は毎月やっているはずです。
試算表を作成することにより転記ミスの誤りをチェックできるか。
複式簿記では、借方の金額と貸方の金額は必ず一致させて仕訳していますから仕訳帳の借方の金額は元帳の借方に貸方の金額は貸方に間違いなく転記されていれば、元帳の金額を集計した試算表の貸借合計は必ず一致し、一致しなければ、転記に間違いがあったことになるわけです。このように試算表の作成により転記のミスをチェックできるわけです。これが、「複式簿記は優れている」と言われる所以です。
ただし、すべての転記ミスをチェックできるわけではなく、例えば、金額500,000円を借方、貸方両方に50,000と転記した場合は、試算表の貸借金額は一致してしまうので、チェックできません。
論外ですが、仕訳の間違いもチェックできません。
問題を解いてください。

簿記上の取引を「仕訳帳」に仕訳そして総勘定元帳に転記し試算表を作成
今回は、
簿記上の取引



総勘定元帳は、学習上や試験ではこれを簡単に丁字型で表わすこともあります。今回は、学習上の丁字型の元帳を使って学習していきます。
問題集は、購入してください。
![]() |
スッキリわかる 日商簿記3級 第9版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ) 新品価格 |

今回は、いつも経理事務員の毎日の通常の仕事を体験できます。
経理事務員は、毎日の取引を「仕訳帳」(実務では伝票)に記入し、これを「総勘定元帳(元帳)」に転記しています。そして、1ケ月後の月末になったら「試算表(合計残高試算表)」を作成して「転記」に誤りいがないかチェックします。誤りがないかチェックをした結果、合わなければ、貸借が合うまで原因を追求していくことになります。
試算表の作成は毎月やらなくてもいいかもしれませんが、数ケ月もためると大変ですから、しっかり者の経理事務員は毎月やっているはずです。
試算表を作成することにより転記ミスの誤りをチェックできるか。
複式簿記では、借方の金額と貸方の金額は必ず一致させて仕訳していますから仕訳帳の借方の金額は元帳の借方に貸方の金額は貸方に間違いなく転記されていれば、元帳の金額を集計した試算表の貸借合計は必ず一致し、一致しなければ、転記に間違いがあったことになるわけです。このように試算表の作成により転記のミスをチェックできるわけです。これが、「複式簿記は優れている」と言われる所以です。
ただし、すべての転記ミスをチェックできるわけではなく、例えば、金額500,000円を借方、貸方両方に50,000と転記した場合は、試算表の貸借金額は一致してしまうので、チェックできません。
論外ですが、仕訳の間違いもチェックできません。
問題を解いてください。

タグ:合計残高試算表
2019年07月30日
第8回 仕訳帳に仕訳そして総勘定元帳に転記
第8回 簿記上の取引を「仕訳帳」に仕訳そして総勘定元帳に転記
簿記記帳の流れのうち
簿記上の取引
「仕訳帳」に仕訳
総勘定元帳に転記までの流れを学習していきます。
*仕訳帳と総勘定元帳を主要簿とよびます。
<仕訳帳>
仕訳を記入する帳簿を「仕訳帳」といいます。仕訳帳の様式はいくつかありますが、仕訳帳の記入要領は次のようになります。
1.日付順に記入する。日付順に記入するので日記帳の意味もあり、これを「仕訳日記帳」と呼ぶこともある。
2.摘要欄に次の要領で仕訳を記入する。
イ.借方の勘定科目を左上に、貸方の勘定科目を右下に書く。この場合、勘定科目にはカッコをつける。
ロ.借方の勘定科目が2つ以上あるときは、左上に諸ロと書いてその下に勘定科目を書く。
この場合、諸ロにカッコをつけない。このときに、貸方の勘定科目が1つであれば、借方の諸ロのとなりに貸方の勘定科目を記入する。
ハ.借方の勘定科目も貸方の勘定科目も2つ以上あるときは、借方、貸方とも上に諸ロと書く。そして、借方の諸ロの下に借方の勘定科目を、貸方の勘定科目は借方の勘定科目の次の欄から書く。
二.仕訳の記入の下に、取引の内容を簡単に記入する。これを「小書き」という。
*基本的に省略できる。
3.元丁欄には、総勘定元帳の勘定ロ座の番号を記入する。
4.借方、貸方の金額を記入する。ここも単位は必要ない。
<総勘定元帳に転記>
仕訳帳に記入された仕訳は、総勘定元帳(単に元帳ということもある)に記入されます。このことを「転記」といいます。総勘定元帳にはそれぞれの勘定科目を記入する場所があり、これを「勘定ロ座」と呼びます。勘定ロ座には、標準式と残高式がありますが多くの場合は標準式を使用しています。また、学習上や試験ではこれを簡単に丁字型で表わすこともあります。勘定記入の方法で、間違いやすいのは、日付の横の摘要欄には取引の相手勘定を書くことです。
*実務では、残高式の方が残高を把握できることから残高式が多く使われています。
勘定ロ座への記入の結果、資産の勘定では残高が借方に、負債・資本の勘定では残高が貸方に発生します。このそれぞれの残高が貸借対照表に記入されます。残高とは、借方金額と貸方金額を差し引いた金額です。また、費用の勘定は借方に発生し、収益の勘定は貸方に発生します。この金額が損益計算書に記入されます。この関係が、「仕訳の法則」となります。
問題)説明するより実際に記入しながら覚えましょう。

