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2013年06月26日

烏丸半島からJR栗東駅前へ

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b.半島のイメージだとあっというまに一周してしまう、烏丸半島公園、

a.びわ湖にそって静かに流したいとき、とても便利な烏丸半島の一周、

b.そういえば、このあたりはすべて湖岸すれすれにクルマだらけの道がつづいてる、

a.自転車道もセットで湖岸にそって続くけれど、しばらく走ってるとクルマの騒音が耐えられなくなる、

b.静かやったら、波音や水鳥の羽ばたきまで聞き取れますもんね、

a.そういうわけで、自転車でわずか10分程度の烏丸半島一周は、びわ湖を見ながら静かに走れる貴重なひととき、

b.じゃあ、半島公園を一周したところで、さっそく湖岸道路から分かれて、クルマのやって来ない細道へ、

a.さっそく見えてきた推定樹齢200年の黒松、



b.下物(オロシモ)観音堂の黒松か、

a.夜になると、近くの湖水が光りはじめるので、なにかと思って引き上げたら、聖徳太子の作られた観音像で、それが祭られてるらしい、

b.やはり聖徳太子も宇宙人なんすか、善玉の、

a.さあよく分からん、でもうわさでは、水中を高速移動するUFOもあるそうだから、可能性は否定できない、

b.じゃあびわ湖の湖底にUFOの基地があるとか、ないとか、

a.・・・・・・

b.ところでここまでくると、JRびわ湖線まであと少しですが、

a.ここからだと、向かって左から守山・栗東・草津の三駅が近いけど、オススメはズバリ栗東駅でござる、

b.そのココロは、

a.いつも空()いてる、特にびわ湖側の駅前が好きや、

b.すきやの牛丼ですか、

a.新快速が停まらないし、バスターミナルもないから、ヒトも少なく、ディーゼルエンジンの騒音や排ガスもない、しかも、周囲の住宅街とセットで何となく品がいい、びわ湖線で京都から湖南エリアに輪行するとき、ベストの駅かもしれない、

b.じゃあついでにベスト3を、

a.京都駅から野洲駅の間でいうと、あと南草津駅とそのおとなりの瀬田駅、ともにびわ湖側の駅前が良い、

b.南草津駅の魅力は?

a.立命館大学の新しいキャンパスと一緒に誕生した新しい駅で、平成の駅前らしくスペースがとてもゆったりして、特にびわ湖側の駅前はゆるい丘全体を公園にするぜいたくさ、典型的な「A列車で行こう」町やけど、駅前を中心にとても良く出来てる、そういえば、JRをくぐり抜けるトンネルに、そこで発掘された土器とかも展示されてるし、

初心者でも遊びやすいと好評の鉄道町づくりゲーム、

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b.そのすぐおとなりの瀬田駅、その魅力とは?

a.南草津駅とは対照的に、歴史の深さを感じさせる大萱(オオガヤ)っていう路地だらけの集落のなかに建つ瀬田駅、そのびわ湖側の駅前は神社の境内と接していて、そのままさりげなく歴史的集落のなかへ入っていける、

b.線路の反対側には天下の交通量を誇る国道2号線が走ってるのに、ですか、

a.信じられないほど静か、そして、細い路地の入り組んだ面白さは、迷う楽しさっていうか、一度はまるとなかなか抜け出せない独特の魅力がある、

b.なるほど、じゃあベスト3の紹介が済んだところで、そのひとつJR栗東駅前へ向けてゆるりと参りましょう、

a.このあたりは戦後の住宅も多く建つエリアだけど、スペースがゆったりしてるから、昔からの村や田畑とケンカせず良い感じで共存できてる、



b.こんなとこ住んでたら、びわ湖は近いし、歴史的集落や田園も豊かやし、しあわせですね、一生、散歩には困らないや、

a.ところがそういうヒトをさっぱり見かけない、みんな生活に追われてるのか、チャリンコ乗らなくなっちまったか、幸せはすぐそこにあるのに、まっこと、もったいないぜよ、

b.そういえば、たまにすれ違っても、農家のジイチャン・バアチャンの自転車が多いような、



a.あと神社や寺院の多さもハンパない、

b.それに、寺院に引けを取らないような立派な民家も時々目にします、



a.昔から豊かな土地柄なんだな、

b.そんな豊かな住宅街をゆったり流して、そろそろ栗東の駅前が近づいて参りました、今回の旅のまとめをお願いします、

a.彦根の手前、地味なJR河瀬駅前から機動開始、最寄りの荒神山へ上り、ふもとの曽根沼でパンクを直し、愛知川(エチガワ)の深い森を横切って干拓地をぬけ、近江八幡の駅前へ、ここから別の日付の写真を足して再起動・・・八幡堀、岡山、家棟川(ヤノムネガワ)、野洲川、烏丸半島公園をへて、ラストは栗東の駅から輪行、

b.ご飯でいうとお茶碗に軽く二杯、すし太郎の一回分の量ですか、

a.さあ、最近作ってないしな、どうだったか、

b.ところで、二杯目にあたる後半のルート、近江八幡駅前からは実際と逆の時間経過なんで、ちょっとギクシャクしてますけど、

a.オススメコースなので、参考にしてもらえたら幸いです、それから、なによりも地元の人々にどんどん自転車で散歩してほしいと思う、しあわせはすぐ目の前にあるんだから、

b.買い物のついでに30分遠回りして、びわ湖を見てくるなんて、

a.なんて幸せな人生なんだ!!



