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2020年06月16日

本好きが高じて、在学中に司書助手という肩書きまで得て、高校の小図書館にこもりっきりで暮らすようになった、K君について

▽・w・▽ 寄宿舎からひとり抜け出して図書館で生活するとは、中二病(ちゅうにびょう)を高校まで引きずって、本格的な変人と化したような、

(=^ェ^=) そもそも、いざ、やろう思ても、こんなん、めったに実現できるわけ無いしなあ、

▽・w・▽ でも、中二病ということなら、自分らの時代も、男子を中心に痛い連中が五万といたことも、また事実で、

(=^ェ^=) 先輩のクラスにひとり居たなあ、昆虫ばっかり異様に情報量が多くて、それ以外は目もくれないんで、どんどん学校を休みがちになって・・・たんまに制服も着んと、ふらっと学校に現れるときがあって、そういう時は必ず、理科研究室で教師と楽しそうにしゃべってた・・・完全な落ちこぼれなんやけど、理科の教師とは趣味で仲良くなった友人みたいで、なにか自分らよりもずいぶん大人びて見えたなあ、   

▽・w・▽ もしかしたら、新種の蝶(チョウ)の発見者として、その学術名に自分の名の一部が使われてるとか、

(=^ェ^=) そこまで来たら、もうたまらんやろなあ・・・企業の部品を作るような、型にはまった学校の授業、その束縛から解放されて、大好きな昆虫とのみかかわる日々・・・ふつうの神経なら、そのあとに待ち受ける人生転落の恐怖から、けっして手が出せない領域やけど、

▽・w・▽ たしか、さかなクンも、中学時代か、カブトガニの人工ふ化に初めて成功して、地元新聞を湧(わ)かせたとか、

a8mat=25INVV+AMTQR6+249K+BWGDT" alt="">" target="_blank">https://ja.wikipedia.org/wiki/さかなクン

(=^ェ^=) ホンマや、その他にもさまざまな、発見や業績が、

▽・w・▽ さかなクンも何か、中2のまんまみたいなとこありますしね、

(=^ェ^=) 中2病も、プラスに転がると、こうなるんや、

▽・w・▽ ところで、小図書館で暮らしはじめた、そのK君なんすけど、

(=^ェ^=) 小図書館を管理してる、青虫(カタピラー)というアダ名の教師が、このK君以上の変わり者で、そもそも、ちゃんとした図書館はあるのに、それだけではどうしても気が収まらず、おそらく給料のほぼすべてをつぎこんで、高校内に、自分が心底納得のいく本だけを並べた異色の小図書館を作ってまうという、

▽・w・▽ そういう自発的な情熱は、瞬間的に伝わりますしね、K君もきっと小図書館で、その教師の特異な世界観に深く共感したんすね、

(=^ェ^=) 今は亡(な)き父は、神経質で怒りっぽく、いやな思い出ばっかりだったけど、ただ一点だけ、父が心底のめり込んで、こづかいの大半を使い果たしたクラシック音楽については、瞬時にその素晴らしさが伝わってきたし、今とちがって1970年代の中学生ではとても不可能な数多くの楽曲を、感性の柔らかい時期に集中して聴けたことは、今でも深く感謝してる、

数ある小説の中でも、もっとも長大かつ難解と言われる本作、
内容もほとんど忘れてしまったけれど、今だに、小図書館で寝起きする異色の高校生K君を思い出す。
Kindle版第一巻、 239 of 5062 参照

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