アトムのプロトタイプともいえるA106というロボットを中心に話が進む。
アトムの前史という立ち位置のため、天馬、お茶の水の他に、若き日のヒゲオヤジ、およびサルタ、他何人かのキャラが登場している。
世界観
アトムの前史ということで、未曽有の災害からの復興として多数のロボットが普及した時代。AIロボットの開発も本格化しており、練馬大学には7つの研究室でAIロボットの開発が行われている状態。
具体的な西暦とかは不明、というか書いたらややこしくなる。
あらすじ
ベヴストザインというAIシステムを搭載したロボットを開発する若い2人の天才「天馬午太郎」と「お茶の水博志」、そして新型A106をつくりあげるが金がない、そのためバイトを入れたのだったが、遅刻しかけてしまう。お茶の水は先に出て、天馬は後から行くことになった。そこで練馬大学の中でも最大の天才、堤茂理也の乗る車いすと衝突してしまう。そこで堤茂理也およびその妹堤茂斗子と知り合うことになる。天馬はというと6に着ぐるみを着せて自分の替え玉としてバイトに出すのだが、そこでパレードのロボットに事故が起こる、それを察知した6は発火したロボットを消火していずこかに去っていくのだった。天馬はその様子を見て満足気。
しかしなかなかベヴストザインは理解されず研究費も不足、そんな中、お茶の水の妹蘭が変質者に襲われる事件が起こるが、6の介入もあり助かるのだった。そして茂斗子もお茶の水にちょっかいを出すうちにいつの間にか7研に出入りするようになり、またパーツ狙いで7研および周囲のスクラップ置き場に出入りする蘭も半ば7研のメンバー状態となり、さらに探偵として現れた伴健作(ヒゲオヤジ)およびその息子の伴俊作(のちのヒゲオヤジ)もかかわるようになっていく。
7研は研究費不足を補うために学際で6によるうどんやを開いて成功させるなど、徐々にまとまっていき、6のベヴストザインも徐々に成長していくのだったが、そこにロボレスへの招待が…。
登場メカ
アトムの前史という扱いの話なので、一応アトムの過去のロボットという扱い。がデザインがむしろ現代のものになっているので、やや面倒なポジションといえるかも。
A-0シリーズ
7研でお茶の水および天馬が開発しているロボットのシリーズ、厳密にはロボットのナンバーというよりはAIのナンバーといった扱い。
天馬は最強、神のロボットを作り、お茶の水はあくまで友達ロボットを作ろうとしていたのだが、結果的に目的は同じくAIの改良にあったため、7研はまとまっている状態。
A101
初期型のAI、古いため性能は低い。PC内に存在し、7研の管理を担当している。が管理しきれているかは微妙。
A102(二郎)
カメラ付きのドローン。A101とともに7研のセキュリティ担当。
A103(コブくん)
蛇型ロボット、出番は少ない。
A104(ポチ)
犬型ロボット。
A105(チョロギ)
正体不明、7研の黒歴史として封印されている。何やら冷蔵庫っぽい外見をしている。2人はこれだけは絶対に人前にさらしたくないらしい、逆に気になる。
A106
読みはエーテンシックスだが、A(ア)10(ト)6(ム)でアトムと読めるようになっている。アトムの原型ともいえるロボット。馬力は1000馬力と大型トラック2台分だが、アトムの100分の1。
ベヴストザインという7研が開発中の新型AIを搭載しており、学習を続けるために天馬らによっていろいろな仕事を回されている形である。
自己判断ができるようになっており、何かありそうだと自己判断で救出作業などを行えるようになっており、様々な経験を積むうちに徐々に「アトム」の片鱗が見え隠れするようになる。しゃべり方はかなりロボット的なしゃべり方をする。
天馬によって7つの力を搭載されかけたりしているが、結局未遂に終わっている。装備は高速ビートパンチとブーストジャンプ、高速ビートパンチはうどん打ちにも使われている。
後半になるにつれて徐々に自我のようなものが芽生えていき「対話」と呼ばれる超単距離通信を行うようになるのだが、基本的にAIの性能が低いロボットは対話を理解できず、唯一理解したマルスはくだらんとわずかな通信を返したのみ。
A107
最終話現在開発中の新型、7開発に夢中になり6のスクラップを主張した天馬どころか修理を主張したお茶の水すら6の修理を放置していた。
ロボレス
マルス
謎の美人ロボット開発者Drロロのロボット。ロボレスに参加して優勝した経験を持つ。人間サイズのロボットであり、今までのロボレスの大型ロボット路線とは全く違う。開発中のゼロニウム合金(軍用)が使われており、事実上軍事産業のデモンストレーション用のロボット。実は話の前半に暗躍し、蘭を襲撃した変質者の中身である。
高度なAiシステムも搭載されており、6の対話を受信し反応している。
モヒカンバッソ:大石リンダ
ロボレスの初戦の相手。第一世代型。アンテナであるモヒカンを6に外されて機能停止。
ギガトンハンマー:顎岩ガンジ
ロボレスの2回戦目の相手、第二世代型。6によりエンジンを切られパイロットがロボット外に連れ出され機能停止。
バルザックK‐3
ロボレス3回戦目の相手、第一世代型。制御用のケーブルを抜かれて機能停止。
デットリータウロス:猪突タケシ
バトルロイヤルの参加者。マルスに即効破壊される。
ドラムショルダー
山田とゆかいな仲間たちのロボット。バトルロイヤルでマルスに破壊された挙句頭部を投擲武器として使われAIも破壊された。6が対話を行ったが理解できていない。
ヘルシザー
バトルロイヤル参加。第三世代型。マルスによってスクラップになるが、肝心のオーナーサルカニッセンは喜んでいた。
その他
TERU姫
お茶の水蘭らのメンバーが高校生のロボコン用に開発したロボット。全身がサスペンションのような柔軟な構造をしているが、その柔軟性と予算不足故に耐久性が低く、結果動けば動くほどガタが来てサーボモーターに負荷がかかってしまう。蘭以外のメンバーがこっそり可変機構をつけていた。
マリア
メカシティの司会。上半身人間型下半身蜘蛛型のアラクネ風のロボット。
感想等
天馬(まだ博士ではない)、このままどこへ行くんだろうか、最終的に行き着く先は大体決まってるのですが。あとあの若いヒゲオヤジ(俊作)がどうやってあのヒゲオヤジにつながってくんだろうか、天馬お茶の水はすでに片鱗があるが、ヒゲオヤジは片鱗すらない状態からどうやってヒゲオヤジになるのか。
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