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2019年08月08日

2011年に始まった「にっぽん縦断こころ旅」、途中棄権せんと初めて最後まで見終わった2019年春の旅

(=^ェ^=) 2011年4月4日にスタートした、にっぽん縦断こころ旅やけど、今回ようやく、1回も外すことなく春の旅をぜんぶ見終わった、

▽・w・▽ 番組は先月末に終わってますけど、

(=^ェ^=) 録画して後から見てたんで、今ごろ最終回や、

▽・w・▽ どうすか、初めて全行程を見終わった感想、

(=^ェ^=) やっぱりええもんやなあ、途中棄権せんと最後までたどり着けるのは・・・なんちゅうか、自分もスタッフの一員みたいな気分になれるし、達成感もあるし、

▽・w・▽ もう70代に突入した火野さんの体調を考えて、とちゅう中休みがあるんで、そこで気持ちが途切れて、見なくなるケースが多かったような、

(=^ェ^=) あと15分版と30分版で重複する部分も多いんで、どっちかを見なかったりして気がつけばズルズルと脱落してたり、

▽・w・▽ 今回は天気にも恵まれたような、

(=^ェ^=) 雨も雨で雰囲気あるけど、やっぱり晴天がええに決まってるもんな、

▽・w・▽ これも火野さんの体力を考えてのことかも知れませんが、見晴らしの良い展望台のような場所から始めて、ずっと下っていく演出も良かったような、

(=^ェ^=) 火野さんの足にも優しいし、観てる側も、番組の冒頭に素晴らしい見晴らしがあれば、ええに決まってるし、

▽・w・▽ たとえば、どんな風景が印象に残ってますか、

(=^ェ^=) 愛知県と静岡県の県境あたり、観光地でも何でもない峠けど、遠くに浜名湖が見えてて、そこへ向かってひなびた峠道をひたすら下ってくシーンとか、浜名湖の明るさもあいまって、なんか心に残ってるなあ、

▽・w・▽ そういえば、今回の春の旅は、第1回目もブログでやり取りしましたが、

(=^ェ^=) ふつうの旅番組ではまずありえへん、奈良でもかなりマイナーな細い橋と、その先の村も出てきてビックリしたんや、自分も何度かそのへんを走ってたんで、

https://fanblogs.jp/naoinoojisan/daily/201904/03

▽・w・▽ しかし、いつも思うんですけど、まさか俳優の火野正平さんが、ここまで自転車と深く関わりながら、延々と何年も旅を続けるとは、

(=^ェ^=) なによりも火野さん自身、強烈に感じてると思うけど、けっきょく気がつけば、火野さんの俳優人生を決定づけるような代表作になってる、

▽・w・▽ いわゆる俳優の仕事や無いすけど、

(=^ェ^=) 火野さんの魅力があって、はじめてこの番組も成り立ってるしな、

▽・w・▽ いつかは引退の時が来ると思いますが、末永く続けてほしいっす、

2019年04月03日

Final Frontier #29.2「にっぽん縦断こころ旅 2019年春の旅 第1回目でおとずれた奈良の潜水橋へ、近鉄西大寺駅からチャリンコで20qほど走ってみたい!」

▽・w・▽ 火野さんの「こころ旅」が、また走り始めました・・・今回は奈良から、

(=^ェ^=) 初回から、いきなり、なじみのある場所なんで、びっくりした、

▽・w・▽ 奈良公園すか、

(=^ェ^=) それもあるけど、もっと驚いたんは、目的地の直前、こころ旅でしか放映しないような、マイナーな潜水橋を渡ってて、

▽・w・▽ なんすか、それ、

(=^ェ^=) ちょっとでも水かさが増すと沈んでもうて、クルマも通れへんほど細くてショボい橋なんやけど、近所の人にはたいそう近道ができる便利な橋なんや、

▽・w・▽ しかし、よう渡れましたね、橋アレルギーの火野さんが、そんな細くて頼りない橋、

(=^ェ^=) 背の低い橋は、わりと平気らしいけど、それでも、工事中でざわつくなか、よう乗ったまま渡ってたなあ、こっちが心配するほど、

▽・w・▽ 渡ったんは、いつごろすか、

(=^ェ^=) 京都に住んでたころやし、もう10年以上も前のことやけど、とにかく暑かったことだけ、ハッキリおぼえてる、

▽・w・▽ 京都からその橋までは自転車で、

(=^ェ^=) 京都嵐山から桂川と木津川にそって、40数キロにわたる素晴らしい自転車道が伸びてるしなあ・・・でも、このときは、朝からうだるような暑さなんで、京都駅から近鉄特急で輪行して、次の平城宮跡に近い西大寺駅まで、

▽・w・▽ ちなみに火野さんたちは、奈良公園からスタートして、この潜水橋を渡ってすぐの、集落に分け入ってゴールになりましたが、

(=^ェ^=) 自分もおんなじように、この集落の、クルマも入れへんような味わい深い路地をさ迷いながら走ったんで、なおさらビックリした、 

▽・w・▽ とくに観光名所も無いし、こころ旅でないと、まず撮影されない集落ですね、

(=^ェ^=) ああ、現地まで飛んで行きたいなあ、こういうさりげない村が、じつは、一番ええ味出してるしなあ、

▽・w・▽ 奈良盆地はええとこなんすか、

(=^ェ^=) 京都の中心部といっしょで、クルマがメチャ多いから、チャリンコで気持ちよく走れる道を探すまでが大変やけど、いったんそこをクリアすれば、あとはイモヅル式でええ道がどんどんつながってくるし・・・そうなったらもう、こっちのもんや、

▽・w・▽ じゃあ、とりあえずグーグルマップで、近鉄西大寺駅からこの橋まで、よく使ったサイクリングコースでもなぞっておきましょか、

(=^ェ^=) それはええなあ、目と指先だけでも、旅した気分になれるし・・・

とくに法隆寺を南麓(ナンロク)にかかえる矢田丘陵は、当時マウンテンバイクが乗り入れできる数少ない山で、その東斜面も矢田寺を中心として自然豊かで歴史的な雰囲気も素晴らしいおすすめエリアです。



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2013年07月09日

夏休み、嵐山から旅立とう!