2013年06月25日

家棟川から烏丸半島へ

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b.家棟川(ヤノムネガワ)ってどこから流れてるんすか、

a.あの近江富士の付近から流れて来るらしい、でも川沿いのサイクリングロードは途中で有耶無耶(ウヤムヤ)になって草むらのなかで途切れたまま、

b.じゃあ適当なところで家棟川ともお別れして、今度は野洲川へ、

a.集落から集落へゆるやかに曲がる昔の道をたどっていくと、ソバの畑に配水タンクが見えて、野洲川にかかる川田大橋が見えてくる、

b.河口から7番目の川田大橋から上流をながめる、近江太郎(野洲川の別称)はきょうも元気ですね、白鷺(シラサギ)と川鵜(カワウ)が点々とくつろいでます、



野洲川物語―流域住民の永年の悲願、近江太郎「野洲川」の鎮静。ここで繰り広げられた男達の葛藤。

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a.立ち止まって、橋の上から景色をながめる幸せ、

b.たしかにこれは橋という名の展望台ですね、野洲川と近江富士がワンセットで絵のようだ、


河川敷からのながめもどうぞ、

b.「夏草の茂る河原の近江富士」、

a.ここまで来ると定石どおり、公園化がすすむ野洲川の昔の川筋もたずねておきたい、

b.また作りかけの部分も多い平成の傑作自然公園「びわ湖地球市民の森」、

a.ああやっぱりココ、なんか落ち着く、

b.良い橋が出来てますね、さりげない簡素な木の橋、

a.しかし、今回はこの公園をさらっと横切って道なりに進もう、

b.と、なぜか正面には運転免許センター、戦後の昭和を感じさせる生真面目(キマジメ)な外観で、ふと小学校の校舎を思い出す、



a.水草の茂る手前の内湖も良い、

b.びわ湖はもう近いんすか、ここから、

a.湖岸道路はすぐそこだけど、えらい静かだな、

b.ココからびわ湖に船を出すんですね、

a.漁だけじゃ生計は苦しいだろう、半農半漁の暮らしなのか、

b.残暑でヒト気のない釣り堀の奥にまたもや近江富士、

a.このあたりはどこにいても近江富士が見える、ときに少しうるさいほど、

b.「円錐で角度選ばず富士の山」、

a.とうとう世界遺産に登録された、ほんまもんの富士山ですが、あれもあれで、時にうんざりしませんかねえ、いつも目の前にあったら、

b.いくら好きな相手でも、年がら年中、目の前に居座られたら苦痛だもんな、たまに気分変えたくなるんじゃねえの、反対側向いたりして、

a.というわけで、大きな存在感の近江富士から目をそらすべく、烏丸(カラスマ)半島公園にやって参りました、

b.いかにもバブル経済の乗りで作られたような正面広場、



a.施設はあちこちくたびれ始めてるけど、遠目にはまだ元気そうだ、

b.だけど、いずれこのデカい噴水のモニュメントも金属疲労を起こすんでしょうね、維持補修の費用にどれほどかかるか、ぜんぶ税金だし、良くも悪くもやってくれますね、

a.アーチのてっぺんは、びわ湖の形に穴があいてて、そこから水が吹き出るしかけ、まだ一度も見たことないけど、

b.日本有数のハスの群生地をバックに咲くこれはタチアオイで良いんすか、

a.そんなとこやろ、



b.花潜り(ハナムグリ)が名前通り、花粉まみれで花に潜(モグ)ってます、

a.「花ムグリ花粉まみれの花モグリ」、


2013年06月24日

八幡堀から家棟川へ

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a.残暑きびしい9月はじめの八幡堀、

b.自転車を押しながら水辺を歩いて西の端まで来ました、

a.仏光寺別院の立派な伽藍(ガラン)が西の目印、ここで八幡堀の遊歩道も終わりになる、

b.このあたりで白蛇が泳いでたんすね、のびのびと、



a.そう、「ヘビ泳ぐ、八幡堀をのびのびと」、ちなみに、ここが歴史的町並みの端っこで、ここから先は田畑が主役になる、

b.八幡堀の外れの空き地にひっそりたたずむレンガ作りの廃墟、

a.「夏すぎて夏草つるむ廃墟かな」、

b.さて、ここからどう進みましょう、

a.水茎町の並木を撮影したいので、あえて、騒々しい湖岸道路を走って、岡山の坂の途中に停まりたい、



b.遠くに見えるあれがその並木道か、背景の近江富士や手前の農道もいい、

a.こんな交通量の多い道で、停車して撮影できることを幸せに思う、

b.自転車乗りの特権ですね、まさかこのためだけに、歩いて来る気にはなれないし、バイクや車を停めたら、大事故か大渋滞まちがいない、

a.さて、撮影も終われば、静かな道が良いに決まってる、湖岸道路を左にそれて、われわれは名もない用水路にそって田園に分け入ろう、

b.お盆を過ぎると、黄金色(コガネイロ)に色づき始める稲穂、

a.9月も上旬になると、しっかり実って重々しい、

b.ここからは見えないけど、あの雲や山の手前にはびわ湖がずっと広がってるのか、なんだかぜいたくな気分だ、

a.ふつうは川かため池ぐらいだもんな、あるとしても、それが端から端まですべて琵琶湖、

b.「干拓地、びわ湖の広さ、暗示する」、

a.干拓地そのものも琵琶湖のように見えないか、

b.どういうこと?

