2008年11月23日
ギムネマ
ギムネマ
1.ギムネマとは
ギムネマとは、中国南部、台湾、インドなどに分布するガガイモ科の常緑つる性植物です。正式な学名は、ギムネマ・シルベスタ(Gymnema sylvestre R. Br.)といいます。
ギムネマの葉の抽出物には、甘味と苦味を麻痺させる作用があることが知られています。なお、酸味や渋み、辛味には影響しないそうです。 現地では、主に糖尿病の症状に対して古くから使用されてきました。糖の吸収を抑え、食後の血糖値を抑える働きが期待されています。
2.成分
主な成分はギムネマ酸で、これが甘味と苦味を味わう能力を阻害する働きがあります。ギムネマ酸は小腸でのブドウ糖の吸収を抑制し、またすい臓のβ細胞(インシュリンを分泌する細胞)の成長を刺激する働きもあるようです。
3.安全性
インシュリンや糖尿病治療薬を使用している方は、併用すると血糖値が下がり過ぎる可能性があるので、医師との相談をお勧めします。また、大量に摂取すると下痢をすることがあるようですので、注意が必要です。
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