ブログの制約上、大きな写真9枚分はコチラからご覧ください。
iPadのiPhotoジャーナルで作成してiCloudで公開しています。

https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;71F2B217-F296-497D-99CD-219DB49559B6


b.ところで、よく旅番組なんかで、「ひなびた温泉宿」っていうけど、「ひなびた」ってどういう意味なんすか、

a.「みやび」の反対じゃないのか、

b.「みやび」って、

a.雅子様の「雅」と書いて「みやび」、洗練された都会的な感じ、

b.じゃあ「ひなびた」はその逆でいいのか、

a.「鄙びた」と書いて「ひなびた」、田舎風のカッコつけない素朴な感じじゃねえの、

b.なるほどねえ、じゃあ京都なんかはミヤビの中のミヤビっすか、

a.そうじゃねえの、

b.「じゃねえの」、気に入ってるんすか、

a.「気に入ってるんじゃねえの」・・・

b.ところで、今回から新たな旅路になりますが、

a.そうやなあ、どこへ行こうかなあ、きのうまで4回にわたって鄙びた山里だったから、今回はいきなりミヤビな京都から始めようか、

b.で、どこ行くんすか、

a.別にどこって決めてないけど、「近江輪行クラブ」ってブログだし、きっとびわ湖方面へ行くんじゃねえの、

b.「じゃねえの」ばっかりやな、では、旅の日付や自転車の紹介を簡単にお願いします、

a.2012年8月4日午前8時、家のすぐそば、京都の嵐山公園から出発、カメラはキヤノンのパワーショットG12、自転車はテスタッチのシクロフレームにどんな坂でも何とか漕(コ)いでいられるマウンテンバイク用の駆動系、熱暴走防止用飲料水入りキャメルバック、梅干し入りの玄米おむすび、輪行袋、着替え、などなど、

b.日帰り旅で着替えっすか、

a.紳士たるもの、汗まみれでJRに乗るわけにもいかんだろう、レディーも乗って居られる事やし、

b.紳士ねえ、まあどうでもいいけど、おお、さっそく午前8時の嵐山公園のサイクリングロードに、ロードバイクの二人組っす、



a.二人ともかなり乗り慣れた感じやなあ、

b.そんなこと分かるんすか、見ただけで、

a.日焼けの感じや足の太さや、それに全体的にどことなく安定感あるやろ、どこまでも楽に行けそうな感じっていうか、

b.しかし、今日は暑くなりそうですねえ、

a.うむ、しかし青空には、とても良い雲が出ているよ、

b.きょうは8月4日、祇園祭の山場もとっくに終わり、16日は五山(ゴザン)の送り火、夏休みのまっただ中ですね、

a.京都は学生や祭りが多いから、夏休みになると、こっちまで夏休みのようや、

b.「夏休みしているような京の夏」、

a.今回は特に目的地、決めてないし、まずはこの時間帯、ヒトも少ない渡月橋をわたって、久しぶりに天龍寺の門前をたずねてみようか、




b.おお、門前にハスの花が咲いてら、

a.朝から儲(モウ)かったな、

b.「早起きは三文の徳」っていうけど、三文ってそれほど儲かってないんじゃないすか、

a.いや、それは、儲かるとかじゃなくて、まあいいか、そんなことわざに寺の山門を掛けて一句、「天龍寺、朝の三文(サンモン)、蓮(ハス)ひらく」、

b.花が落ちると、水やりの如雨露(ジョウロ)みたいやなあ、

a.ハスのこの部分も大事な水の通り道だから、合理的に作られてるんだろうなあ、

b.しかし、拝観料もいらない寺の駐車場なのに、まるで庭園のような風情ですね、背景にずらっと寺院が並んで、池には石造りの橋もそれとなく架かってる、

a.ミヤビなんだなあ、ふつうなら500円取られるけど、

b.でも、その500円ってミヤビじゃないっすね、

a.そうだなあ、余暇中心の人生だと、どうしてもやりくり厳しいからなあ、まあそこは仕方ねえんじゃねえの、

b.さてそんな天龍寺のハス池をながめて、ここからいずこへ向かいましょう、

a.勝手知ったる京都の抜け道を、東へクネクネ走ること30分、出てきた先は三条商店街なり、



b.マラソンの金メダリスト、あの野口みずきさんが雨天練習用に使っていたのが、この商店街か、

a.ちなみに、雨じゃない日は早朝の嵐山公園でもよく走っていたらしい、

b.このアーケード街、昼間はヒトや自転車、さらに営業のクルマまで入り込んで、いつも込み合ってるけど、休みの朝はさすがに空いてら、

a.ここを東へ抜けて、都会的な御池通りをさらに東へ進もう、この調子だと、結局びわ湖へ向かいそうやな、



b.しかし、この御池(オイケ)通りもまったく別物に生まれ変わりましたねえ、この10年間で、

a.歩道も街路樹も、やればできるじゃん的余裕のスペース、御池通りを横切る通り、そのひとつひとつに案内板を設(モウ)けてその歴史をくわしく紹介するという力の入れよう、

b.この案内板、信号待ちで何度か読んだことある、忘れたけど、

a.この辺は祇園祭の中心エリアだから、特にチカラ入ってるなあ、

b.みやびだなあ、

a.みやびだねえ、


アマゾンさんで「京都 嵐山」を売れてる順に検索すると、書籍に混じってジグソーパズルや和菓子、虫かごやバッグなど色々なものがランクインしていて、意外な驚きがあります。

