2019年02月06日
エコロング肥料の効果について検証してみた
1.はじめに
観葉植物の栽培には,肥料はジェイカムアグリというメーカーの「エコロング」という製品をメインに使っている,エコロング肥料自体については,以前,別記事でまとめてあるのでそちらを参照して欲しいのだが(当記事の最後にリンクを掲載),今回はエコロング肥料の効果を検証してみた
2.エコロング413-180とは
エコロング肥料にはいくつか種類がある,私がメインで使用してるのは,エコロング413という製品で,窒素,リん産,加里がそれぞれ14%,11%,13%含まれている,また肥料が効き続ける期間別に5種類があるが,私は180日効き続けるというエコロング413-180という製品を使用している
3.エコロング413-180の効果を検証
検証には,アガベの中でも成長の遅いアガベ・ポタトラムの「王妃雷神」の斑入種を2株を用いた,いずれも同じ親株からかぎ取った子苗である,下の写真のように株の直径がだいたい4cmくらいの苗である,この2つの苗を8月上旬に観葉植物用の市販用土を用いて4.5号鉢に鉢上げした
その際,片方にはエコロング413-180を40g施した,下の写真が40gのエコロング肥料だが,これだけの量を4.5号鉢に施用することは,通常はあり得ないのだが,結果がわかりやすいように,またこの40gという量が王妃雷神の生育を阻害するのかどうかも見たかったので,極端な量を施用してみた
鉢は玄関の軒下に置いて管理した,ここは屋外だが直接的な風雨にはさらされないし,また日光は比較的よく当たる場所である,温度管理については成り行きだが,水管理は全て私が状況に応じてかん水した,ということで庭先で風雨にさらされているものに比べたら,多少良好な環境と言える,
4.6ヶ月経過後の状況と考察
年が明けて2月,約6ヶ月後の状況が下の写真である,6ヶ月と言えばエコロング413-180の肥料の効果が切れてくる180日に相当するわけだが,生育に差がついていることが解ると思う,観葉植物用の用土だけの場合株径が約6cm エコロングを追加した方は株径約8cmに成長している
意外と差がついたというのが本音である,また4.5号鉢に40gの肥料でも,エコロングは肥料が一気に溶け出さないため,肥料焼け等を起こしにくい点も確認できた,ただこれは生育が緩慢な王妃雷神だったからかもしれない,肥料吸収能力が高く生育の早い植物は障害がでる可能性もある
5.おわりに
今回の検証については,単に肥料を沢山与えた方が大きくなったというだけだが,たぶんロング肥料ではない通常の化成肥料を4.5号鉢に一度に40gも与えたら生育に支障を来すと思う,そういう肥料を数回に分けてチマチマ追肥していく方法も無いわけでは無いが,面倒な作業には違いない
とりあえずエコロングを植え付け用土に混ぜて使用すれば,半年は追肥とか特に考えなくても良いわけだから,観葉植物のような年中生育を続けていく植物には,使いやすくて便利な肥料と言える,なお購入方法やスーパーエコロングとの違いなどは下記の関連記事を参考にしてほしい
6.関連記事
◆観葉植物の植付け用土や鉢物等の追肥に最適な肥料「エコロング」(詳細は→こちら)
◆被覆肥料の「エコロング」と「スーパーエコロング」の違いは何か?(詳細は→こちら)
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