簿記記帳の流れのうち
簿記上の取引


*仕訳帳と総勘定元帳を主要簿とよびます。
<仕訳帳>
仕訳を記入する帳簿を「仕訳帳」といいます。仕訳帳の様式はいくつかありますが、仕訳帳の記入要領は次のようになります。
1.日付順に記入する。日付順に記入するので日記帳の意味もあり、これを「仕訳日記帳」と呼ぶこともある。
2.摘要欄に次の要領で仕訳を記入する。
イ.借方の勘定科目を左上に、貸方の勘定科目を右下に書く。この場合、勘定科目にはカッコをつける。
ロ.借方の勘定科目が2つ以上あるときは、左上に諸ロと書いてその下に勘定科目を書く。
この場合、諸ロにカッコをつけない。このときに、貸方の勘定科目が1つであれば、借方の諸ロのとなりに貸方の勘定科目を記入する。
ハ.借方の勘定科目も貸方の勘定科目も2つ以上あるときは、借方、貸方とも上に諸ロと書く。そして、借方の諸ロの下に借方の勘定科目を、貸方の勘定科目は借方の勘定科目の次の欄から書く。
二.仕訳の記入の下に、取引の内容を簡単に記入する。これを「小書き」という。
*基本的に省略できる。
3.元丁欄には、総勘定元帳の勘定ロ座の番号を記入する。
4.借方、貸方の金額を記入する。ここも単位は必要ない。
<総勘定元帳に転記>
仕訳帳に記入された仕訳は、総勘定元帳(単に元帳ということもある)に記入されます。このことを「転記」といいます。総勘定元帳にはそれぞれの勘定科目を記入する場所があり、これを「勘定ロ座」と呼びます。勘定ロ座には、標準式と残高式がありますが多くの場合は標準式を使用しています。また、学習上や試験ではこれを簡単に丁字型で表わすこともあります。勘定記入の方法で、間違いやすいのは、日付の横の摘要欄には取引の相手勘定を書くことです。
*実務では、残高式の方が残高を把握できることから残高式が多く使われています。
勘定ロ座への記入の結果、資産の勘定では残高が借方に、負債・資本の勘定では残高が貸方に発生します。このそれぞれの残高が貸借対照表に記入されます。残高とは、借方金額と貸方金額を差し引いた金額です。また、費用の勘定は借方に発生し、収益の勘定は貸方に発生します。この金額が損益計算書に記入されます。この関係が、「仕訳の法則」となります。
問題)説明するより実際に記入しながら覚えましょう。

2019年06月27日
第7回 商品売買取引とそれにかかわる取引
第7回 商品売買取引とそれにかかわる取引
既に第4回簿記上の取引と仕訳の回で商品を仕入れたら仕入勘定の借方、商品を販売した売上勘定の貸方と処理することは学習していますが、今回は、もう少し細かくみていきます。
商品売買取引の処理方法にはいくつかあります。
@分記法A3分法がありこの中で中心になるのが「3分法」になりますので3分法を前提に学習していきます。