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2013年07月08日

木地師の里から終点、八日市へ


「小さい写真5枚まで」という制約があるので、
こちらから大きい写真12枚をご覧ください。
iPadのiPhotoジャーナルで作成しました。



b.ところで、きのうの話の続きなんすけど、明治初期までは木地師の集団は全国各地にまだ存在していて、20〜30年ごとに、良質な木材を求めて山々を移住してたそうです、

ウィキペディアから「木地師」の項目
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E5%9C%B0%E5%B8%AB

a.そうか、そんな山の民が、まさにこの地で誕生したわけか、

b.そのようですね、

a.自転車で景色見るだけじゃ分からなかったなあ、何かありそうな気配はしてたけど、そんな重要な場所だったとは、

b.それでは峠を下っていきましょう、

a.おお、ここからはブレーキ握るだけで、深い谷へどんどん吸い込まれていくばかりや、

b.しかし深い谷ですね、

a.愛知川(エチガワ)を流れる水がより深く谷をけずるんだなあ、

b.良質な木材を求めて山々を移り住んだ木工ろくろ集団「木地師」、その発祥の地と言われる蛭谷(ヒルタニ)の集落から政所(マンドコロ)へ、



a.政所まで来ると、ひさびさに家々や人々が集まって暮らしてるし、ほっとするなあ、

b.これが愛知川か、なにか気品がある、



a.京都を遠く離れた惟喬親王(コレタカシンノウ)がここに住もうと決めた土地だから、そりゃ良い場所に決まってるよな、

b.しかし、ここからはかなり写真が少ないっすね、

a.このルートは何度か走ってるから、だんだん撮る枚数も減ってきて、

b.じゃあ、永源寺ダムや永源寺もすっ飛ばしていきますか、

a.双子葉(ソウシヨウ)、

b.このイカしたビルは、



a.東近江市役所の永源寺支所、平成6年に建てられたそうや、

b.美術館みたいやなあ、ここまで美的なんだから、いっそ右端の出っ張りもスッキリ削って左右対称にしたらどうやろう、

a.周囲のミドリも建築を引き立てるなあ、税金とはいえ、ひたすら美しい、

b.そんな東近江市役所の永源寺支所から数百メートルあたりの風景、



a.広々として、もはや山というより丘ですね、

b.ずっと山の中を走ってたから、平野のありがたみをしみじみ感じる、

a.「田に映る木立(コダチ)の影に安堵(アンド)する」、

b.平野だから神社の森もそれと分かる、何神社ですか、あれは、



a.地図と照らし合わせてるけど、今となってはよく分からん、もうしわけない、

b.ここら辺から、だんだん疲れてきたんだな、きっと、

a.山から平野に出ると、安心や疲れから気持ちが弛んできて、早く最寄りの駅から帰りたくなるんや、家に、

b.だったら、近江鉄道を使ったら、

a.そうだなあ、八日市(ヨウカイチ)から近江八幡まで近江鉄道を使えば、JRともスムーズに乗り換えできるし、無理せずそうするか、

b.じゃあ、今回の旅のまとめをお願いします、

a.JR米原駅からびわ湖に出て、彦根港から城下町へ向かい、中山道の高宮宿の西を流れる犬上川をさかのぼり、犬上ダムからさらに上流へ、峠を越え、木地師発祥の地を抜け、愛知川の左に広がる田園に沿ってこのあたりでいちばん大きな都会、八日市でゴール、

b.でも、実際はJR安土駅まで走ったんじゃないすか、

a.そう、でも今から振り返ると、近江鉄道の八日市駅から輪行するのがバランス的にはちょうど良いような気がする、距離を競うわけじゃないんで、カメラ構えるの億劫(オックウ)になってきたら、そこで切り上げるのが頃合いかと・・・


アマゾンさんで「木地師」を検索すると、以下のような結果が出ました。
書物中心ですが、なかには木のコマも登場したりして、なかなか興味深いもんです。

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2013年07月03日

下津井の駅跡わびし風の道

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b.さて、下津井の港もひととおり流して、そろそろ風の道の終点が見えてくるかと、

a.え、これが終点?、風の道の、

b.そうみたいですね、どうやら、えらい寂れてるけど、



a.「草むらは終着駅の墓場かな」、

b.これは何とかしないと行けませんね、

a.やはり資金的に難しいんだろうな、電車をきれいに塗り直して、骨組みだけの建物を解体して、公園にするだけでも、数百万円はかかるやろうしなあ、

b.瀬戸大橋の立派な姿と対照的な光景っす、

a.主役が入れ替わったんだな、そうだ、お盆休みだし、かつて主役を張ったこれら下津井電鉄の霊に手を合わせよう、南無(ナム)〜、

b.先祖の霊ではなく電鉄の霊すか、

a.そりゃ鉄道だって人間の英知の産物、霊を持ってるにちがいない、

b.「草むらの鉄道霊に手を合わせ」、

a.そんじゃあ、ちょっとしんみりしたけど、風の道を引き返すか、

b.そうっすね、かなり暑いし、いちばん手前のJR児島駅から輪行しましょう、

a.そうと決まれば、心も体も軽くなる、

b.風の道からはこういう眺めなんすね、瀬戸大橋と下津井港、



a.ここまで来ると今度は四国がどうなってるか気になるな、

b.鷲羽山の駅跡を通過してボートレース場が見えてきました、



a.今日はホント暑かった、雲がかき氷に見えるほど、

b.これがかつての駅舎、屋根付きの本格派ですね、



a.下津井の駅もこんな風に保存しておいて欲しいなあ、せっかくの文化遺産だし、

b.トイレやベンチもきちんと整備され、風通しも悪くない、休憩に最適です、

a.ところで、今回のサイクリングロードの旅、どうだった?