a.まだ実を付けない軽い稲穂が風になびくと、さざ波が立ってミドリの湖面のように見える、

b.ふりかえると、岡山の上に意味ありげな雲が浮かんでる、



a.かつて水茎岡山城のあった山だし、城主の熱い思いが雲を呼んだのかもしれんなあ、

b.じゃあ、この雲がいずれ城の形になるとか、

a.そうなったらおもろいけど、なるわけないし、先へ進もう、

b.じゃあ、せめて川柳の中で実現させときましょう、「城跡にうかぶ白雲、白雲城」、



a.「堰堤碑(エンテイヒ)ここも内湖の名残かな」、

b.それにしても立派な材木を惜しげもなく使ってます、

a.中身の文章より見事な木目の方に目が行ってまうわ、

b.ここもかつては内湖だったんですね、

a.内湖、つまり、びわ湖のおまけ湖、

b.おまけ湖のほうが響き良いなあ、

a.そのおまけ湖に堰堤つまり小さなせき止めダムを設けて、水量を調節してたんだな、

b.日照りのときは水をたくわえ、雨が多すぎれば琵琶湖に放流、

a.明治の終わりにびわ湖で初となる堰堤がここ野田地区に誕生、その記念碑というか、木材だから記念板っていうのか、

b.そう思うと、この木目鮮やかな太い柱が、干拓地に突き立てられた記念の杭打ち(クイウチ)のようにも見えてくる、

a.「今は無き内湖にとどめの杭を打ち」、

b.良くも悪くもここで暮らす農家の人々には生死に関わる切実な問題だったんだな、

a.良くも悪くも農業を人類最初の自然破壊と考える学者もいるくらいだから、そりゃ自分たちのやりやすいようにやるだろう、全力傾けて、

b.そんなかつての内湖も今は家棟川(ヤノムネガワ)という川筋に変わり、岸にそってさびれたサイクリングロードが伸びています、

進行方向の逆をながめる

a.この寂れたサイクリングロードをたどろう、

b.こんな道が良いんすか、

a.これはこれでなにか味がある、なんだろう、打ち捨てられたような孤独な感じ、でもどこか自然のすぐそばに居るようでけっして悪くない、

b.「荒れた道、晩夏のびわ湖、干拓地」、



2013年06月23日

近江八幡駅前から再起動

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b.西の湖からは定石(ジョウセキ=お決まり)どおり、ヴォーリズ記念病院から細道をつたって八幡堀へ、



a.この日の旅は、近江八幡駅から輪行してお開きになったが、中途半端なことに、あと数枚の写真を残すだけ、そこで、ここに別の日の写真を接ぎ足してさらに旅を続けたいと思う、

b.それでは、とりあえず白鳥川を右に見ながら、びわ湖よし笛ロードを駅前へ、



a.よし笛ロードを彩(イロド)る花々、秋はコスモス、夏はひまわり、さりげない心遣(ヅカ)いに胸を打たれる、



b.「ひまわりに出迎えられて終わる旅」、

a.まだびわ湖の「び」の字も知らぬころ、一冊の本に導かれるように、初めて訪れた町がここ近江八幡だった、

b.それがこの本か、「西日本サイクリングガイド」、2001年の出版、

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10年以上たった今、ちまたにはこんな本も出ています、

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a.駅前の観光案内所でびわ湖よし笛ロードのスタート地点をたずね、関連マップを見ながら、まったく初めての町をウキウキおずおずと出発、JR能登川駅まで忠実になぞった夏の日、

b.それから10年たつのか、

a.今でもあの夏の新鮮な気持ちがしっかり心に刻まれてる、

b.新鮮な気持ち?

a.人間40も過ぎると、おおかた人生なんてこんなもんかと、決めてかかるようになるけど、照れ屋やおっくうと戦いながら慣れない輪行をして初めての町を走ってると、初々しい10代の若者みたいな気分になってくる、40過ぎてこんな新鮮な気持ちで居られるなんて、自分でも驚くほどだった、

b.なるほど、それで味をしめて、週末は輪行するようになったわけだ、で、そんな思い出深い近江八幡駅前からの再スタートですが、

a.今回の写真は、2011年9月10日、JR栗東駅からJR近江八幡駅への旅路だったけど、これを逆からたどってみようと思う、昼間の数時間だから違和感もほぼ感じないはず、ちなみに、カメラは同じキヤノンのパワーショットG12、



b.では、再起動開始、地方の主要都市らしく、近江八幡駅前も大いに賑(ニギ)わってます、

a.ここから八幡堀の流れる歴史的町並みへ通じるメインストリートは「ブーメラン通り」って言うんだ、

b.変わった名前ですね、一度、都会に出て行った若者達がまた戻ってくるように願ってつけられたのかなあ、

a.いや、調べると、どうもただ単純に道がブーメランのように曲がってる、それだけのことらしい、

b.それでは、このブーメラン通りを旧市街へ、

a.この通りでも良いけど、裏通り好きとしては、クルマの少ないのどかな脇道がいい、

b.このあたりは町がモロ新しい、定規で引いたような四角い区画に家々がぽつんと建って、規格通りの児童公園が置かれ、

a.規模こそ違うけど、ここもJR河瀬駅前と同じような、「A列車で行こう」町、

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昔からつづく伝統あるゲーム「A列車で行こう」。マニアの熱い支持のおかげで続いてきたゲームだけど、DS版はマニアでなくても、なかなか遊びやすいと好評のようです。

b.そういえば、線路が初めて近江八幡に引かれたとき、地元は反対派が多く、それでこんな外れに駅が出来たとか、

a.でも、そのおかげで歴史的町並みが壊されないで、結果、大いなる観光資源として町を潤すことになった、

b.なにが幸(サイワ)いするか分かりませんね、

a.そんでもって、またまたやって参りました八幡堀、



b.9月10日だけあって、夏のあいだ、茂るだけ茂った草が堀を埋め尽くしています、

a.「夏おわり、ただ草茂る水辺かな」、

b.どことなく、夏の終わりのけだるさが伝わってくる、八幡堀からも、

a.元気なのは水辺に生い茂る草木だけか、

b.じゃあ我々も、ゆく夏を惜しみながら、八幡堀をけだるく流しましょう、

a.そうだな、気候には逆らえないしな、無理をせずゆっくり進もう、


2013年06月21日

曽根沼でパンク直して琵琶湖ぞい

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b.さて、曽根沼のさわやかな静けさのなか、小腹を満たし、パンクも直し、

