OPが微妙に現代風アレンジが行われている、いくつかの設定変更などが行われている。
また原作を書かれてから時代が経過しており、2030年という設定になっている。
話はsf的な切り口で書かれており、人間並みのロボットが現実化した世界という形をとり、ロボットがいるとどうなるって形で話が作られおり、ロボットの権利運動や、ロボットにより仕事を奪われた人間、人格を持ったロボットだが登録解除であっさりスクラップ工場行きなどといった話がいろいろ出てくる。
また原作が古く、多くの漫画の原点になった漫画なので、話の基地口、テーマが多岐にわっている。スタッフに関しても多岐にわたっている。
手塚治虫作品ということで、手塚作品から様々なゲストが登場している。ブラックジャックなんかも登場している。最終回に至っては手塚本人が実写で登場している。
あらすじ
天馬博士の息子トビオは交通事故死してしまう。それを悲しんだ天馬博士はロボットトビオ(アトム)を作るのだったが、アトムは無許可での製造だったために日本にはいられなくなり、アメリカへ向かう。然し出来立てロボットであるアトムは力を制御できず、トラブルだらけであり、天馬博士は怒る。そして博士の元を去ったアトムはサーカス団に目をつけられてしまうのだった。
そのころアトムのデッドコピーであるアトラスは悪事の訓練を受けていたが、アトムの乗っていた船を襲撃、アトムと戦いになる、アトムはエネルギー切れで倒れるが、アトラスはリビアンの弱いものを傷つけないでということを思い出し、アトムは見逃される。然しサーカス団につかまり連れ去られてしまった。そのころリビアンはワルプル・ギス男爵の彫刻を破壊し
そしてアトムはサーカスで働く羽目になったが、サーカスのスターロボットが事故で壊れてしまう、その代わりに空中ブランコを成功させたアトムは、お茶の水博士とサーカスの同僚の力によってサーカスを離れることが出来、そのままお茶の水博士の世話になるのだった、そして名前もトビオからアトムへ改名する。そしてアトムは小学校に入るが、ロボットの同級生に対する反発は大きかった、しかし同級生を救出するなどの活躍によりクラスメイトと認められていくことになる。その後親がいないアトムに対してお茶の水博士は両親を開発するが、アトラスが再び現れ両親をさらっていくが、何とか取り返す。そしてお茶の水博士がプレゼントしてくれた家で両親、愛犬、その後加わった妹のウランとともにアトムの生活が始まるのだった。
その後もアトムはロボットにかかわる事件を解決し、人間とロボットの共存のために戦っていくことになる。その中で幾度となく現れるライバルであるアトラスや、ロボットを破壊するロボットプルート、惑星改造能力を持つロボットガロンなど様々な敵と戦っていくことになる。
登場メカ
人間並みの高性能AIを搭載したロボットがいる社会、それゆえに問題も多数発生している。ちなみに30年前に
アトム
天満博士が息子トビオの代わりに作ったロボット、ただロボットサーカスに騙されてロボットサーカスに連れていかれてしまう。がお茶の水博士やサーカスのロボットの協力でサーカスをやめることに成功し、お茶の水博士のところで生活することになり、ロボットにまつわる様々な事件を解決していくことになる。
本来の名前はトビオであり、アトムの名前はお茶の水博士にもらった。
アトムの両親(エタノール、リン)
アトムの両親なのだが、アトムの後にお茶の水博士がアトムの両親が必要だと考えて両親ポジションとして作らただけで、アトムより年下である。ややこしい。
大人ロボットであるが、出来立てで新しいロボット故なのか、一応大人であるがその割に知識や認識が危ういところがある。
ウラン
アトムの妹、天真爛漫トラブルメーカーというポジション。なおコバルト(兄or弟)は未登場、残念。
アトラス
開発はワルプル・ギス男爵によりアトムの設計図を基に作られたロボット、男爵が開発したΩ因子を搭載されている。本来ロボットは人間に逆らうことが出来ないのだが、アトラスはΩ因子の効果により、人間に逆らったり攻撃したりすることが可能になっている。
本来アトムと同じ子供型ロボットだったが、途中で体を自力で作り変えて大人の姿になっている。神にも等しいと豪語し、様々な発明を行っている。
リビアン
ワルプル・ギス男爵のメイドロボだったが、ワルプル・ギス男爵に破壊される。アトラスに親切だったため、アトラスはリビアンに対し特別な感情を抱き、ワルプル・ギス男爵の元を離れたアトラスによって修復される。その後はアトラスの傍らにい続けるが、アトラスのやる事自体に賛成というわけではなく独自に行動することも多い。
ダムダム
火星開発用のロボットであり、中性子ビームを装備して多大な成果を上げていた。が地球に来る際にお茶の水博士が危険だと中性子ビームの搭載している首を外して隠してしまう。そして首を取り返そうとして暴れまわり、最後は首を確保したアトムから首を取り返そうとして壊れる。
プルート
アトムのロボットの中でも有名なロボット。サルタンの道楽で世界最強のロボットとしてアブーラ博士に作らせた。100万馬力である。アトムを含む7体の強くて有名なロボットと戦うことになる。
ボラー
アブーラ博士が製造したプルートを上回る200万馬力のロボット。プルートを倒したもののアトムに敗北。
ガロン
有名なロボット。間違って地球に不時着してしまった。もともと住んでいたのはプラチナで覆われたアンモニアなどで構成された惑星で稼働していた模様。暴走したがアトムの命令によって1分だけガロンの周辺だけ重力をガロンのいた星と同じにしたため、気流が発生し宇宙まで吹っ飛ばされた。
群体ロボット(名称不明):アトム
アトムが雹のような群体生命体と戦う際に、ロボットのエネルギーを吸う生命体に対して、エネルギーを吸われてもすぐに機能停止しないように大量のロボットの協力を得て作ったロボット。大量のロボットが群体として集まっている、搭乗式でアトムが操縦。
ゼウース
ロボット暗殺用ロボット。イケメンのためウランが惚れる。
ニョーカ
アトムの初恋相手。アトムのプロトタイプの設計図を盗み出したグロッタ共和国によって製造されたロボット。ロボットの友達がいないことを嘆き、アトムと友達になりたいといい、アトムの設計図奪還の協力をするが、体内に搭載された中性子爆弾を起動されてしまう。
アトムのプロトタイプのコピーの為か、アトムとはパーツの互換性があるらしく、ニョーカの形見である足はアトムがニョーカを忘れないためにアトムの足と取り換えられている。
感想など
SF的な切り口、多岐にわたるテーマが魅力の作品。とにかくロボットという一つのキーワードを軸にいろいろと思いつ限りの話をやっていこうという姿勢で魅力あり。
とはいえ、テーマ性が果たして面白さとどう因果関係があるのか、果たして広範囲のテーマを扱うことが子供番組としてどうか見たいな事も考えさせられます。
今となってはこういった広範囲のテーマを扱う作品はほぼなくなったため(というか80年代の段階ですでに少数派)、ある種今とは違った趣があります。
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