b.JR茶屋町駅前から自転車道が始まるけど、倉敷川を過ぎてからしばらく、退屈区間が続くので、ここ児島から下津井の港町の区間が、いちばんの見所でしょうね、

a.じゃあJR茶屋町駅より、JR児島駅からスタートした方が良いと、

b.で、もしも距離が短くて物足りなかったら、これにオマケのコースを継ぎ足したり、寄り道を増やしたりして距離を調整すればいい、

a.なるへそ、それじゃあ、JR児島駅に向かうか、もうすぐそこやし、

b.もう目と鼻の先ですけど、これはまたステキな建造物ですね、



a.「児島市民交流センター」っていうのか、太鼓橋(タイコバシ)のデザインって見たことないなあ、

b.やはり瀬戸大橋がらみで橋を意識した作りになってるんすね、

a.図書館もステキやなあ、

b.市民交流というにはあまりにお役所主導の瀬戸大橋万歳会館って気もしますが、

a.まあ、仕方ねえんじゃねえの、近江とはまた地域性も異なるしなあ、

b.近江と言えば、新幹線の駅を栗東に作る計画も、そんな予算はないし、必要性もないと突っぱねて中止になったし、

a.もっと昔は、近江八幡の町自体が国鉄を町に入れようとしなかった、

b.近江鉄道って小さな鉄道会社も国鉄から賠償金を要求してましたね、

a.新幹線の高架がぴったり近江鉄道とかぶるんで、片側の景色が台無しにされたんだ、

b.信楽高原鉄道とJRの確執(カクシツ=根深い対立)もありますしね、

a.あれは完全にJR側の責任、ホントええ加減にした方が良い、宇高連絡船の沈没にしても、信楽高原鉄道の一件にしても、こないだのJR福知山線の脱線事故にしても、

b.もっとも、そう言いつつ、帰りの電車はJR、

a.ああ、思い出したけど、四国新幹線用に作られてんだ、この瀬戸大橋線、

b.どうりで、やけに線路や駅舎が立派なわけや、じゃあいずれ四国にも新幹線が走るんでしょうねえ、

a.さあ、どうなるんやろなあ、いずれ走るんじゃねえの、俺らがジイサンかホトケのころには、

b.「新幹線、乗り換えなしで四国まで」、

a.そうなったら、今度は本州にリニア新幹線が走ってるんやろなあ・・・

b.きりないっす、



2013年07月02日

瀬戸大橋の光と影

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b.さて、鷲羽山のあずま屋から風の道サイクリングロードへもどって参りました、下津井の港はもう目の前ですが、

a.サイクリングロードも悪くないけど、この陸橋、なにか心ひかれる、



b.たぶん始めて見るかも、階段がらせん状になっとります、

a.坂が多くてスペース取れないんやな、

b.海が近いから巻き貝みたいや、

a.「巻き貝の陸橋くだり、港町」、

b.食べ物屋さんかなあ、陸橋のとなりに「たこ・ふく・あなご・・・」って看板も、

a.「フグ」を「福」にかけて、「ふく」って呼ぶらしい、

b.スペースがないから、お墓まで小山全体にびっしり建て込んでる、

a.あそこからだと、眺め良いだろうなあ、ホトケさんになっても、

b.「下津井はヒトもホトケも海ながめ」、

a.さあ、歴史ある港町へ降りていこう、

b.この神社もギリギリのスペースに建ってる、



a.急な石段、参道を横切る坂道、

b.家々の屋根の模様も美しい、

a.こんな所にたたずんでると、昔からここに住んでたような気分になる、向かいの島まで馴染みある(=慣れ親しんできた)景色のような気がしてきた、

b.ちなみに、あの島は、六口島(ムクチジマ)というそうで、昭和30年代には40数名が暮らしていて、小中学校の分校まであったそうです、

a.今はどうなんだ、

b.住む人もだんだんも減り、分校も無くなり、現在はわずか10人ほどが暮らしてるとか、

a.つり客用の民宿やキャンプ場もあるのか、しかし、不便だろうな、住むにはやっぱり、水とかどうしてるんだろう、

b.ところで、この神社の参道、自転車かついで降りないと無理っす、

a.どんどん、ここの住民みたいや、




b.すこし寂れているけど歴史ある町並みですね、

a.お盆休みらしく、御墓参りの家族連れ、

b.それだけに、なおさら瀬戸大橋が風景に溶け込まず、刺激的に見える、どう感じてるんだろう、下津井の人たちは、

b.まずは収入源である漁場が荒らされないか、心配だったでしょうね、巨大な橋げたが海底に打ち込まれるんだから、海が汚れないわけないし、潮の流れも変わるだろうし、

a.聞いたことあるけど、精密で巨大な橋だから、地球の丸さまで計算に入れないとピッタリ合わないそうだ、

b.なんとなく、戦中の超巨大戦艦「大和」を思い出すなあ、色んな意味で、

a.あれも三番艦まで作られてるな、「大和」・「武蔵」・「信濃」、

b.そういえば、瀬戸大橋も三つ、

a.正確には何てんだ、

b.本州四国連絡橋といって、東から、神戸・鳴門ルート、児島・坂出(サカイデ)ルート、尾道・今治(イマバリ)ルートの三本、ちなみに戦後、本州と四国を結ぶ連絡船で沈没事故が多発して建設に至ったとか、