1.3分法とは
商品売買の処理において、仕入勘定、売上勘定および繰越商品勘定の3つを用いる方法を3分法といいます。商品を仕入れたら仕入勘定の借方、商品を販売したら売上勘定の貸方と処理し期末に売れ残った商品(在庫品)を繰越勘定に振り替える処理をします。
*繰越商品勘定は、決算の時にしか使用しない勘定なので期中において出てくることは基本的にないと思っていて結構です。
2.仕入れに伴う諸費用(仕入運賃等)を払った場合の処理
運賃などの仕入れ諸費用は、当方(当店)負担の場合は、仕入原価に含めますが、先方が負担してくれる場合で当方が払った場合は、立替払いとなり買掛金の減少と処理します。
3.売上の際に発送費などを支払った場合の処理
売り手の負担するものであるなら、発送費として処理し、買い手の負担するものであれば売掛金に含めます。(立替金として処理してもよい)。
4.仕入戻しと売上戻りがあった場合の処理
仕入戻しとは、品違いなどを理由に商品そのものを返すこと。
売上戻りとは、同上の理由で商品が返されてくることです。
処理は、通常、仕入時または売上時の反対の仕訳(逆仕訳)をして、仕入勘定と買掛金勘定または売上勘定と売掛金勘定をそれぞれ減額します。
<仕入戻し>
(借方) 買掛金 ××× (貸方) 仕 入 ×××
<売上戻り>
(借方) 売 上 ××× (貸方) 売掛金 ×××
5.仕入帳・売上帳は,商品売買取引の明細を記録するための補助簿である。
*補助簿については後からまとめて学習していきます。

既に第4回簿記上の取引と仕訳の回で商品を仕入れたら仕入勘定の借方、商品を販売した売上勘定の貸方と処理することは学習していますが、今回は、もう少し細かくみていきます。
商品売買取引の処理方法にはいくつかあります。
@分記法A3分法がありこの中で中心になるのが「3分法」になりますので3分法を前提に学習していきます。
![]() |
簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 総仕上げ問題集 第3版 新品価格 |

1.3分法とは
商品売買の処理において、仕入勘定、売上勘定および繰越商品勘定の3つを用いる方法を3分法といいます。商品を仕入れたら仕入勘定の借方、商品を販売したら売上勘定の貸方と処理し期末に売れ残った商品(在庫品)を繰越勘定に振り替える処理をします。
*繰越商品勘定は、決算の時にしか使用しない勘定なので期中において出てくることは基本的にないと思っていて結構です。
2.仕入れに伴う諸費用(仕入運賃等)を払った場合の処理
運賃などの仕入れ諸費用は、当方(当店)負担の場合は、仕入原価に含めますが、先方が負担してくれる場合で当方が払った場合は、立替払いとなり買掛金の減少と処理します。
3.売上の際に発送費などを支払った場合の処理
売り手の負担するものであるなら、発送費として処理し、買い手の負担するものであれば売掛金に含めます。(立替金として処理してもよい)。
4.仕入戻しと売上戻りがあった場合の処理
仕入戻しとは、品違いなどを理由に商品そのものを返すこと。
売上戻りとは、同上の理由で商品が返されてくることです。
処理は、通常、仕入時または売上時の反対の仕訳(逆仕訳)をして、仕入勘定と買掛金勘定または売上勘定と売掛金勘定をそれぞれ減額します。
<仕入戻し>
(借方) 買掛金 ××× (貸方) 仕 入 ×××
<売上戻り>
(借方) 売 上 ××× (貸方) 売掛金 ×××
5.仕入帳・売上帳は,商品売買取引の明細を記録するための補助簿である。
*補助簿については後からまとめて学習していきます。

2019年06月20日
第6回 当座預金と当座借越 新出題範囲
新出題範囲対応
第6回 当座預金・当座借越
1.当座預金取引について
会社の金庫には現金を基本的に置かない。危ないですから。現金の入金があったら銀行に預け、支払いは銀行を通して行うことが最善です。
その為には、銀行と契約して専用の口座を開設する必要があります。これが当座預金とよばれる口座です。銀行に当座預金口座を開設すれば入出金事務の代行をやってもらえます。やってもらうわけですから利息は付きません。

あらためまして当座預金とは、会社が銀行に支払決済をしてもらうために開設する無利息の預金口座です。
預金といった場合、一般的には普通預金を思い浮かべるかと思いますが、当座預金は、他の預金と違い無利息の預金で、お金を引き出すのに銀行から交付された小切手を使用するのが特徴です。これを、小切手を振り出すと言います。
<小切手見本>

<小切手の会計処理をまとめれば以下のようになる。>
@自己が小切手を振り出したときは当座預金の減少として処理する。
A自己振出小切手を受け入れた場合には当座預金の増加として処理する。
B他人が振出した小切手を受け入れた場合には現金の増加として処理する。
C他人が振出した小切手を仕入れた商品などの支払いにあてたときは現金の減少として処理する。
2.銀行との便利な契約である当座借越取引について
小切手は、当座預金残高を超えて振り出せないのは当然ですが、比較的頻繁に行われる取引ですので、残高が不足していると振出せないのは不便です。そこでよく行われるのが、あらかじめ銀行と「当座借越契約」を結んでおいて当座預金残高を超えて、もちろん限度はありますが、借入限度額までは、小切手を振り出すことができるようにしています。これはとても便利な仕組みです。
そして、決算時に当座預金勘定が貸方残になっていたら、当座預金残高を超えて銀行から借り入れて小切手を振り出したことになり、負債の増加となります。
この時に処理する勘定科目を「当座借越(負債)」といいます。
決算時に当座預金勘定が貸方残になっていたら「当座借越勘定」あるいは「借入金勘定」に振替ます。

