会計期間について
個人商店の会計期間(事業年度)1月1日〜12月31日ですが、会社(法人)の会計期間は、任意で決められます。例)4月1日〜3月31日
年度はじめを期首といい年度末を期末又は決算日ともいいます。
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今回は、貸借対照表の意味を知って作成もしてみましょう。
本来、貸借対照表は、決算書とよばれ簿記学習の最後の「決算編」のところで学習するものですが、何故、最初に学習するか、それは、簿記の学習を通して最終的に何を作るかわからないまま学習するより「これを作るために簿記があるのか」と理解して学習していく方が良いので通常は最初に学習します。
それでは、まず、貸借対照表の意味ですが、貸借対照表はある一定時点(決算日)の財政状態を明らかにするために作成される表です。
貸借対照表には、ある決算日時点のすべての財産が計上されます。
簡単な貸借対照表を作成すると次のようになります。
この場合の財産は資産(財産)と負債(マイナスの財産)に分類されます。そして、この資産と負債の差額が資本となります。
資産というのは、一般に財産と考えているものがそれに当たります。具体的には現金預金や売掛金、機械や土地や建物などが該当します。
負債とは、一般に借金と考えているものがこれに当たります。具体的には、つけで買った場合の買掛金や借入金などが該当します。
資産と負債に属するものはたくさんありますが、3級では前回で投稿した「勘定科目表」に出ている程度を覚えておけば十分です。
資本もその細かな内容があるのですが、3級における資本の項目は、@資本金A利益準備金B繰越利益剰余金の3つだけです。
もう一つ重要となるものが、貸借対照表の仕組みを理解するために次の等式を覚えてください。
下記の数式を覚えるより、上記貸借対照表をイメージして等式が浮かんでくれば大丈夫です。
●資本等式 資産一負債=資本
●貸借対照表等式です。 資産=負債+資本。
問題をやってみましょう