a.「紫雲丸事故」ってあったな、そう言えば、で、この橋が児島・坂出ルートにあたるわけだ、

b.国鉄時代の昭和30年に、宇野と高松を結ぶ連絡船「紫雲丸」が沈没、修学旅行の小学生をふくむ168名が亡くなってます、

a.名前も良くないなあ、「死運丸」って連想してしまうし、

b.戦後の混乱期で船も足らず安全管理も不十分だったようで、この時期、立て続けに大きな海難事故が起きてます、

a.なんだか、とても悔しいなあ、戦争がやっと終わって、せっかく平和な時代になったのに、安全軽視でこれだけ大勢が亡くなるなんて、

b.この事故で多くの小学生が溺れ死んだので、これをきっかけに、全国の小中学校にプールが設置されて水泳の授業が本格的に始まったとか、ぜんぜん知りませんでした、

a.父親のふるさとが愛媛県なんで、何度もこの宇高(ウタカ=宇野・高松の略)連絡船に乗ったけど、そんな悲劇があったんやなあ、くわしく知るのは今回が初めて、知らなかった自分が恥ずかしい、

b.その事故を受けて、三本の大橋のうち、この「児島坂出ルート」、通称「瀬戸大橋」が真っ先に着工するわけですね、



a.でも、なんだろうなあ、本州四国連絡橋というこの国家をあげての巨大洋上工事、その着工の理由づけに、この海難事故が利用されたような気もする、ほんとにこんな橋必要だったのか、誰がメチャクチャもうけて、どこにしわ寄せが行ったのか、

b.立派すぎる橋だけに、そのマイナス面を思うと、なにか複雑な気分ですね、

宇高連絡船紫雲丸はなぜ沈んだか

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2013年06月30日

風の道、瀬戸大橋や鷲羽山

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b.グーグル画像検索からの写真になりますが、昨日話題になった、五色台からの眺めを、



a.大槌島・小槌島のツーショットか、やはりこの角度から見ると、サマになるなあ、遠近感でちょうど同じ大きさに見えるし、

b.香川県が五色台とすれば、対岸のこちら岡山県は鷲羽山(ワシュウザン)がライバル関係ですが、

a.このまま「風の道」サイクルロードを進めば、峠のあたりから登り口があるはず、

b.岬を迂回してゆるく登っていく県道21号線でも行けるんですよね、鷲羽山へ、

a.クルマならあの道で行くことになるけど、まだクルマが普及する前は、こっちの「風の道」がメインルートだったそうだ、

b.ほんとだ、鷲羽山っていう駅跡が、背後の山に瀬戸大橋も見え隠れしてら、



a.そんじゃあ、自転車降りて、少し登ってみようか、鷲羽山へ、

b.このクソ暑い中っすか、

a.あまり汚いコトバ使うべきじゃないけど、ほんまクソ暑いな、どないなっとんねん、怒るで、しかし、怒るで、やすし、

b.セミたちが鳴けるだけ鳴いとります、カメラ寄ってもまったく逃げる気配なし、

a.「ミンミンと逃げる気もなく鳴きつづく」、

b.だけど、木陰に入るとほんのちょっと涼しい、

a.だけど、この道はほとんど使われてないな、天下の鷲羽山って気がぜんぜんしない、ホントこの道で良いのかな、

b.クルマ社会ですからね、もう半世紀も、かつて賑(ニギ)わったこの道も、今じゃ林道みたいっす、

a.と、感じながら期待もしないで登ってたら、いきなり視界が開けた、



b.これは真下のトンネルくぐって瀬戸大橋を渡る瀬戸中央道ってやつですね、

a.なにかCG(コンピューター・グラフィック)みたいな道やなあ、ゲームの世界から抜け出てきたような、セガの名作「バーチャレーシング」にこんなコースなかったか、

b.じっさい、設計の段階からCGを駆使して作るんじゃないすか、こういうのって、最近は、

a.なるへそ、児島の歴史的町並みが右手に並んで見えるからなおさら不思議な気分になるな、こんなことになってんだ、今のニッポンは、

b.平成の人たちはこんな具合に日々高速移動してるんすね、

a.これじゃあ、クルマから離れられない体になっても仕方ないか、見てるだけで気持ち良さそうだしな、

b.いっそお金貯めて、惜しまれつつ製造終了を迎えた最後のロータリーエンジン車、マツダRX−8、中古で買いますか、

a.となりに85歳のおっ母さん乗っけて峠をガンガン攻めようか、

b.ところで、いま居る場所は鷲羽山の端っこのようだけど、

a.いきなり、絶景ポイントが立ち現れたな、



b.まるで、この日のために誂(アツラ)えて(=特別に用意して)いただいたような真新しいあずま屋がぽつんとあります、

a.それに不思議なほどヒトの気配がしない、

b.むしろ、鷲羽山も端っこのここが良いですね、クルマで来たヒトともかぶらないし、瀬戸大橋やふもとの下津井漁港も一望できる、

a.えらい落ち着くな、白い雲がぽっかり浮かんで、

b.どっちにしても青いっすね、空も海も、

a.「雲のほか、いずれも青い空と海」、

b.このあずま屋に壁や窓をつけてそのまま住めれば、

a.いずれ飽きてくるだろうか、この景色にも、

b.でも夕焼けとかばっちりですし、

a.ああきれいだろうなあ、その夕焼けだけを見に来る人もいるだろうな、ご近所に住んでたらカメラ片手に、

b.そしてこれが瀬戸大橋、



a.ドが付くデカさやなあ、

b.この綱(つな)のような細いとこを点検で歩くんすね、前テレビでやってた、

a.そういえば、両側に手すりのようなものも、

b.JRの線路がこの車道の下を通っているとは、よく作ったもんやなあ、

a.オレ思い出した、子供のころ、岡山会館に瀬戸大橋のでかい模型が展示されてて、その橋の上をミニチュアのクルマや電車が動いて、下校途中に良くかぶりつきでながめてた、