第6回 当座預金・当座借越
1.当座預金取引について
会社の金庫には現金を基本的に置かない。危ないですから。現金の入金があったら銀行に預け、支払いは銀行を通して行うことが最善です。
その為には、銀行と契約して専用の口座を開設する必要があります。これが当座預金とよばれる口座です。銀行に当座預金口座を開設すれば入出金事務の代行をやってもらえます。やってもらうわけですから利息は付きません。
![]() |
新「出題区分表」完全対応 ここが変わった! 日商簿記3級問題集 新品価格 |

あらためまして当座預金とは、会社が銀行に支払決済をしてもらうために開設する無利息の預金口座です。
預金といった場合、一般的には普通預金を思い浮かべるかと思いますが、当座預金は、他の預金と違い無利息の預金で、お金を引き出すのに銀行から交付された小切手を使用するのが特徴です。これを、小切手を振り出すと言います。
<小切手見本>

<小切手の会計処理をまとめれば以下のようになる。>
@自己が小切手を振り出したときは当座預金の減少として処理する。
A自己振出小切手を受け入れた場合には当座預金の増加として処理する。
B他人が振出した小切手を受け入れた場合には現金の増加として処理する。
C他人が振出した小切手を仕入れた商品などの支払いにあてたときは現金の減少として処理する。
2.銀行との便利な契約である当座借越取引について
小切手は、当座預金残高を超えて振り出せないのは当然ですが、比較的頻繁に行われる取引ですので、残高が不足していると振出せないのは不便です。そこでよく行われるのが、あらかじめ銀行と「当座借越契約」を結んでおいて当座預金残高を超えて、もちろん限度はありますが、借入限度額までは、小切手を振り出すことができるようにしています。これはとても便利な仕組みです。
そして、決算時に当座預金勘定が貸方残になっていたら、当座預金残高を超えて銀行から借り入れて小切手を振り出したことになり、負債の増加となります。
この時に処理する勘定科目を「当座借越(負債)」といいます。
決算時に当座預金勘定が貸方残になっていたら「当座借越勘定」あるいは「借入金勘定」に振替ます。

2019年06月18日
第5回 現金・現金過不足 新出題範囲
新出題範囲対応
第5回 現金・現金過不足
今回からしばらくは、簿記上の取引と一口に言っても色々ありますから各取引を個別に学習していきたいと思います。
1.現金取引について
現金と言えば、通常は、通貨(紙幣・硬貨)ですが、簿記上、現金と処理されるものに通貨のほか、@他人振出小切手、A送金小切手、B郵便為替証書、C株式配当金領収証、D支払期日が到来した公社債の利札などの通貨代用証券も現金として処理します。
内容がわからなくてもいいですから丸暗記しましょう。
問題)下記の取引の仕訳をしましょう。


2.現金出納帳について
現金出納帳とは、現金の収支の明細を記録するための補助簿です。
*帳簿については、後でまとめて学習することにします。
3.現金の過剰又は不足の処理について
日常の取引において現金の帳簿残高と実際有高が一致しないことがあります。
実際の現金が帳簿残より多いことを過剰と言い、逆に少ないことを不足と言います。
この場合、放っておくのではなく、一時的に実際の有高に合わせるために処理しなければなりません。この時に使われるのが「現金過不足」勘定です。この勘定は、資産、負債、資本、収益、費用のどれにも属さない緊急避難用の勘定で決算書(B/S)には通常載せません。
現金過不足勘定の金額は、後日、現金の増減の原因が判明したときに、本来の正しい勘定に振り替えます。決算日までに原因が判明しなかったときは雑損勘定・雑益又は雑収入勘定に振り替えます。
学習のまとめ
<現金過不足に関する仕訳〉ポイント:実際残にあわせる。
〇現金不足の場合〇
@実際有高20,000円が帳簿有高21,000より少ない場合
(借)現金過不足 1,000 (貸)現金 1,000
A原因が判明したとき、例:通信費800円支払いの記入もれと判明
(借)通信費 800 (貸)現金過不足 800
B決算日までに原因が判明しなかったとき
(借)雑損 200 (貸)現金過不足 200
〇現金過剰の場合〇
@実際有高33,000円が帳簿有高30,000円より多い場合
(借)現金 3,000 (貸)現金過不足 3,000
A原因が判明したとき、例:手数料受取り1,500円の記入もれ)
(借)現金過不足 1,500 (貸)受取手数料 1,500
B決算日までに原因が判明しなかったとき
(借)現金過不足 500 (貸)雑益(又は雑収入) 500
問題)下記の取引の仕訳をしましょう。