a.さてどうするか、どちらかといえばココロは、彦根方面より近江八幡方面、

b.しばらく、水辺の旧道を走りますか、にぎわう水泳場を右にながめながら、

a.あまり、これという味わいもないし、いずれ騒々しい湖岸道路に合流するし、ここで進路を左よりに変えて田園のなかを走ろう、

b.ふりむくと、先ほど登った荒神山が稲穂の海に浮かんでます、

a.「深々(フカブカ)とミドリの稲穂、青き山」、「またいつか来れるともなくふりかえる」、

b.ここからだと、ふたつの山が重なってるように見えます、

a.シャッターチャンスはきっと立て続けに来るもんで、さっそく、おっと来た、用心深く急ブレーキ、



b.「道すがら(=通りかかると)、とある農家に立葵(タチアオイ)」、

a.よく見るとピンクに加えてほとんど白い薄むらさきも、

b.夏を代表する元気な花、タチアオイ、

a.素朴に美しい、低木の花、

b.「夏近江、素朴なココロ、タチアオイ」、

a.花ってそこに住む人の心の現れみたいや、

b.そうこうするうちに、愛知川(エチガワ)の深い森が近づいてきました、

a.荒神山から見た、日本電気硝子の煙突も森からチラっとのぞいてるぞ、

b.これが愛知川の堤防ですか、たしかに深い森、細長いから防風林のようにも見える、そんな役目もあるのかどうか、



a.近江は風の町だから、そう思うのも無理はない、

b.「風の町、風をさえぎる川の森」、

a.栗見橋で愛知川を渡ると、右手の河川敷に広い公園があらわれる、



b.都会の人がうらやむようなゆったりした空間、

a.あれは沖島が見えてるのか、駐車場の木の横、

b.びわ湖で最大、みずうみに人が住む日本でたったひとつの島、

a.沖島の子供たちは中学になると島を出て、一人暮らしをするんでなかったか、以前、テレビで見たような、

b.調べてみましょう、「沖島 中学生」で検索・・・どうも違いますね、毎日船で市街地の中学校へ通ってるようで、むかしは通学専用船まであったそうです、

a.そうか、記憶ちがいか、もしかしたら親戚が近江八幡の市街地にいて、そこで下宿する話だったかもしれない、

b.まあたしかに、通学だけでもそうとう時間かかるし、そんな話もありそうですが、

a.しかし、誰によって書かれたのか、素晴らしく良くまとまってるな、沖島のこのくわしい解説文、

感動的なほど、詳しく簡潔に沖島を語り尽くしています。
http://www.city.omihachiman.shiga.jp/~okisyo/okisimanituite.htm

b.これ見ただけで、本一冊、書けそうです、

a.お金持ちのお坊ちゃまが金メダルを取らすぞ、ありがたく頂戴(ちょうだい)せえよ、

b.もしかして、「横山たかし・ひろし」さんですか、



a.わざわざ名前まで出してくれて、すまんのう、さいきんテレビ局から出演依頼がのうて、困っておるのじゃ、

b.でも、お金持ちやし、仕事無くても暮らしにはまったく響かんでしょう、

a.あれは作り話じゃ、この金メダルもな、本当はきのう徹夜してボール紙に金色の折り紙を貼り付けて手作りしたんじゃ、すまんのう、ウソばかりついて、

b.ところで、ここからは山ぞいにびわ湖を右に見ながら進むコースと、山ぞいに干拓地を左に見ながら進むコースがありますが、

a.いま発見したけど、県道25号線はこの山をぐるっと取り囲んでるんだな、地図はしっかり見てみるもんや、

b.ほんまですね、もともと25号線は湖岸ぞいを走っていたけど、交通量が増したんで、もう一本追加したと、

a.ちなみに、我々が走る道はそれよりさらに山沿いの静かな細道、

b.いかにも昭和の干拓地らしい住宅が広い田園のすみっこに寄り集まり、新しい村を形作っている、保育園まで設けて、

a.県道を渡ってしばらく進むと、今度は一転、古い歴史を感じさせる集落、

b.当然のごとく、神社と寺院がワンセット、

a.そうして、村の細道は県道に合流して広い川を渡ることになるが、

b.もしかして、これは西の湖がびわ湖へそそぐ川では、



a.西の湖めぐりの観光船が素朴なタッチで欄干(ランカン)に、

b.「西の湖の橋の手すりも船遊び」、



6月19日のブログからのルートがまとめて記してあります。拡大してご覧ください。

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2013年06月20日

パンクしておむすび食べる水辺かな

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b.なんだかんだで荒神山も頂上間近、

a.ここが256mだからふもとから170m登ったのか、

b.いいながめ、すこしもやってるけど、



a.ここまでクルマで来れるから、いつもこの広場に何台か停まってる、

b.ハンググライダーがここから飛ぶのか、気持ちいいような怖いような、

a.いつも気になってるけど、あの紅白に塗り分けた長いポールはなんやろ、

b.電波塔のようだけど、くわしいことはウェブでもちょっと、それより、手前の池、のどかでいいすね、

a.曽根沼といって、昭和30年代に干拓する前は4倍もあったそうだ、いろいろ事情があるにせよ、もってえねえ事したもんさ、

b.するってえと、左の畑もかつては延々と沼だったわけか、「つくづくと水の豊かな近江かな」、

a.最近の調査では、こういう内湖(ナイコ)(=びわ湖の付属湖)が水を浄化するし、水辺の生き物たちの貴重な住みかにもなってるんで、近年はより積極的に保存する方向へ変わってきたようだ、

b.ところで、ここから荒神山の頂上までわずか20mほどですが、行ってみます?