b.岡山会館?

a.今はビックカメラになってるあそこ、駅の真正面にある、

b.小学生のころなら、今から45年ほど前か、それが今現実の光景になってるわけっすね、

a.そりゃ半世紀もたてば、世のなか大きく変わるわけだ、完成してだいぶたつけど、とうとうホンマモン見てもうた、


2013年06月29日

瀬戸内の海を見わたす風の道

コチラから大きな画像をご覧になれます
(iPadのiPhotoジャーナルで作りました)
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;9EFE2D63-5E7C-4E9E-8541-2B22D9AE5909


b.そんで、けっきょく入らないんすか、野崎家の御屋敷、

a.なんだか、門構えとか立派すぎて、こっちの気持ちが引いてまう、それに、門がひとつっていうも、閉じこめられたようでいかん、

b.そんなことが苦手なんすか、

a.みんなそれぞれ二つや三つ、苦手科目はあるもんじゃ、だけど、今思い出したけど、ここ野崎家の塩いま使ってるわ、おむすび握るとき、

b.あの味の素から出てる塩っすか、

味の素 瀬戸の本塩1kg

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(2013/6/29 18:18時点)




a.そう、「瀬戸の本塩」、となりの玉野市に野崎家の経営するナイカイ塩業って工場があって、そこで作ってるんだ、

b.じゃあ今日持ってきた梅干しのおむすびも、

a.ここのお塩でにぎったでござるよ、今朝京都出るとき、

b.なんか良いすね、地元の塩でおむすび握って、その地元を観光するなんて、

a.それでは、鷲羽山(ワシュウザン)目指して風の道を進もう、

b.さっそくですが、これもまた威圧感みなぎる記念塔、これも野崎家の関連施設のような、



a.塩田王の祖父を記念して、貴族議員だったお孫さんが明治25年に建てた塔、

b.当時、ヨーロッパで流行した、エジプト風デザインだそうです、

a.言われてみれば、どことなく日本の威圧感と違うもんな、ストレートに力を誇示するようで、

b.苦手なんすか、こういうの、

a.ちょっと「ノザキノザキ」し過ぎて・・・「まえだまえだ」は良いんだけど、

「まえだまえだ」最近見かけないけど、どうしてるかな

b.そういえば、近江商人は絶対やりませんね、これ見よがしな記念碑オッ建てるとか、

a.でも、この横町(ヨコチョウ)(=表通りから少しはずれた通り)は感じ良いな、

b.児島ジーンズストリート、若者たちが中心になって町おこしでやってるようです、

a.ここのホームページ、凝った作りで面白い、雲までゆっくり流れてて、

児島ジーンズストリートのセンス光るユニークなホームページ

b.いろんなホームページ見かけるけど、これは傑作ですね、

a.ちょっと感動した、横山たかしひろしさんじゃないけど、「お金持ちのお坊ちゃまが金メダルを取らすぞ、ありがたくちょうだいせえよ」、

b.さて、400mの児島ジーンズ・ストリートを抜けると早くも町はずれ、いかにも当時の線路を思わすような土の道がつづいてます、



a.道ばたにはタチアオイやヒマワリも、

b.「タチアオイ・ヒマワリ咲いた風の道」、

a.そのまんま俳句やな、

b.道はさらに細くなり、線路の跡まで見えて来るような、

a.こうなると、自分の自転車が電車になったような気分、

b.散歩する車イスのおばあちゃん、その後ろから一人旅のサイクリストもやってきます、



a.せっかくのお盆休みだから、暑さを承知で遠出を決めたのかも、

b.しかし、海が見えませんね、すぐそこなのに、

a.Oh!いきなり来た、ようやく瀬戸の海ぜよ、



b.急に視界がひらけて、わずか20mほどの高台やけど、とっても眺めがいい、

a.京都だと海を見るチャンスないもんな、海というだけで新鮮な感動が、

b.びわ湖より港もでかいや、

a.大きな船が行き交うからなあ、

b.おとなりは児島ボートレース場、

a.そういえば、びわ湖にもボートレース場あったな、浜大津の港にいると、ときおり遠くからボートレースの轟音(ゴウオン)が響いてた、

b.ところで、海に浮かぶ、遠くのおむすび山は、

a.岡山と香川の県境(ケンザカイ)となる大槌島(オオツチジマ)、

b.「おむすびを握って海の県境」、よく見ると、その右手にも一回り小さいおむすび山が、

a.それが小槌島(コヅチジマ)、大小ワンセットで、すぐそばの五色台(ごしきだい)って高台から眺めると、とても絵になるらしい、

b.「大小のおむすび並べ五色台」、


アマゾンさんから「おむすび山」で検索した結果、「ミツカン・おむすび山」のほか、興味深い関連商品が色々出てきました、なんでも扱ってるんやなあ、

アマゾンさんから「おむすび山」で検索してヒットした色々な商品

2013年06月28日

倉敷川から塩田王の御屋敷へ

コチラから大きな画像をご覧になれます
(iPadのiPhotoジャーナルで作成)
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;0745DEC3-964F-4518-B837-B45A5340687C