第5回 現金・現金過不足
今回からしばらくは、簿記上の取引と一口に言っても色々ありますから各取引を個別に学習していきたいと思います。
1.現金取引について
現金と言えば、通常は、通貨(紙幣・硬貨)ですが、簿記上、現金と処理されるものに通貨のほか、@他人振出小切手、A送金小切手、B郵便為替証書、C株式配当金領収証、D支払期日が到来した公社債の利札などの通貨代用証券も現金として処理します。
内容がわからなくてもいいですから丸暗記しましょう。
問題)下記の取引の仕訳をしましょう。

![]() |
合格テキスト 日商簿記3級 Ver.10.0 (よくわかる簿記シリーズ) 新品価格 |

2.現金出納帳について
現金出納帳とは、現金の収支の明細を記録するための補助簿です。
*帳簿については、後でまとめて学習することにします。
3.現金の過剰又は不足の処理について
日常の取引において現金の帳簿残高と実際有高が一致しないことがあります。
実際の現金が帳簿残より多いことを過剰と言い、逆に少ないことを不足と言います。
この場合、放っておくのではなく、一時的に実際の有高に合わせるために処理しなければなりません。この時に使われるのが「現金過不足」勘定です。この勘定は、資産、負債、資本、収益、費用のどれにも属さない緊急避難用の勘定で決算書(B/S)には通常載せません。
現金過不足勘定の金額は、後日、現金の増減の原因が判明したときに、本来の正しい勘定に振り替えます。決算日までに原因が判明しなかったときは雑損勘定・雑益又は雑収入勘定に振り替えます。
学習のまとめ
<現金過不足に関する仕訳〉ポイント:実際残にあわせる。
〇現金不足の場合〇
@実際有高20,000円が帳簿有高21,000より少ない場合
(借)現金過不足 1,000 (貸)現金 1,000
A原因が判明したとき、例:通信費800円支払いの記入もれと判明
(借)通信費 800 (貸)現金過不足 800
B決算日までに原因が判明しなかったとき
(借)雑損 200 (貸)現金過不足 200
〇現金過剰の場合〇
@実際有高33,000円が帳簿有高30,000円より多い場合
(借)現金 3,000 (貸)現金過不足 3,000
A原因が判明したとき、例:手数料受取り1,500円の記入もれ)
(借)現金過不足 1,500 (貸)受取手数料 1,500
B決算日までに原因が判明しなかったとき
(借)現金過不足 500 (貸)雑益(又は雑収入) 500
問題)下記の取引の仕訳をしましょう。

2019年06月17日
第4回 取引仕訳 新出題範囲
新出題範囲対応
第4回 簿記上の取引
1.簿記上の取引ついて
「取引」という言葉は日常でも使用しますが、簿記で使用する「取引」と、この日常で使用されている「取引」の意味は多少異なることがあります。
簿記で使用する「取引」は、企業のさまざまな営業活動の結果、資産・負債・資本に増減をもたらすことを言います。つまり、経済的取引に限定されます。例えば、土地や建物を借りたり、貸したりする契約は、日常用語では取引に当たりますが、簿記上では、取引とは呼ばないのです。それは、土地や建物を借りたり、貸したりする契約だけでは、資産や負債、資本に変動がないからです。
問題をやって理解を深めてください。

2.仕訳とは
簿記の流れにおいて、「簿記上の取引」を帳簿記録する為に「仕訳」をすることになります。
簿記の流れより、まず、簿記上の取引を「仕訳」していかなければならないのですが、仕訳とは、何かということになります。
簡単に言うと「簿記上の取引」を借方(かりかた)=帳簿の左側と貸方(かしかた)=帳簿の右側に分けることですが、これには当然記帳ルールがありこれを「仕訳の法則」言います。
<仕訳の法則>