a.ココからのながめが一番やし、てっぺんの荒神山神社はここから遥拝(ヨウハイ)するとして、このまま道なりにふもとへ降りよう、

b.ここもいいなあ、荒神山から北の見晴らし、



a.手前が荒神山公園、宇曽川のむこうに野田沼、その奥に県立大学、その右が市立病院、

b.大きい病院ですね、病んでる人が多いんだなあ、

a.高齢化社会だからな、カラダもあちこちトラブル続き、四角い仁鶴がま〜るく収めまっせ、

b.むかしはトラぶる前にあの世へ行ってたからな、

a.ヒトごとじゃない、俺たちも気をつけねば、日々健康管理を怠らず、80過ぎまで自転車で旅をしていたい、

b.絶景を左に見ながらふもとへ降りましたが、

a.このステキな総合公園も、このさき二度と来ないかもしれない、ぐるっとひと回りしておこう、

b.人っ子ひとり居ない神秘的な野球場が見えてきました、



a.恐ろしく整備された芝生、清潔感みなぎるフェンス、シンプルながら小ジャレた三本足の得点掲示板、

b.七夕(タナバタ)の夜とか、宇宙人が降りてきてひっそり草野球したりして、

a.また音もなく帰って行くのか、星空に吸い込まれて、両チームとも、

b.だって、変じゃないすか、ふつうなら荒れてるはずの外野のポジションあたりの芝生がまっさらですよ、まっさら、

a.たしかに変だな、妙に整い過ぎてヒトの気配が感じられない、でも、なんで宇宙人がわざわざここまで来て野球するのか・・・

b.でも、これと似たような映画があったような、むかし、

a.ああ、あれか、感動した以外くわしい内容も忘れてしまったけど、

YouTubeから映画の予告編だけでもどうぞ、

http://www.youtube.com/watch?v=yjsd2QmccC8



アマゾンさんのカスタマーレビューに詳しい解説ものっています。

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b.さて、荒神山をあとにして、どこ行きます?

a.とりあえず、宇曽川の河口へ向かおう、と、なんか変やな、うしろがグニャグニャしてる、

b.ああ、パンクだ、まいったなあ、

a.でも、ここでパンクしてちょうどタイミング良かったかも、すぐ横は静かな曽根沼だし、おむすび食べながらのんびりしよう、パンクはそれから直せばいいや、



b.沼っていうと暗くじめっとしたイメージやけど、ぜんぜん違いますね、広くてとてもさわやか、

a.ここの木陰(コカゲ)でゆっくりするか、



b.もっともパンクに強いとされるリブモも、ついにパンクか、

a.おカネケチってギリギリすり減るまで乗ると、どうしても、最後はパンクしやすくなる、

b.じゃあもっと安いタイヤを早目に交換した方が良いんとちゃいますか、

a.そうかもな、ところで、安いといえば、イタリアの老舗(シニセ)メーカー「ビットリア」のタイヤがセールで安かったから、先日試しにリブモから乗り換えてみた、

b.「ランドナー 700x35c」か、それまでのリブモは32cだけど、

a.とにかく乗り心地よくてなあ、走るたびに顔がニタニタするほど、

b.そりゃそうですよ、だってリブモの空気圧が100psiに対してわずか70psi、これホント走るんすか、

a.たち漕ぎすると、さすがにグニャってなるけど、あとは全く問題なし、というか、今までちょっと荒れた路面でも勝手に鳴りだすベルがピタっと鳴らなくなった、

b.それだけ、振動を吸収してるってことか、

a.リブモと比べてパンクにどれほど強いか、まだ分からないけど、これは久々に大当たりのタイヤだった、なにか味があるんだ、ずっと走っていたくなるようなしなやかな感触、

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2013年06月19日

大好きな近江の山へお別れに

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b.JR河瀬駅、聞き慣れない名前の駅ですが、ここはいったい、

a.JRびわ湖線の地味な駅、ふたつ先は彦根駅なんだけど、クラスのおとなしい生徒のように控えめな存在、

b.真新しい駅舎ですけど、なにか挟(ハサ)まってる、駅名のプレートに、

a.コンサートのチラシか、せっかくきれいな駅なのに、「新駅舎すぐに始まる悪意かな」、

b.けれどもヒト居ませんね、えーちなみに、日時ほか公表いたしますと、昨年2012年の7月29日、朝10時前、カメラはキャノンのパワーショットG12、

a.たぶん通勤通学用の駅じゃないかな、だから、休みの日は閑散としてるんだ、きっと、

b.この駅で降りるのは、

a.今回が初めて、あと三ヶ月で京都から岡山に引っ越すから、今まで降りてない駅で降りとこうかと、

b.それに、お気に入り荒神山(コウジンヤマ)の最寄り駅でもある、

a.今回、おそらく最後の荒神山になるんだろうな、

b.じゃあ、さっそく機動開始、駅前の町並みはこの駅舎のように真新しいなあ、

a.「A列車で行こう」っていう鉄道経営ゲームがあるけど、それで作ったみたいだ、

A列車で行こうDS

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昔からつづく伝統あるゲーム「A列車で行こう」。マニアの熱い支持のおかげで続いてきたゲームだけど、DS版はマニアでなくても、なかなか遊びやすいと好評のようです。


b.駅を中心にさまざまな医院が点在、平和堂やコメリといったスーパーやホームセンターもそろってるし、学校に工場、住宅街、たしかにテレビゲームっぽい作りですね、神社やお寺が見あたらないのも印象的、

