2014年05月28日
ビジネスカジュアルと言われた日が一番困る女性コンサルタントの服装
先日ご紹介した「会社でチャンスをつかむ人は皆やっている! 一流の部下力」を読み返して、自分を振り返ろうにもよくわからないと思ったことがある。
タイトルにあるとおり、服装の話だ。
「会社でチャンスをつかむ人は皆やっている! 一流の部下力」の中では、服装について自社の上司、および顧客の年代層に合わせる事を勧めている。理由は簡単で、少しでも相手からみて違和感がない方が敵と認識されにくいためである。コンサルタントは特に、第三者視点から時には敵と認識されかねない発言をする必要があるので、服装や髪型はむしろ相手に合わせて変える必要がある。
しかし、女性コンサルタントはそもそも服装のお手本になる人がいない。
コンサルタントのチームはそもそも規模が小さいため、数少ない女性が同じプロジェクトに行き会うことは稀だ。では、客方の女性に合わせようと思うと、そちらも男性しかいない。そして、コンサルティング・ファーム内の上司は比較的若いため問題ないが、客方の年齢層に合わせて服を整えようと思うと、そもそもそんな年齢の女性がその会社で働いていないという現実に直面する。そこにビジネスカジュアルという条件が加わると、かっちりしすぎて浮くという問題まで発生してしまう。
そんな状態のため、女性コンサルタントの服装は人によってかなり異なる。男性ならスーツとネクタイは標準装備のはずだが、女性の服装の標準装備が私には何かさっぱりわからない。
仕事の内容には問題なくフィードバックをくれる男性上司も、この件に関してはセクハラを恐れてか口が重い。そもそも、男性と女性ではフォーマルな服装の基準にズレがあるため、口を出せるほどよくわからないという実態もあるようだ。
服装は単に「私はあなたの異種ではありません。同種の同じ群れの者ですよ」という信号を全身から発信しておく手段のため、よくわからないが違和感もないのでどうでもいいという理由で放任されているなら問題ない。実際、つい最近まで私は、女性の服装なんてそんなにチェックされていないと思っていた。
しかし先日、チクリと言われた。
「なたりんはいつもカッチリした格好だよね、いいと思います。短いスカート履いてくる子もいるからな・・・」
「○○さんはキラキラしてて・・・」(本来は仕事だけではなく、おしゃれも、プライベートも、全方位で手を抜かない女性のことだが、この時は文脈的におしゃれと、プライベートに手を抜かないという意味になっていた)
うっかり零しただけかもしれないが、やっぱりNGのラインがどこかにはあるようだ。
あまり神経質になりたくはないが、プロっぽく見せられる服装がどの辺りなのかはきちんとわかっていたいと思う。
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