上記図表より
@資産の増加は、借方、A資産の減少は、貸方B負債の増加は、貸方、C負債減少は、借方、D資本の増加は、貸方、E資本減少は、借方F費用の発生は、借方G収益の発生は、貸方に記帳するというルールになっています。ルールですので覚えるしかありません。
ちなみに、上記@〜Gまでの要素(取引要素)を「取引の8要素」と呼び、簿記上の取引は、分解すると必ずこの8要素のどれかに当てはまります。
分解といった理由は、一取引は、必ず2つ以上の要素(内容)に分かれるからです。これが、今学習している「複式簿記」の特徴です。
例)給料100円を現金で支払ったという取引は、これを分解すると1つは給料という費用が100円発生したという側面です。
もう1つは現金という資産が100円減少したという側面です。
もう一度言いますが、簿記上の「取引」を分解すると、8要素に分類できます。そして、簿記上の取引は、この借方要素と貸方要素の組み合わせになります。
必ずです。その意味でも仕訳の法則は、誰が考えたのか知りませんが完璧な法則といえます。

<参考までに>
費用・収益は発生のみで消滅はないという考え方がありますので、取引要素は、資産・負債・資本の増加と減少、費用・収益の発生という8要素に分類されます。ただし、部分的取り消し(金額の誤りの訂正等)はあるので費用の部分的取り消しは、貸方そして、収益の部分的取り消しは、借方に記入されることになります。
それでは、具体例を使って仕訳をしてみましょう。
問題を解くその前に「仕訳の法則」を3分で完璧に覚えてください。
そして、「勘定科目表」を用意して覚えなおしてください。
問題1 銀行から現金100,000円を借り入れた。
1.2つ以上の取引に分解すると
@現金という資産が10万円増加A借入金という負債が10万円増加に分解
2.仕訳の法則に当てはめて借方と貸方に仕訳
(借方) 現 金 100,000 (貸方) 借入金 100,000
となります。
*残りの問題も同じように解いてください。

第4回 簿記上の取引
1.簿記上の取引ついて
「取引」という言葉は日常でも使用しますが、簿記で使用する「取引」と、この日常で使用されている「取引」の意味は多少異なることがあります。
簿記で使用する「取引」は、企業のさまざまな営業活動の結果、資産・負債・資本に増減をもたらすことを言います。つまり、経済的取引に限定されます。例えば、土地や建物を借りたり、貸したりする契約は、日常用語では取引に当たりますが、簿記上では、取引とは呼ばないのです。それは、土地や建物を借りたり、貸したりする契約だけでは、資産や負債、資本に変動がないからです。
問題をやって理解を深めてください。

2.仕訳とは
簿記の流れにおいて、「簿記上の取引」を帳簿記録する為に「仕訳」をすることになります。
簿記の流れより、まず、簿記上の取引を「仕訳」していかなければならないのですが、仕訳とは、何かということになります。
簡単に言うと「簿記上の取引」を借方(かりかた)=帳簿の左側と貸方(かしかた)=帳簿の右側に分けることですが、これには当然記帳ルールがありこれを「仕訳の法則」言います。
<仕訳の法則>

上記図表より
@資産の増加は、借方、A資産の減少は、貸方B負債の増加は、貸方、C負債減少は、借方、D資本の増加は、貸方、E資本減少は、借方F費用の発生は、借方G収益の発生は、貸方に記帳するというルールになっています。ルールですので覚えるしかありません。
ちなみに、上記@〜Gまでの要素(取引要素)を「取引の8要素」と呼び、簿記上の取引は、分解すると必ずこの8要素のどれかに当てはまります。
分解といった理由は、一取引は、必ず2つ以上の要素(内容)に分かれるからです。これが、今学習している「複式簿記」の特徴です。
例)給料100円を現金で支払ったという取引は、これを分解すると1つは給料という費用が100円発生したという側面です。
もう1つは現金という資産が100円減少したという側面です。
もう一度言いますが、簿記上の「取引」を分解すると、8要素に分類できます。そして、簿記上の取引は、この借方要素と貸方要素の組み合わせになります。
必ずです。その意味でも仕訳の法則は、誰が考えたのか知りませんが完璧な法則といえます。
![]() |
簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 総仕上げ問題集 第3版 新品価格 |

<参考までに>
費用・収益は発生のみで消滅はないという考え方がありますので、取引要素は、資産・負債・資本の増加と減少、費用・収益の発生という8要素に分類されます。ただし、部分的取り消し(金額の誤りの訂正等)はあるので費用の部分的取り消しは、貸方そして、収益の部分的取り消しは、借方に記入されることになります。
それでは、具体例を使って仕訳をしてみましょう。
問題を解くその前に「仕訳の法則」を3分で完璧に覚えてください。
そして、「勘定科目表」を用意して覚えなおしてください。
問題1 銀行から現金100,000円を借り入れた。
1.2つ以上の取引に分解すると
@現金という資産が10万円増加A借入金という負債が10万円増加に分解
2.仕訳の法則に当てはめて借方と貸方に仕訳
(借方) 現 金 100,000 (貸方) 借入金 100,000
となります。
*残りの問題も同じように解いてください。