a.ゲーム空間に居るみたいでちょっと面食らう(=びっくりして落ち着かない)な、まあしばらく行ってみようか、

b.ココは彦根市、日夏町っていうんですね、

a.「夏休み 旅する町も日夏かな」、

b.この幹線道路を渡ると雰囲気ガラっと変わって、これが昔ながらの集落ですね、道ばたにオニユリも咲いて何かホッとする、



a.「鬼百合(オニユリ)の、その名と色で暑気払い」、この花見ると元気になるな、暑さの中、しっかり自己主張して、

b.味のある集落はあっけなく尽きて荒神山のふもとの川に到着、「宇曽川」と書いて「うそがわ」、ウソ〜、

a.言うと思った、小学生じゃないんだから、もう少しひねってほしい、

b.あれが荒神山すか、大きなタンクがふたつある、



a.いや、あれはとなりの名もない丘やけど、なんのタンクだろう、調べてくれたまえ、

b.「彦根市 荒神山 巨大なタンク」で検索、出てきました、平成になって作られた上水道の配水タンクです、どうりでデカいと思った、

a.河瀬駅前の新しい町にも供給されるんだろうな、この丘の水、

b.駅前の新町とセットで作られたんとちゃいますか、平成ってことは、

a.このタンクを作るさい、同時に山城の発掘調査も行われたのか、

b.いっそのこと、このブログ見ていただく方が早いかと、

a.そうだな、写真に加えて、さりげないスケッチがとりわけ良いや、

http://www.ken-tmr.com/yamazaki-yamasiro/yamazaki-yamasiro.html

そんなステキなブログの作者、田村さんっていったい?
http://www.gaido.jp/suteki/suteki.php?ID=467


b.それに、別ルートから二度も登られてる、こんな名もない丘に、

a.自転車で素通りする我々も見習わなくては・・・

b.そういうわけで、巨大な配水タンクから多くを学んだ今回、次回はここから再開ということで、

a.おお、待っちくりい、オレにも、もうちっとやらしちくりい、

b.そうすか、じゃあそろそろ荒神山登りますか、チャリンコで、

a.自転車やクルマが使える登り口はふたつしかない、今回は西から登って東へ降りることにしよう、ミミズのように簡単な道筋じゃ、



b.あれは穀物の貯蔵庫のようですね、

a.配水タンクに劣らず巨大やな、

b.その奥にずっと広がる森は、

a.「愛知川(えちがわ)の堤防、深き森となり」、「愛知川の堤(つつみ)の木陰(こかげ)、涼む夏」、

b.ところで、山のなかほどにあるこの神社は初めてですか、



a.岡山に引っ越したら、もう二度と来ることもないかと思って、一度お礼がしたくてなあ、何度も来てるから、

b.頂上の荒神山神社とは別なんすか、

a.それすら知らないんだ、さっそく調べてくれたまえ、

b.え〜、ここは稲村神社といいまして、付近の村々の産土神(ウブスナガミ)、つまりこの土地の神様が祭られてるようです、また春祭りには村々が大きな太鼓の御輿(ミコシ)をかついで稲村神社の境内に集結、大いに太鼓を打ち鳴らし、それが終わると田植えが始まるそうです、

a.なるほど、なんも知らんかった、それで、境内がこんなに広いのか、

b.ソテツもすくすく伸びてる、

a.「稲村の太鼓で伸びる蘇鉄(ソテツ)かな」、

b.ずいぶん見晴らせるポイントに来ました、あの煙突のけむりは、



a.滋賀県大津市に本社を置く、日本電気硝子(ガラス)の工場、液晶ガラスパネルの製造では、旭硝子・アメリカのコーニング社と並んで世界三強、やるな、

b.手前にも平べったい工場らしき建物が、

a.シートベルトやエアバッグ、チャイルドシートなど自動車関連の製品を作ってるタカタの工場、本社は東京赤坂だけど、主力工場は滋賀県中心だから近江商人の会社かも、

b.なんでそんなくわしいんすか、

a.聞かれるままに、ウェブで調べてしゃべってるだけや、ホンマなんでもわかるな、おおかたのことは、

b.便利すぎて怖いくらいや、ホンマ、



2013年06月18日

びわ湖線 どこの駅から帰ろうか

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b.これも難読地名っすね、「和邇」とかいて「ワニ」、

a.古代に「和邇氏(ワニシ・ワニウジ)」という豪族がいたから、その一族がココを治めてたんだな、

b.そういえば、JR和邇駅のとなりは小野駅ですが、ここって、あの小野妹子(オノノイモコ)の出身地なんすね、子孫にも、篁(タカムラ)・道風(トウフウ・ミチカゼ)ていう偉大な歌人や書家が生まれてらあ、

a.小野氏も元をたどれば和邇氏だという、

b.でも今では、小野駅前といえば丘を削った高台のベッドタウン、和邇駅前もスーパーの平和堂がどーんと建ってる住宅街、昔の面影はありませぬ、

a.そう思うだろ、ところがよく調べてみると、このありふれたベッドタウンの住人、その8割以上が、その先祖をたどると小野氏・和邇氏につながるという驚くべき結果が出たんじゃ、