a.映画のロケでもないのに、本格武装に身を固めたこの武者(ムシャ)、いった何者でござるか、銃刀法違反により即刻逮捕いたすぞ、

b.ははっ、こちらは平家物語にも登場いたします、源氏側の武将、佐々木盛綱(モリツナ)氏にごじゃりましゅ、

a.ここで源平の合戦(カッセン)があったと申すのか、

b.有名な藤戸の戦いがあったそうです、盛綱氏はその戦(イクサ)で敵方の大将を倒したそうです、

a.なるへそ、ちいとも知らんかった、こんなことなら、もうちょっと日本史勉強しとくんやった、

b.と、お決まりの嘆(ナゲ)きをかましたところで、本日はそんな藤戸盛綱橋(フジトモリツナバシ)のかかる倉敷川からのスタートでごじゃりましゅる、

a.それ気に入っちゃったのか、「ござりましゅる」、

b.いや、「ごじゃりましゅる」、

a.ええ、めんどうな、どっちらでもよいわ、

b.ところで、源平が戦っていたころ、このあたりは瀬戸内海だったんすね、

a.小高い丘は海に浮かぶ小島だったとか、今となっては信じられない話やけど・・・ちなみに、この倉敷川の上流に例の美観地区があるんだな、白壁の、大原美術館とかある、人気の、

b.ええ、ここは倉敷の中心部から海に出るコース上にあたるので、むかしは海を渡って四国へこんぴら参りをする人々で大いににぎわったそうです、

a.そういえば、今はサイクリングロードになった下津井電鉄の路線も、かつてはこんぴら参りの人々を乗せて大いに収益を上げたとか、聞いたことがある、こんぴら参りって流行ってたんやなあ、御伊勢参りみたいに、

b.すごいすね、ヒトを動かす、こういうチカラって

a.「金比羅(こんぴら)の文字が動かす人の群れ」、

b.さて、倉敷川を渡ってからしばらく、何の変哲もない(=ありふれてつまらない)と言ったら、ちょっと失礼かもしれませんが、

a.いや、たしかに、なんの変哲もない道、でも歴史ある電車道のせいか、とても走りやすいのも事実、

b.そんな中、小さな児童公園に今まで一度も見たことのない犬の滑り台が、



a.これはすこぶるユニークじゃのう、

b.よく見ると、犬の鼻先に骨付き肉まで置いてあります、

a.誰の作品なんだろう、これはもう、アート作品と言ってもいいほどの傑作すべり台じゃ、

b.犬淵公園、「イヌフチ」、「イヌブチ」読み方分からないけど、ともかくここの地名にかけて、イヌのすべり台になったようです、ちなみにウェブで調べても何も出てきません、

a.オレはとても素晴らしいと思ったけど、みんな意外に冷たいなあ、

b.この公園を最後にしばらく苦手な幹線道路の歩道を走らされます、

a.けっこうな混雑ぶりやなあ、県道21号線、

b.瀬戸大橋につながる瀬戸中央道の水島インターチェンジがあるので、なおさら交通量が増えてるようです、

a.味気ないなあ、

b.でもインターくぐり抜けたら、すぐ静かになりますよ、

a.ていうか、だんだん山の中へ入ってくような、

b.と、見せかけながら、けっきょく先ほどの21号線と少し間隔をあけながら、峠ともいえないゆるい丘を越えて、児島の町中へ下っていくようです、

a.この辺もまだまだ味気ないなあ、それに下り坂になって道が分かりにくいわ、何とかしてチョンマゲ、せっかく京都からはるばる来てんのに、

b.この辺は目をつむるしかなさそうですね、元々は線路跡だし、観光地って訳でもないんやし、

a.まあ、そりゃそうだな、それにともかく最低一回は走ってみないと分からんしな、どんな道のありさまか、

b.このあたりからようやく雰囲気が一転するみたいですよ、並走してた県道21号線も左へ大きくそれて、

a.ようやく線路跡を思わすような駅のホームが見えてきた、駅名は、



b.「稗田」と書いて「ひえだ」、山すその高台にあって、少しかげりを感じさす場所ですけど、しっとりと落ち着いて、悪くないですね、

a.このゆるい坂を下りていくと、このあたりで一番大きな街、児島の中心部、

b.それにもう、瀬戸内海ですよ、すぐそこ、

a.海の感じはぜんぜんしないけど、みるみる都会になってきた、お金持ちのお屋敷や、そんなお金持ちのお坊ちゃまが通うような保育園も、




b.それにしても豪勢なお屋敷ですね、

a.外の壁からしてオーラ出まくりやな、庭に生えてるデカい木も天然記念物みたいや、

b.ここは、塩田(エンデン)開発で巨万の富を築かれた、野崎武左衛門(ブザエモン)さまの御屋敷でございます、

a.江戸時代後期の実業家、「塩田王」とも呼ばれたのか、王なら3000坪の敷地も当然か、でも、今はどうやってこの広大な御屋敷を維持管理してるんだろう、

b.さあ、それはじっさい聞いてみないと、でもこの時代にまさか塩田だけで食べてくのは無理だし、どうしてるのかなあ、野崎家、

a.500円の入館料を高いと見るか安いと見るか、

b.カメラ撮影NGなら高いですよね、でも軍事基地の見学じゃないし、庭園や御屋敷ぐらいは撮影しても良いんと違いますか、

a.そうかなあ、でもどうせなら、入館前に教えてほしい、そういう決まり事、

b.しかし、塩田王の御屋敷前で500円ぽっちの入館料にこだわって、立ち話が止まらない俺たちって一体、

a.後半へつづく、


アマゾンさんで調べてみるとさすが塩田王、
このようにずらっと関連商品が出てきて、ビックリ・クリクリ・クリックリ・・・
業務用ばかりやけど、ながめてるだけでも刺激的、やっぱり塩は大事なんやなあ、

