薦神社(こもじんじゃ)は、大分県中津市に所在する八幡宮で、別名大貞八幡宮(おおさだはちまんぐう)とも称される。境内の三角池(みすみいけ:古くは「御澄池」と記すこともある)を内宮、神殿を外宮とする。全国八幡宮の総本宮である宇佐神宮の祖宮といわれ、承和年間(834-848年)の創建と伝える古社である。
祭神
本殿 - 応神天皇(八幡大神)、比淘蜷_(宗像三女神)、息長帯比売命(神功皇后)
八坂社(祇園社) - 素盞嗚尊(すさのおのみこと)
若宮社 - 応神天皇皇子
比淘蜷_とは宗像三女神のことで、沖津宮(沖ノ島)の田心比売命(たごりひめのみこと)、中津宮(福岡県大島)の瑞津比売命(たぎつひめのみこと)、辺津宮(へつみや)(同県宗像市田島)の市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)を示す。この三女神は『日本書紀』巻第1神代上第6段一書第3の条によると、「則ち日神の生れまする三の女神を以ては、葦原中国(あしはらのなかつくに)の宇佐島に降り居さしむ。今、海の北の道の中に在す」とあり、最初は宇佐の地に降り立ったことを示している。
祭祀
2月11日 - 鎮疫祭、御心経会(鬼やらい行事)
4月21日 - 例祭
9月第3土・日曜日 - 仲秋祭(御神幸祭)
交通
JR九州小倉駅より、日豊本線の特急ソニックで約30分で中津駅下車。駅から車で約15分。
路線バス利用の場合は、中津駅南口より大交北部バス田中行きまたは少年学院官舎前行きに乗車、薦神社前下車。所要約20分。
所在地 大分県中津市大字大貞209
位置 北緯33度34分02.2秒 東経131度13分05.1秒
主祭神 応神天皇
比売大神
息長帯比売命
社格等 旧県社
創建 承和年間(9世紀前葉)
本殿の様式 流造
別名 大貞八幡宮
例祭 4月21日
2024年02月18日
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