b.するってえと、古代のご先祖さまが子孫を呼び寄せて、知らず知らず、小野一族・和邇一族がこのエリアを固めてると、

a.信じるか信じないかはあなたしだいです、



b.そうこうするあいだに、JR小野駅をすぎて、真野浜(マノハマ)水泳場へやってきました、

a.5月30日なのに、もう海パン姿の子供たち、元気やな、

b.正面はおなじみ近江富士、その右にびわ湖大橋の端っこも少し見えてる、

a.ここまで来ると帰ってきた気分、

b.でも、住んでるのは京都嵐山じゃ、

a.そうなんだけど、このへんは何度も来て10年近くになるから、すでにこっち側なんや、

b.ところで、道の駅「びわ湖大橋米プラザ」は長距離トラック、多いっすね、

a.平成の宿場なんだなあ、長距離トラックのベテランドライバーは、ほとんどずっと愛車の運転席で人生を送るそうだ、

b.「奥の細道」のはじまりの一節にあったなあ、「舟の上に生涯を浮かべ、馬の口とらえて老いをむかえる者は、日々旅にして旅を栖(スミカ)とす」、

a.じゃあ次のお題、この芭蕉の一節に少し手を加えて、俳句を作ってください、はい、キクチャン、

b.木久扇一門(キクオウイチモン)、現在、宇宙人のお弟子さんを募集中です、ご希望の方はこちらまで、なお合い言葉は「竹やぶ焼けた」、「竹やぶ焼けた」です、ふるってご応募お待ちしてます、

a.お題と関係ねえじゃねえかよ、山田君、キクちゃんの三枚持ってって、他にだれか、はいどうぞ、

b.「つづく旅 MYトレーラー 道の駅」、

a.この道の駅くるといつも思うけど、トイレが超広いんだ、しかもふたつ並んで、どうでもいいことなんだけど、

b.やはりバス何台も連(ツラ)ねた団体客がトイレ休憩することを想定してるんすね、

a.見慣れた場所に帰ってきたら、気がゆるんで疲れてきた、

b.じゃあコンビニで何か買って「びわ湖地球市民の森」のあずま屋で休憩しましょう、

a.それがいい、

b.でも、しんどかったら、わざわざ、びわ湖大橋渡らんとJR堅田駅から輪行しても良いのに、

a.そうだなあ、でもきっと、あのあずま屋が俺を呼んでんだ、それに飲み食いやストレッチしたら、まだぜんぜん平気だし、もう橋わたったし、あとはド平坦(ヘイタン)だし、

b.どの駅から輪行するんですか、

a.決めてない、野洲(ヤス)か守山(モリヤマ)か栗東(リットウ)、そのへん、

b.それでは参りませう、

a.まだ3時か、



b.「風に鳴る小さな音符、田に植えて」、

a.最近は麦の畑も多く見かけるようになったな、



b.また稲と異なった乾いた魅力がありますね、

b.さて、栗東の駅から輪行して、ふたたび桂離宮の少し北、最初の写真の地点にもどってきました、

a.朝8時前にここ写して、現在は夕方の5時、9時間たつのか、



b.手前は植えたばかりのシソ畑、左奥に見える空色の橋は、

a.日本海に向かって丹波の山並みをぬう国道9号線、クルマひっきりなしの道だけど、静かやなあ、こっから見ると、


2013年06月17日

波音を左に聴いて南下する

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b.ところで、この絶景の林道、名称は?

a.正式には「鵜川村井林道」って言うんだが、なんとも無愛想、新しい名前を考えよう、

b.それにこの立派な峠にも名前つけたい、

a.何峠にしようか、

b.峠の両側で棚田とびわ湖がつづけて見晴らせる峠、

a.そういう意味では、回り舞台のようにがらっと景色が一転する、

b.一転峠、これだと、チャリンコ転倒しそうやな、

a.もともと国道を避けて迂回(ウカイ)した道、ふもとの集落は鵜川(ウカワ)っていうから、響きも近いし、両者かけ合わせて「鵜回(ウカイ)峠」でどうだ、

b.じゃあ道も「鵜回林道」、とりあえずこれで行きましょう、

a.この鵜回林道、1990年代は土の道だったそうだ、

b.舗装しないと雨で道が掘れて使えなくなるのかなあ、

a.おかげでツルツルのスリックタイヤでも安全スムーズに走れる、

b.しかし、こないだ走った奈良県吉野あたりの山とまったく異なるふんいき、

a.びわ湖が見えるしなあ、

b.それもそうですが、それ以上に何ていうか、人の気配がしないっていうか、ヒトの歴史というフィルター無しで、いきなり自然に向き合うような、心細い感じ、

a.この林道も山をそうとう削りこんで道幅広げてるしな、昔あったかもしれない細道のイメージはぜんぜん無い、

b.吉野あたりだと、平安時代からすでに、ヒトと山が深くつき合ってたから、どこ走っても人の気配が漂ってるけど、それがない、

a.道にもそれぞれ個性があるんやなあ、

b.と、ようやくふもとの鵜川地区に降りてきました、



a.何かほっとする、久々に人の気配がして、「水田の足あと見つめ安堵(アンド)する」、



b.びわ湖の対岸、右手にうっすらこんもり見える丘、あれは6月10日のブログで話題になった岡山ですか、標高102m、かつて小島だったという、

a.そのようでござるな、ココからだと湖岸道路の混雑ぶりも嘘のようだ、

b.よく見ると、左手は島のようですね、

a.びわ湖に浮かぶ島々でいちばん大きな沖島(オキシマ)、小学校まであるんだぜい、湖に浮かぶ島に人々が住むのは、世界的にも珍しいそうだ、



b.「水田と湖水と青空あるばかり」、

a.まんなかの木の右下に釣り人が点のように、

b.手作り感のある石組みの用水路もいい、

a.このあたりは山が迫って土地が狭いけど、国道161号線とそのバイパスがあるおかげで、この水辺の細道は静けさを保ってる、

b.林道くだったあたりはまだクルマとすれすれの歩道だったけど、JR北小松駅の手前から道が分かれて静かになった、この先もこんな感じですか、

a.JR蓬莱(ホウライ)駅で国道を渡るけど、ちょっと工夫すると、また国道わたり返して、なんとか和邇川(ワニガワ)の先まで古き良き道をたどれる、今回はすんなり線路ぞいを進むけど、