2019年06月16日
第3回 損益計算書 新出題範囲
第3回 損益計算書(P/L)
今回は、損益計算書の意味を知って作成もしてみましょう。
本来、損益計算書も、決算書とよばれ簿記学習の最後の「決算編」のところで学習するものですが、何故最初にやるのか、それは、簿記の学習していく上で最終的に何を作るかわからないまま学習するより「これを作るために簿記があるのか」と理解して学習していく方が良いので通常は最初に学習します。
それでは、まず、損益計算書の意味ですが、損益計算書はある一定期間(例4/1〜3/31)の経営成績(儲かった、損した)を明らかにするために作成します。この経営成績は収益と費用を比較することによって求められます。収益と費用の差額が当期純利益(マイナスなら当期純損失)となります。
簡単な損益計算書を作成すると次のようになります。

収益とは、売り上げや受取手数料のように企業に利益をもたらすものです。
費用とは、給料や支払家賃のように企業に損失をもたらすものです。収益や費用に属するものはたくさんありますし、同じ内容のものでも会社によって呼び方が異なることもあります。例えば、電気代を支払った時には、光熱費、水道光熱費、電力費などが使用されますが、その内容がわかるようなものならどれでも構いません。
もう一つ重要となるものが、損益計算書等式です。
損益計算書は、左側(これを借方という)に費用と当期純利益が、右側(これを貸方という)に収益が記載され、その左右は同額となります。よって、
費用+当期純利益=収益 という損益計算書等式が成り立ちこれを損益計算書等式といいます。

<貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)との関係>
貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)との関係は少しわかりづらいかもしれません。
第2回で学習した貸借対照表に記載される資本は、損益計算書には関係ないように思われますが、そんなことはありません。会計期間を通じて記録された同じ帳簿記録から最終的に貸借対照表と損益計算書が作成されるわけですから当然、関係は出てきます。
それは、損益計算書上で当期純利益が算出されたら、貸借対照表上では、資本(正味の財産)が当期純利益分だけ増えるということになること。もし、損益計算書上で当期純損失が算出されたら、貸借対照表上では、資本(正味の財産)が、当期純損失の分だけ減るということになること。これが、貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)との関係ということになります。
例えば、損益計算書上で期末に当期純利益300,000円と算出されれば、貸借対照表上、期首に資本1,000,000円があった場合、期末に資本が1,300,000となって算出されるということです。
今回は、損益計算書の意味を知って作成もしてみましょう。
本来、損益計算書も、決算書とよばれ簿記学習の最後の「決算編」のところで学習するものですが、何故最初にやるのか、それは、簿記の学習していく上で最終的に何を作るかわからないまま学習するより「これを作るために簿記があるのか」と理解して学習していく方が良いので通常は最初に学習します。
それでは、まず、損益計算書の意味ですが、損益計算書はある一定期間(例4/1〜3/31)の経営成績(儲かった、損した)を明らかにするために作成します。この経営成績は収益と費用を比較することによって求められます。収益と費用の差額が当期純利益(マイナスなら当期純損失)となります。
簡単な損益計算書を作成すると次のようになります。

収益とは、売り上げや受取手数料のように企業に利益をもたらすものです。
費用とは、給料や支払家賃のように企業に損失をもたらすものです。収益や費用に属するものはたくさんありますし、同じ内容のものでも会社によって呼び方が異なることもあります。例えば、電気代を支払った時には、光熱費、水道光熱費、電力費などが使用されますが、その内容がわかるようなものならどれでも構いません。
もう一つ重要となるものが、損益計算書等式です。
損益計算書は、左側(これを借方という)に費用と当期純利益が、右側(これを貸方という)に収益が記載され、その左右は同額となります。よって、
費用+当期純利益=収益 という損益計算書等式が成り立ちこれを損益計算書等式といいます。
![]() |
ステップアップ問題集 日商簿記3級商業簿記 2019年度受験対策用 新品価格 |

<貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)との関係>
貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)との関係は少しわかりづらいかもしれません。
第2回で学習した貸借対照表に記載される資本は、損益計算書には関係ないように思われますが、そんなことはありません。会計期間を通じて記録された同じ帳簿記録から最終的に貸借対照表と損益計算書が作成されるわけですから当然、関係は出てきます。
それは、損益計算書上で当期純利益が算出されたら、貸借対照表上では、資本(正味の財産)が当期純利益分だけ増えるということになること。もし、損益計算書上で当期純損失が算出されたら、貸借対照表上では、資本(正味の財産)が、当期純損失の分だけ減るということになること。これが、貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)との関係ということになります。
例えば、損益計算書上で期末に当期純利益300,000円と算出されれば、貸借対照表上、期首に資本1,000,000円があった場合、期末に資本が1,300,000となって算出されるということです。
タグ:損益計算
2019年06月15日
第2回 貸借対照表 新出題範囲
第2回 貸借対照表
会計期間について
個人商店の会計期間(事業年度)1月1日〜12月31日ですが、会社(法人)の会計期間は、任意で決められます。例)4月1日〜3月31日
年度はじめを期首といい年度末を期末又は決算日ともいいます。

今回は、貸借対照表の意味を知って作成もしてみましょう。
本来、貸借対照表は、決算書とよばれ簿記学習の最後の「決算編」のところで学習するものですが、何故、最初に学習するか、それは、簿記の学習を通して最終的に何を作るかわからないまま学習するより「これを作るために簿記があるのか」と理解して学習していく方が良いので通常は最初に学習します。
それでは、まず、貸借対照表の意味ですが、貸借対照表はある一定時点(決算日)の財政状態を明らかにするために作成される表です。
貸借対照表には、ある決算日時点のすべての財産が計上されます。
簡単な貸借対照表を作成すると次のようになります。

この場合の財産は資産(財産)と負債(マイナスの財産)に分類されます。そして、この資産と負債の差額が資本となります。
資産というのは、一般に財産と考えているものがそれに当たります。具体的には現金預金や売掛金、機械や土地や建物などが該当します。
負債とは、一般に借金と考えているものがこれに当たります。具体的には、つけで買った場合の買掛金や借入金などが該当します。
資産と負債に属するものはたくさんありますが、3級では前回で投稿した「勘定科目表」に出ている程度を覚えておけば十分です。
資本もその細かな内容があるのですが、3級における資本の項目は、@資本金A利益準備金B繰越利益剰余金の3つだけです。
もう一つ重要となるものが、貸借対照表の仕組みを理解するために次の等式を覚えてください。
下記の数式を覚えるより、上記貸借対照表をイメージして等式が浮かんでくれば大丈夫です。
●資本等式 資産一負債=資本
●貸借対照表等式です。 資産=負債+資本。
問題をやってみましょう

会計期間について
個人商店の会計期間(事業年度)1月1日〜12月31日ですが、会社(法人)の会計期間は、任意で決められます。例)4月1日〜3月31日
年度はじめを期首といい年度末を期末又は決算日ともいいます。
![]() |
スッキリわかる 日商簿記3級 第10版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ) 新品価格 |

今回は、貸借対照表の意味を知って作成もしてみましょう。
本来、貸借対照表は、決算書とよばれ簿記学習の最後の「決算編」のところで学習するものですが、何故、最初に学習するか、それは、簿記の学習を通して最終的に何を作るかわからないまま学習するより「これを作るために簿記があるのか」と理解して学習していく方が良いので通常は最初に学習します。
それでは、まず、貸借対照表の意味ですが、貸借対照表はある一定時点(決算日)の財政状態を明らかにするために作成される表です。
貸借対照表には、ある決算日時点のすべての財産が計上されます。
簡単な貸借対照表を作成すると次のようになります。

この場合の財産は資産(財産)と負債(マイナスの財産)に分類されます。そして、この資産と負債の差額が資本となります。
資産というのは、一般に財産と考えているものがそれに当たります。具体的には現金預金や売掛金、機械や土地や建物などが該当します。
負債とは、一般に借金と考えているものがこれに当たります。具体的には、つけで買った場合の買掛金や借入金などが該当します。
資産と負債に属するものはたくさんありますが、3級では前回で投稿した「勘定科目表」に出ている程度を覚えておけば十分です。
資本もその細かな内容があるのですが、3級における資本の項目は、@資本金A利益準備金B繰越利益剰余金の3つだけです。
もう一つ重要となるものが、貸借対照表の仕組みを理解するために次の等式を覚えてください。
下記の数式を覚えるより、上記貸借対照表をイメージして等式が浮かんでくれば大丈夫です。
●資本等式 資産一負債=資本
●貸借対照表等式です。 資産=負債+資本。
問題をやってみましょう