アマゾンさんで買える、塩田王、関連商品一覧






2013年06月27日

京都から夏の輪行、岡山へ

a.さて、今度はどこを旅しようかなあ、

b.ところで、なんでいま岡山に住んでるのに、ブログ名、「近江輪行クラブ」なんすか、滋賀県でしょ近江って、

a.近江が好きなんじゃ、それに滋賀県を中心として、近畿エリアは輪行するのに最適な環境が整っておる、

b.まあびわ湖をぐるっと取り囲んでますもんね、JRが、いつでも乗り降り可能、

a.あと旅人にやさしい土地柄だしなあ、古来から京都への街道筋にあたることもあって、

b.でも、岡山の魅力も伝えるべきでは?

a.目下鋭意準備中、というのも、20代からずっと京都だったんで、まだ岡山の「オ」の字しか分からん、だから、まずはこするほど走った南近江を中心にブログ旅するのだ、

b.でも、ずっと近江というのも飽きませんかねえ、

a.それもそうだな、しばらく近江漬けだったから、ちょっと気分転換に他の県へ出かけようか、

b.どこにしましょう、

a.話題にのぼったことだし、岡山がいいや、

b.違和感無いように、季節も今と同じ夏にしましょう、

a.梅雨空はうっとうしいから、梅雨明け後の岡山にするか、

b.だったらコレすか、2年前、瀬戸内海を見晴らす鷲羽山(ワシュウザン)へ行ったときの、

a.あれか、暑かったなあ、激辛カレーの辛さみたいに、いつまでも覚えてるぞ、あの暑さ、セミたちがものすごく鳴いてた、

b.では、時間をもどしまして、2011年8月13日、早朝に京都駅から新幹線で一時間、岡山駅から宇野線に乗り換え、茶屋町駅下車、

a.カメラはキヤノンのパワーショットG12、自転車はテスタッチのシクロ用フレームにMTB用のスプロケット&チェーンホイール、ペダルもMTB用のSPD、タイヤはリブモPTの32c、

b.早起きしたおかげで、京都から来たのに、茶屋町駅の改札を抜けてまだ9時前、

a.やれば出来るじゃん、

b.今回初めて走ることになるサイクリングロードの正式名称からお願いします、

a.「茶屋町児島自転車道」漢字だらけやな、

b.「風の道」って言うのもありますよね、コースかぶってんのかなあ、

a.たしかに、どうなってるんや、

b.全区間中、JR児島駅から下津井駅までを特に「風の道」と呼んでるようですね、

a.ややこしいなあ、ぜんぶ「風の道」じゃいかんのか、

b.こっちに聞かれても・・・

a.じゃあしかたないや、いちいち「茶屋町児島自転車道」って書いてたらやりにくいし、ここだけのルールで、全区間、これを「風の道」と呼ぼう、文句あっか、

b.いや、それで良いと思う、

a.それでは茶屋町駅前より機動開始、いざ「風の道」を走らん、

b.しかし、いきなり出だしから、風吹きませんね、

a.やっぱり海のそばに行かんとなあ、

b.だけど、この桜並木は見事ですね、夏は木陰(コカゲ)で涼めるし、



a.「夏散歩、背中に汗をにじませて」、

b.近隣(キンリン)住民のお散歩コースのようですね、

a.たしかに歩きやすそうだ、そういえば、これはかつての鉄道跡、オレ小学生の時一回乗ったことあるんだ、夏休みに家族と、

b.どこ行ったんすか、

a.終点の下津井駅から船に乗り換えて、本島(ホンジマ)の国民宿舎へ、

b.下津井(シモツイ)電鉄っていうのか、明治の終わりからギリギリ平成までガンバってたんだな、

a.そんな、かつての線路わきに、いかにも平成らしいすっきりした外観の備南(ビナン)ふれあい会館、



b.ウェブで調べても関連情報、出てきませんね、

a.しかたない、すこし規模の大きい公民館としておこう、でもなんかじわっと感じの良い建物やなあ、改めて見ると、

b.さて我々は最初の橋にやってきましたが、これは、



a.倉敷川の支流のようやけど、これって名前が分からないし、ほぼ倉敷川でいいだろう、

b.略して「ほぼくら川」、そこに架かるこの橋もまた感じいいすね、

a.写真撮り忘れたけど、橋の中央に丸い広場を設けて、こういう遊びのセンスは平成になってからちょくちょく見かけるようになった、

b.ところで、さっきからクルマと同じ道、走ってるような、道、まちがえたんとちゃいますか、

a.分かっとる、しばらく迷わせチクリ

b.そんな中、立派な教会ですね、いまどき珍しい木造の、



a.明治23年(1890)に建てられたのか、三角窓のデザインもしぶいなあ、

b.岡山県では2番目に古いキリスト教会らしいっす、

a.「木造の和風教会、明治から」、

b.じゃあ、迷いついでに、しばらくこのあたり、見て回りますか、

a.歴史深そうな気配だし、ちょっと流してみよう、



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