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2017年11月20日

石原 慎太郎 氏 オコテルネ

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産経の名物コラムはもう読めないのか(写真:EPA=時事)
石原慎太郎氏が産経新聞に怒りの「絶筆宣言」の真相
2017年11月20日 07時00分 NEWSポストセブン
 石原慎太郎・元東京都知事が11月9日に突然、ツイッターでこんな投稿をした。

〈先日ある人に問われたので敢えて記しますが、私が産経新聞の月曜の一面(編集部注・毎月第3月曜1面)に連載していたコラム「日本よ」を止めたのは不仲の小池知事におもねった編集局長が当分休筆してくれと言ってきたので天下の公器の新聞の腰抜けにあきれて絶筆しました〉

「日本よ」とは、石原氏が都知事に就任した1999年に産経1面で始まった連載コラムだが、昨年12月を最後に定期的な掲載はなくなり、今年の掲載は5月3日の憲法記念日の「特別版」の1回のみ。産経新聞政治部OBの話。

「都政に限らず文明論や国家論に及ぶ“石原節”には固定読者がいて、2012年の知事退任後も連載は続いていたが、昨年末の唐突な休止後、今年2月に、“政敵”である小池百合子・現都知事によるコラム〈女子の兵法〉が随時掲載でスタート。『乗り換えたのか』と思いましたね」

 2月といえば、小池知事への期待感が一気に高まった時期だった。築地市場移転問題で、「(決定当時の)石原元知事に責任があるのかを明確にする」と“猛口撃”していた。たしかにタイミングがよすぎる、看板コラムの交代劇であった。

 本誌・週刊ポストは真意を確認しようと石原氏にインタビューを申し込んだが、事務所からは「今回は遠慮したい」との回答。石原氏から憤りの声を聞いた側近の一人が明かす。

「コラムの休載を申し出たのは編集局長ですが、横にもう一人、同席していた。その“もう一人”の編集委員の存在が本人の怒りを増幅させたようです」

 その編集委員とは、石原都政13年間の大半を担当した名物記者で、都政担当の中でも突出して石原氏と親しい人物だった。猪瀬直樹知事時代には一時退職して特別秘書に登用され、産経に復職後は再び都庁を担当している。

「“オヤジ”と呼んで慕ってきたその編集委員までもが、小池都政になったら手の平を返してきた、と映ったのでしょう」(前出・側近)

 産経新聞は、石原氏がツイッターに書いた休載の経緯などについて、「お答えできません」(広報部)とするものの、希望の党を率いて衆院選で惨敗した小池知事コラムも8月を最後に掲載が止まっている。

 もしかしたら、産経が石原氏に“再登板”を求める日は近い?

※週刊ポスト2017年12月1日号

団塊の世代は産経新聞と言うと、右翼新聞という印象です。若いころ関西の人に「産経新聞読んでいないの?」と不思議な顔をされた覚えがあります。

以来気にして読んだ時期がありましたが、確かにそのころは明らかに右でした。今は、WEB版の日刊ゲンダイ・日経・時事通信が主になっています。

石原氏の件は、産経だけでなく今の時代に生きている人間性が「物語っている」と思います。もう昔のように気骨のある人物はいなくなりましたね。うるさい事も言わない。だからキチンとしたことができない。区切りがつけられないので節度・節操がメチャクチャになってしまいました。戦後30年を経たころから、金太郎飴のような人間ばかりをつくってしまいました。ニポンオワリという感じです。世界もヘンですね。その最たるモノは、気候の変化です。それと災害の多いこと。原因はすべて人間の「想念」だそうです。これ落着いて考えると納得します。

タグ:石原氏
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