● 今年もやって来ました、伝統のモータースポーツイベント月間
矢張り世界的に見ても良い気候だからなのでしょうか? 何故か5〜6月は伝統あるモータースポーツイベントが集中的に開催されます。
■ 皮切りは「INDY 500」
先ずその先鋒(?)として、5/11(現地時間)には、米国・インディアナポリス・モータースピードウェイにて、 アメリカンフォーミュラレースの最高峰、INDYCAR シリーズ第6戦・インディアナポリス500マイルレースが開幕を迎えました。 約2週間に亙る、長い長いレースウィークのスタートです。
最早説明の必要も無いかも知れませんが、 (少なくとも我が国に於いて)一般に「世界3大レース」として知られるビッグイベントの一画ですね。 その名の如く500マイル(約805km)と謂う長距離を、 平均200mphオーバーの高速で駆け抜ける、 耐久的な要素も含んだスプリントレースと謂う他に類を見無い、正に無二の存在のイベントです。
それにしても、このインディアナポリスに限らず、 あちらの(メジャーな)レース場、取分けオーバルコースは兎に角「デカイ」って感じますねぇ〜 特にスタンドが何段にもなっていてそれが人で鈴なりになって、 実に華やかで色んな意味で羨ましい…。 デカイと言えば、何しろこのインディアナポリス、 その名も「The Brickyard Crossing」と謂うゴルフコースが併設されて居り、 その幾つかの(7〜10)ホールはスピードウェイのインフィールドセクションにあるのです!
■ P.R.
欧州やその模倣であった日本のモータースポーツシーンと比較した場合のアメリカンモータースポーツの印象は、 兎に角色んな意味でショーアップされて居るなあ、と言った感じですかねえ。 ショービジネスのメッカだけあって、矢張り彼の地では、当初から「興業」の側面が強かったのでしょうね。 正にガラパゴスと言いますか、独自の進化を遂げて来た、と言った風情です。 ストックカーレース等その局地で、 ウェイトハンデやペースカー等のイベントを「盛り上げる」手法は、 欧州(や日本)では嘗てどちらかと言えば下に見る傾向があった様に記憶していますが、 今ではこぞって(?と言えるかどうかは判りませんが)それを取り入れ居るのですから何をか況や、 「スポーツ」だとかお高く留まったところで、トドのつまりは「ビジネス」なのですから、 結局お金を落としてくれるお客さんを喜ばせてナンボなのですよ! (…取り敢えずそれらの手法その物についての是非はここでは問いません)
…それはさて置き、このイベントが開催される「インディアナポリス・モータースピードウェイ」は、 2000-2007にはF-1・U.S.GPで使用されましたが、 実は1950年代にはこのINDY500その物がF-1の1戦として組み込まれていた事をご存知でしょうか? F-1 の歴代優勝者の一覧等を参照すると、 「1勝」の欄に結構な数の、あまり聞き憶えの無い米国人ドライバーの名前があるのを確認出来るかと思いますが、 それらの殆どが、実はインディ500の優勝者だったりするのです。
■ イベント一覧
では個人的な備忘録も兼ねて、ここでこの先のイベントのスケジュール(決勝日のみ・何れも現地時間)を整理して置きます。
- INDYCAR インディ 500 (5/24)
- Formula 1 モナコ GP (5/24)
-
マン島 TT
- スーパーバイク / サイドカー (6/6)
- スーパースポーツ / スーパーストック (6/8)
- ゼロ・チャレンジ / スーパーストック / サイドカー (6/10)
- ライトウェイト / シニア TT (6/12)
- WEC ル・マン 24h (6/13-14)
- MotoGP ダッチ TT (6/27)
ついでに記せば、 7/25-26 には、 こちらも昨年で90年を迎えた歴史あるイベント、 スパ24hが行われます。
それにしても、これらのイベントの殆どが地上派では視聴不可能とは… まあ、今は衛星・ケーブルTV以外にも、 ネットストリーミング等でも視聴可能なイベントが結構増えましたけどね…。