リケジョ+戦略コンサルタント＝絶賛迷走中

2020/10/29　人気記事につき続編書きました。
外資系女性コンサルの服装�A−−Aラインスカート　3年間封印して



＊　＊　＊

服装のことを勉強したいといって、先輩に本を教えてもらった。

ミリオネーゼのファッションルール 中古価格 ￥1,000から (2014/6/5 23:29時点)

本の題名が野心的過ぎて、一瞬躊躇ったが、駆け出しコンサルタントにも役立つ内容だった。
色々と気を付けるべきポイントはあるものの、周囲から浮かず、ビジネスにふさわしい服装の極意はただ一つ。
周囲の人より、少しだけトラディショナルでコンサバティブな格好をすること。

みんなが抜け駆けして少しずつトラディショナルでコンサバティブな服装を選んでいたら、オフィスカジュアルが成立しないので、昨今のオフィス・カジュアル事情を慮るに、意外と服装に気を付けている人は少ないということだと思う。

さて、印象に残ったことポイントを挙げる。
�@ミニスカ、だめ、絶対
スーツの色やジャケットのスタイルが時代と共に変遷していくなか、スカート丈は変わらず膝丈が許容ラインという点が強調されていた。女性が許容範囲と感じても、男性は全くそうは思わないというエピソードまで付与されている。
しかし、面倒だからパンツと思ったら、パンツは避けてできるだけスカートを勧めるという記述もあった。
自分の感覚はあてにならないと考えた方がよさそうだ。不安なら、社内の規則を読んだ方がよいかもしれない。

�A淡い色は出世してからのお楽しみ
微妙な色を上品に見せるのはコストがかかるそうで、一般的な暗い色のスーツよりも、淡い色のスーツの方が高価とのこと。さらに、一般的な色とちがい、淡い色は着回しの間隔を長くとらなければならないため、枚数もより多く必要でさらに高コスト、とのことだった。
さらに、淡いカラーには威厳がなく、すでに地位を確立した女性以外は、あまりお勧めしないという。
個人的にはパステルカラーが好きで、家では明るい色の服を着ていることもあるのだが、ビジネスではまだ手の届かない領域である。

意図的かわからないが、この本を読んで、女性のパートナークラスの方が、この淡いカラーを上手く使っていたことを思い出した。
忘れもしない、入社直後のトレーニングに、この女性のパートナーが来た時のことである。たしかベージュのワンピース。それも完全なフォーマルワンピースではなく、多少カジュアル側に振れたデザインだったと思う。
新入社員一同緊張しているところに、ニコニコと満面の笑みで現れて気さくに声をかけていく様子だったのだが、威圧感を与えないその行動と、服がぴったりマッチしていたのも、そのように感じた要因の一つだと思う。

�Bワンピースを着ない理由は3つ、しかしとんでもない例外が一つ
基本的には、ワンピースはビジネスには向かない。
が、ワンピースを着ることで効果のあるシチュエーションが一つ例外として紹介されていた。

女性が権力を持つのに耐えられない男性をあしらうのに効果的

あまりに印象的な文章だったので、そのまま引用しておく。
そんな攻略方法があるとは！と目から鱗だった。
ちなみに、先ほど思い浮かべた女性のパートナーは、確かにいつもワンピースを着ている。
もちろん、同じパートナークラスでも、いつもスーツの方も多い。が、パートナークラスになると職務がらなのか、ワンピースの機会が増えるように感じる。
マネージャークラスでワンピースの人はまだ見たことがないため、少々、この例外に沿っているせいなのかと邪推してしまった。


�C意外に灰色のスーツが難しい
　無難に思える灰色だが、きちんと来ても、元気のない印象になることがあるらしい。
　そういえば、この本を教えてくれた先輩は、灰色のスーツは買わないと言っていた。

　女性コンサルタントなら、やはり黒のジャケットがいいだろうか。
　威圧感を与えるため、普通の女性にはお勧めしないとのことなのだが、特に駆け出しの場合は虚勢も必要！と思ってしまう。
　少し職位が上がって威圧感が強すぎるようであれば、ミディアム・ブルー。この色はプロフェッショナル＋権力のないという印象を与えるらしい。また、夏用にグレーがかったベージュもお勧め。
　茶色はソーシャルワーカー、カウンセラー、心理学者におすすめなリラックス＋信頼感の印象を与えるそうなので、逆にコンサルタントは避けた方がいいかもしれない。
　ざっとクローゼットを見たら、物の見事に真っ黒け。衝動買いするようなものではないので、すぐに買い足すわけではないが、少し色の配分を考えた方がいいと反省した。とりあえず当座は、ブラウスやカットソーの色でしのごうと思う。

ブラウスやカットソーの色の組み合わせについてはまた後日確認する。