b.「びわ湖レイクサイド自転車道」か、道幅たっぷりしてますね、案内板も充実してらあ、

a.びわ湖周辺を走るといつも思うけど、旅人にとても優しい、いつもどことなく歓迎されてる気分なんだ、きっとそういう土地柄(とちがら=その地域の持ち味)なんだろなあ、



b.さびれた仕出し屋さんの前に立派な石碑が、

a.かつてここにそびえていた榎木(エノキ)の記念碑らしい、よほど人々から愛されてたんだな、

b.ここから峠を越えて京都の大原三千院方面にも行けるから、昔から重要な分岐点だったのか、

a.「街道の分かれの榎木(エノキ)石となり」、

b.もしかして、ここから右折して大原三千院へ山越えっすか、

a.まさか、もう峠は足が満腹でござるよ、

b.ああ、ほっとした、


2013年06月16日

林道を登り見晴らす棚田かな

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b.林道で山越えるって、どれくらいの峠なんすか、

a.今いるのが160m、峠は550mだから、400m登れば10mお釣りがくる、

b.何度も聞きますけど、なにが楽しいんすか、こんなきつい坂、のろのろと息切らして登って、

a.確かになあ、何でやろ、やっぱり山歩きとか好きなんかなあ、自転車こぎながら同時に山歩きしてる感覚も味わえて、一挙両得なんで、

b.山歩き自体はやらないんすか、

a.いちいち、あいさつすんの、おっくうでなあ、道の選択肢もそれほどないし、移動距離も景色の変化も限られる、もちろん自転車じゃ得られないスゴい感動があるだろうけど、自分にはチャリンコが向いてんだろなあ、けっきょく、

b.ロードバイクは乗らないんすか、

a.50も半ばのオイチャンの足だと、ちょっとした峠でもマウテンバイクのギア比じゃないと難しい、それにロードバイクの細いタイヤは硬いから路面の振動がモロ来るし、早くすり減るから維持費もかかる、クリート(=ペダルに靴を固定させる金具)もMTBよりデカいから、歩くとき不自由でしょうがない、

b.でもかっこいいでしょ、ロードバイクって、単純に速いし加速もいいし、外見スリムだし、

a.憧れはあるけど、やっぱり自分には必要ないなあ、体力あるカッコ良い若者に、そこはお任せしよう、

b.ところで、このブログでは折りたたみ自転車を押してますが、じっさい乗ってるのは、

a.折りたたみじゃない、2台を交互に乗ってるけど、1台はリジッドフォーク(サスペンション無し)のマウテンバイクにツルツルのスリックタイヤ、もう1台はロードバイクより太いタイヤがハマる、シクロクロスのフレームに前後ともマウンテンバイクのギア比、

b.でも、ツルツルタイヤの街乗りマウンテンバイクって何か格好(カッコ)悪いような、

a.でも、外見はともかく、これほどオールマイティーな自転車はないんだ、乗り心地はいいし、悪路もアスファルトも十分対応するし、安定感抜群だし、壊れにくいし、タイヤは長いこと減らないし、ギア比は足に優しいし、ブレーキはがっつり利くし・・・時速40キロ前後で走り続けるならロードバイクだろうけど、こっちは景色見ながらのんびり走るわけで、

b.じゃあなんで、折りたたみ自転車を押すんですか、

a.他の地域は詳しくないけど、近畿地方に限って言えば、鉄道網が張り巡らされてるから、輪行に最適なエリアなんだ、だからとにかく輪行に最適なチャリンコということで、気楽に折り畳める自転車をすすめようと思った、琵琶湖ひとつとっても、JRがぐるっとサポートしてくれるし、新幹線なら京都〜米原がわずか20分、琵琶湖を一日で走りきるような特別な体力も根性も必要ない、しんどかったら近くの駅から帰って、また次の週やって来たらいい、週末、JRにチャリンコと好奇心、そしてほんのちょっとの体力を乗せるだけで、信じられないほど世界が広がっていく、これはクルマでも歩きでも不可能なチャリンコだけの特権なんだ、

b.なるほどねえ、ところで、すっかり長話してしまいましたが、ココはどこです?、棚田にキレイな花が咲いてますが、



a.林道の入り口付近、だいぶ目線も高くなってきた、

b.そこから、きつそうな坂をほぼ登り終えた30分後、



a.さすがにながめ良いな、

b.奥の方に見える「畑(ハタ)」集落が日本の棚田100選に選ばれてますね、

a.滋賀県じゃココだけか、貴重なエリアなんだなあ、

b.ちなみに、手前の棚田は大きさもそろってるし、角がカチっと直角で新しい感じがする、

a.機械を入れて作業しやすいよう工夫されてるのかも、よく分かんないけど、

b.こうやって上から眺めると、さっき登ってきた鴨川が細い森のようだ、



a.もうココまで来たら峠は目前、あとは足を止めて、涼しい風を浴びながら琵琶湖へ下るだけ、足軽気分から一転、殿様気分じゃ、

b.峠を下り始めてさっそく、広々と琵琶湖のながめにござります、殿(トノ)

a.向かいの山は何と申すか、



b.彦根市の南、びわ湖のほとりにポツンとそびえる荒神山(コウジンヤマ)284mにござります、

a.うむ、びわ湖の湖面が海抜85mゆえ、ふもとから頂上まで約200m、ちょっと平地に飽きたとき登るにちょうど良い高さじゃのう、

b.じゃあ次の旅路はおそらくあの山のあたりとか、

a.うむ、近江はいずこも遊び場、遊び場だらけじゃ、

b.び場び場、でございますね、

a.はあ、ビバビバ、ノンノン、

b.ハッ、ビバビバ、ビバビバ、


より大きな地図で 鴨川上流からびわ湖へ林道越え を表示



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