● 奇跡の(?)連続天文イベント!(日本国内では月食は見られませんでしたが…)
大分過ぎて仕舞いましたが、 去る9/27〜28夜は「十五夜」、28〜29は「皆既月食」・「スーパームーン」と、 月にまつわるイベント(?)が続き、 巷で結構話題になった様でしたね。 天文ファンの端くれとしては、世間の関心の目が少しでも宇宙へ行くのは何となく嬉しいモノです。
で、まあ、だからってワケでも無いんですが、 遅ればせながら当方も自分で撮った写真を一枚晒してみます。
こちらは9/28(27日深夜)の「中秋の名月」です。 南中を少々過ぎた辺りでの撮影です。
「スーパームーン」の方も撮っては居るのですが、 筆者の住む辺りでは、月の高度の低い早い時間にはまだ雲が多く、 他に都合もあり、結局南中付近での撮影となってしまった為、 殆ど同じ様な写真になって仕舞いましたので、今回は掲載しませんでした…。
それにしても、まん丸なお月さんは地上から肉眼で眺める限りは実に明るく美しいのですが、 単独で写真に撮るとなると、真正面からべったりと光が当たって仕舞うわけで、 やはりイマイチな感じがしますね…。 多少なりとも横にずれると、立体感が出てとても趣のある画になるのですが。
参考までに、今回の撮影データをザッと上げますと、
- カメラ: APS-C版一眼レフ(所謂デジイチ・DSLR)
- 焦点距離: 300mm(ズームレンズ)
- 露出時間・絞り: 1/125・f/13
- ISO感度: ISO100(相当)
と、なって居ります。 尚、この画像はRAW撮影と同時に書き出したJPEG画像です。 RAW現像もやってみたんですが…何と言うか、イマイチぱっとしないんですね…で、こちらを採用しました。 地上にあるモノと違って、何を基準にしたら良いか、正解が判らないというか…そういう難しさがある感じです。 ディティールなどは矢張りRAWの方がやや勝っている様なのですが。 また、この画像はトリミングしてあります。 今回使用したカメラ(メーカー)の場合、 APS-C版の画角は、×1.6=35mm(フルサイズ)とされて居ますので、 35mm換算で480mm相当となりますが、 大体画面横サイズの1/8強程度の大きさに写って居ました。
月と言うのは、見ての通りのかなり明るい被写体なので、 バルブ(シャッター開放)撮影の様な特別な事をしなくとも撮影が出来ますが、 寧ろその明るさ故、マニュアル撮影の出来ない簡易的なコンパクトデジカメでは上手く撮れないかも知れませんね。 (モデルによっては、対応する撮影モードを備えているかも知れませんが…) 綺麗に撮る為には、兎に角ISO感度はなるべく低く設定しましょう。 上記の通り、ISO100相当でも1/125でf/13まで絞り込んでこんな状態です。 これが、ISO200になるとかなり粒子(?)が粗い感じになります(まあ、100→200ですから単純に倍になって居るワケですからね…)
更に付け加えると、速いシャッターが切れるとはいえ、 300mmともなると、やはり三脚は使用した方が良いですね。 今回はビデオ用のフルードヘッド付きの三脚を使用しました。 今回使用したレンズは所謂サンニッパの様な高価な、大く重いレンズではありませんが、 それでも一眼+300mmと言うのは結構な重量になりますので、 それなりに頑丈な三脚が必要になります。
● 「デジイチ」入門機・等など
比較的低価格で本格的な写真撮影が楽しめる、 APS-C版エントリークラス「デジイチ」、 よりコンパクトな「ミラーレス一眼」、 マニュアル撮影の行える「コンデジ」をセレクトしてみました。