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2019年01月31日

目から鱗のセクハラ撃退発言

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幸い私自身は、困ったことがさほどないのだけれど、残念ながら、被害に遭ったという話を聞かなくもない。

直接の知り合いではないけれど、外資系で社員同士だと、過去には、それこそ録音を人事部に持ち込んで相手を退職に追い込んだ! という話も、耳にしたことはある。

ただ、困るのは、やはり社外の方からのセクハラだそうだ。
執拗に個人的に飲みに誘われるそうで、特に入社してすぐに若い社員が狙われる。相手が客なので、どうしていいかわからない…と悩む人が多い。
私自身、その話を聞いて、とりあえず直属の上司に相談をするようにはいったが、”その場でなんと答えるべきか”というのが出てこなかった。

そうしたら、同席していた別の方があっさり解を教えてくれた。
「ありがとうございます。役員の方との飲み会をセットしましょう。こちらからはxx(自社役員の名前)をお連れしますね って、言えばいいよ」

一人でノコノコついていくのはもちろんNG。
チームに、状況を共有したうえで、自社と客先の役員同士の食事会に話をすり替えてしまえ、とのこと。
役員を”使って”営業までする気のようだったから、思わず(転んでもただでは起きない…)と思ってしまった。


まだこのセリフを使う事態はなっていないので、ここからは完全に想像だけれど、これは結構威力のある返しだと思う。


1. まず、役員の日程を押さえ、飲み会をセッティングするのが手間
 しかも、場合によっては、「これ、なに?」と役員に聞かれるわけで、セクハラをやろうとしている人間の職位によっては、この時点でハードルが高い、なんてこともありうる


2.一部上場企業の役員にとって、「取引先の20代社員に、自社社員がセクハラをしている」という風評が立つのはリスクでしかない
 誰だって役員に睨まれたくはないから、役員同席の場で何かやらかそうというチャレンジ精神旺盛な方は少数派のはず



3. 一度飲み会をしてしまえば、「飲み会のような要望は、直接この人に」と、窓口をチームの別のメンバー(上級職の、この場合でいうと男性を当てることが多いと思われる)に移管するという話を、役員同席の場でできる
 役員同士のコンセンサスに逆らってまで何かやらかそうというチャレンジ精神旺盛な方は流石に少数だと思うので、これでそもそも煩わしいお誘いのターゲットから、若い社員を外すことができる。


会社が「自社の社員を守る」という立場を明確にしていないと、このセリフも有効活用されないとおもうが、これは実用的だと思ったので、忘れないうちにメモしておく。
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